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所要時間 6:10 水平歩行距離 7.7Km 累積標高 ±980m
【日 時】 | 2021年1月31日(日) |
【山 名】 | 那岐山(なぎさん なぎせん) 最高点 1255mH 三角点 1240.3mH |
【山 域】 | 岡山県奈義町(氷ノ山、後山、那岐山国定公園) |
【天 候】 | くもり時々晴れ |
【メンバー】 | あや、のむ、いな、Mickey-son 4名 |
【コース 】 | 第3駐車場(540mH)09:40→B、C登山口(590mH)09:50→B、Cコース分岐(605mH)09:55→緑の広場(林道出会)(700mH)10:10→大神岩(990mH)11:15〜11:20→1079ピーク11:35→8合目(1120mH)11:45→須佐之男命の岩(1160mH)12:00→那岐山三角点(1240.3mH)12:15〜12:20→避難小屋(1220mH)12:25→那岐山最高峰(1255mH)12:30〜13:10→Bコース分岐(1200mH)13:35→1201ピーク、東仙分岐13:40→8合目(1165mH)13:45→林道出会い(910mH)14:20→Bコース合流5合目(840mH)14:45→名木ノ城跡分岐(670mH)15:10→橋(610mH)15:15〜15:20→B、Cコース分岐(605mH)15:28→B、C登山口(590mH)15:30→蛇淵の滝(550mH)15:40〜15:45→第3駐車場(540mH)15:50 |
中国道の美作ICで下り、県道51号線で「那岐山麓山の駅」に向かう。最上部の第3駐車場まで行くが日曜日とあって満車となっており仕方なく道路脇に車を止める。周りには雪は全く無しで、予想外である。上空にはガスがかかっており、展望も期待できそうもない。気温2.5℃の中、スパッツを着けて出発。赤い鳥居がある蛇淵の滝への道を右に見てここから未舗装の林道を進むと右側にB、Cコースの標識がある(クマの出没警告板もある)ので小橋を渡って林道から外れ、次の標識で左側に折れる。更に次の分岐で左の大神岩”C”コースを石畳のような石が多い道を登っていく。右側は下山予定の蛇淵”B”コースである。樋のようになっている直線的な道は雪解けのために道はだんだん泥んことなってくる。
やがて林道に出会う。右に続く林道は「名木ノ城跡(なぎのじょうあと)」へと表示されている。直進して林道を横切り、階段をひと登りすると植林帯に入っていく。積雪は多くなってくるがまだ表面を覆っている程度である。道は九十九折の急坂に変化していくので着衣を調整して途中の道沿いにある水場でパイプから流れ出る水で一息入れる。念のためアイゼンを装着するが付けずに登っている人も見かける。早朝組がもう下りてきている。植林帯を抜け、周りに落葉樹や笹を見かけると梢越しにうっすらと下界が見えてくる。左側に大岩がある広場にでると神仏スポットの一つである「大神岩(おおみかみいわ?)」である。「大日如来」と「不動明王」の文字が岩に刻まれているらしいが雪で覆われてしまっている。大岩の先に出ると眼下に奈義町が霞んでいるが一望できる。
1079ピークを過ぎ、登り返すと今回初めて見かける8合目の標柱、神仏ポイント2の須佐之男命を過ぎると道はなだらかになり、だんだん積雪(10cm位)は増えてきて周りの視界が広がってくる。やや急な斜面を登ると、那岐山と滝山への分岐道標が立つ那岐山三角点峰にたどり着く。左先には休憩小屋があり、トイレもある。その先にはガスの合間に西に向かって「滝山」への縦走路が続いているのが見ることができる。頂上の北側には水場があるようだ。正面にはなだらかな容姿の那岐山の最高峰が見えている。
那岐山最高峰を目指す。少し下って行くと周りには枝に霧氷を着けた木々が増えてくる。気温は1.5℃である。登りになると右側に避難小屋があるので様子を見に行く清潔そうな部屋で3、4人が中で食事をしていた。広々とした那岐山最高峰に到着すると頂上には2つの標石があり白い色の方は新しく1255mと、黒い方は1240mと刻まれたており平成13年に測量して訂正したとも書かれている。ここで昼食とするが日も差してきて風もなく、ゆっくりとベンチで食事をとることができた。しかし360度の大パノラマではあるが遠望は効かないが残念である。のむさんが持ってきた美味しい甘酒を頂き、体が温まってくる。
蛇淵の滝の前を進んでいく→ | B、Cコースへ→ | CとBコース分岐→ |
雪解けで泥んこの山道→ | 緑の広場 林道を横切る→ | 植林帯に入ると雪が増えてきた→ |
植林帯を抜けると雑木林になる→ | 大神岩→ | 自然林の中 10cmぐらいの積雪→ |
ピーク1079で前方に那岐山が見えてくる→ | 神仏ポイントの須佐之男命が彫り込まれた岩→ | 笹原の中を最後の登り→ |
那岐山の三角点頂上→ | 三角点頂上から滝山縦走路→ | 最高峰を目指す→ |
振り返って那岐山の三角点頂上→ | 那岐山最高峰→ |
那岐山頂上から西から東側にかけての展望 |
蛇淵”B”コースに向けて出発する。下る途中からは左右のドウダンツツジの枝々に僅かながら霧氷が張り付いてキラキラ輝いている。美しい霧氷のトンネルを抜けていく。正面には1201ピークとその奥には雲がかかっているが氷ノ山、後山、日名倉山らしき山を望むことができる。鞍部になると右側に蛇淵”B”コースへの分岐が現れる。当初はここを下る予定であったが、谷筋の道であるのでそのまