Mickey-sonのホーム→山の部屋→登山の記録→兵庫県→小谷城跡、愛宕山
地図でコースを見る 所要時間 4:50 水平歩行距離 8.8Km 累積標高は±630mH
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【日 時】 | 2024年1月14日(日) |
【山 名】 | 小谷城跡 218mH 愛宕山 316.0mH |
【山 域】 | 兵庫県加西市 |
【天 候】 | 晴れ |
【メンバー】 | Mickey-son 1名 |
【コース 】 | 畑町公民館(85mH)10:00→陽松禅寺(85mH)10:15→砂防ダム前(120mH)10:20→小谷城跡(218mH)10:30~10:55→小谷城西登山口(200mH)11:15→八幡神社T字路分岐(225mH)11:20→265ピーク11:35→T字路分岐(市道へ?)(290mH)11:45→丸太ベンチで昼食(310mH)12:00~12:50→界石(300mH)13:05→288ピーク分岐(320mH)13:10~:20→337ピーク13:30→愛宕山頂上(316.0mH)13:35~:50→高峰神社分岐(280mH)13:55→畑集落分岐(220mH)14:05→スラブ露岩(200mH)14:10→行者堂?(180mH)14:15→薬師堂(140mH)14:25→高峰神社防獣ゲート(120mH)14:35→自転車で移動→小谷区公民館(85mH)14:50 |
加西市の畑町にある小谷城跡から以前に立ち寄ったことのある「愛宕山」に向けて縦走する。先ずは自転車を下山予定の「高峰神社」付近にデポしてから小谷城跡の南側に位置する小谷区公民館の広い駐車場に車を止めさせてもらいスタート。駐車場から山の方を見ると何やら大きな看板風のものが見えている。そこが小谷城跡であろう。ここの駐車場は小谷城跡登山者にも開放されているようだ。天気は無風の快晴🌞。
案内標識に従い生活道を北に向かい進んでいくと小谷城の城主・赤松祐尚が建てた禅寺「陽松禅寺」が現れ、右手に回り込み、その鐘楼の横から城への遊歩道が始まる。丸太階段が設置された斜面を登ると上流には立派な砂防ダムがある池に出て、その外周に沿って進むと小谷城に仕えていた家臣の墓やお寺の住職のお墓(卵塔)や多数の一石五輪塔と蓋付五輪塔などがある。その先の赤松祐尚の墓の横にある防獣ゲートを抜け、右に曲がり丸太階段で山の中へ入って行く。本日は暖かいのでこの辺りから防寒着、手袋は必要なくなる。
丸太階段をしばらく登っていくと正面上方に駐車場から見た大きな看板と段々状の開地が現れる。まずは「四の丸」の札が立った削平地で、次に大きな看板がある所は「三の丸」、その一段上には「二の丸」、東屋がある「本丸」と進んでいき、山頂に辿り着く。城の面影は全く感じないが南側の展望はすこぶる良い。眼下には加西市街を望むことができ、その先には加西アルプスの善坊山、笠松山がその奥には加古川の城山(中道子山)見えている。遠くには明石海峡大橋の鉄塔もかろうじて見えている。
小谷城跡 の説明
五つの郭跡の削平地が階段状に並んでいる。一番東の山頂に一の郭(主郭)があ り、この五つの郭を空堀と土塁が取りまいている。その下に堀切・土 塁、二本の竪堀状のものが
二つある。また西へ二の郭 ・三の郭・四の郭・五の郭と分れ、四の郭と五の郭の間には堀切が一本入っている。
城跡の東端には市道「栗田・鴨谷線」へのしっかりした下り道がある。西端まで戻り、「西小丸跡」に設置されている市道「小谷・若井線」と書かれた道標が示している方向に西進する。ここからも道は整備されてロープ手摺りも設置されている.。堀切を木道で渡り、多少のアップダウンを繰り返して3つのピークを過ぎると防獣ゲートが現れ、「小谷城入り口」の標識がある舗装路に出会う。ここが西側からの小谷城跡への登山口となっている。舗装路の対面にマーキングテープと小さな「深山」への道標が付けられているので横断してそちらに向かう。
急斜面を登りきるとT字路の尾根に出る。道標が設置されており、左は「八幡神社」や「乳の井戸」へのしっかりした下山道で「深山」へは右に折れて尾根筋で愛宕山を目指す。しばらくは左側に植林帯を見ながらの歩きとなる。巻き道が現れるので一瞬判断に迷う。折角と思い265ピーク道を選択するも歩く人が少ないせいか低度の薮となっている。ピークは展望も無く地籍石が在るだけなのでハイキングの人は巻き道を選択する方が良いだろう。ここを過ぎてもピーク毎にこれを避けるための巻き道が度々現れるので判断に迷う。
再びのT字路の分岐になり別尾根に出るので左に折れる。右の道もしっかりしているので多分、市道「栗田・鴨谷線」に下るのだろう。樹林帯をしばらく登っていくと右側(東側)の視界が広がっている。東斜面の木々が伐採されているためであるが約4年前に愛宕山に立ち寄った時も伐採状態であったがその作業が少しづつ南下しているようである。次のピークで丸太ベンチがあったので北東方面の山々を眺めながら例の飲み物で喉を潤して即席麺で昼食とする。即席麺🍜は寒い季節には体が暖まるのでぴったりだ。
小谷区公民館前駐車場→ | 陽松禅寺→ | 池を回り込む→ |
真新しい砂防ダム前を通過→ | 整備された登山道→ | 小谷城址の大きな看板→ |
小谷城跡からの展望→ | 東屋がある小谷城の本丸跡→ | |
虎口跡から西進→ | 木道で堀切を渡る→ | ロープの手摺りがある整備された道が続く→ |
西側登山口に到着→ | 市道小谷・若井線を横断→ | 急斜面を登っていく→ |
道標があるT字路に出る→ | 巻き道が現れる→ | 左側に植林帯→ |
地籍石が在る265ピーク→ | 再び巻き道→ | 別尾根に出て左に折れる→ |
尾根を登っていく | 北西の山々→ | 丸太ベンチで眺望を楽しみながら昼食→ |
展望は笠形山を含め北の山々の方面が望める。目を北西に移せば雪を抱いた山も見えている。その左には久しぶりに見る「深山」頂上にある紅白の電波塔(深山無線中継所)も見えている。昼食後の愛宕山までの行程は北東面の木々が伐採されているので景色を見ながらの尾根歩きである。
愛宕山までは少しきついアップダウンを繰り返す。途中で日光寺山もちらちらと見えだす。前回来た時もそうであったが何故か右側(東側)の木々を伐採してその跡地に松を植樹しているのか。先に進むほどに植樹した松が成長してきているので展望が悪くなってくる。その内、全く展望が無くなるであろう。残念だなぁ。道右手には伐採された木々の残骸やこれから設置される階段用の丸太があちこちに置かれている。
左右に分岐道を見てから門のようになっている岩が現れる。「ゆるぎ岩」とよく似た感じの岩である。右の石の側面には「界石」と「明治2年5月?」が赤文字で彫り込まれている。その先で左にピーク337手前の巻き道を見てピークへ。ここからは深山から日光寺山にかけての山々を望むことができる。次のピーク337手前では今度は右手に巻き道が現れる。
愛宕山はベンチが一つあるだけの何の変哲も無い狭い頂上であり、銘板も見かけないし展望も無し。何故ピーク337が「愛宕山」でないのかと不思議に思われる場所である。ここから直進すれば以前に歩いたことのある「深山」や「ゆるぎ岩」方面の道となるので今回は別ルートとしてここから左に折れて高峰神社方面に下ることにする。
道はしっかりしていて丸太階段が設置されている。やがて今回初めて見る立派な道標が現れる。右斜め方向は「奥山池」、左斜めは「高峰神社」と指示されているので左へ。次に現れた分岐道標は左手は「畑町集落」、右手は「高峰神社」へと指示されているので左へ進んで行く。やがて上面が平らな大きなスラブ状の露岩が現れる(行者岩?)ので横を通過して振り返って見ると高さ3m位の断崖となっている。
やがてジグザグ道の横に石祠が続く巡礼道に変わる。要所なのか木製瓦ぶきの祠も在る。石祠を次々に眺めながら、行者堂?前を通過する。次に薬師堂となりその奥隣りには往時生活の跡がある朽ちた住居が続く。引き返し寂れた参道の階段を下っていくが里への出口は防獣フェンスで遮られ、扉は針金で硬く括られて出ることができない。仕方ないので来た道を戻って広場に出てここから反対側にあるもう一つの参道を下っていく。防獣ゲートを出て朝に留め置いた自転車に乗り換え、山麓の里道を走行していく。途中で谷町にある「乳の井戸」と八幡神社登山口の前を通過して小谷区公民館に無事に到着。
分岐 右は下り道 | 界石→ | 側面には明治2年5月?と彫り込まれている→ |
ピーク288への分岐を左へ→ | 南東の眺望→ | ピーク337手前のピークの巻き道→ |
ピーク337手前のピークからの北東の眺望→ | ピーク337頂上へ→ | ベンチが一つあるだけの愛宕山頂上→ |
高峰神社と奥山池との分岐で左へ→ | 木漏れ日がさすしっかりした下り道→ | 高島神社と畑町集落との分岐で左へ→ |
上面が平らな露岩→ | 石祠が続く巡礼道→ | 薬師堂と高峰神社との分岐で左へ→ |
石祠→ | 行者堂?へ→ | 行者堂?→ |
薬師堂→ | 長い参道階段を下る→ | 八幡神社からの登山口前を通過 |
今回のルートは小谷城跡と愛宕山手前の稜線歩き以外、多くは樹木に囲まれた道で展望個所は少ない。マーキングテープは適度にあり、道に迷うようなところは無い。
陽松禅寺にはトイレがある。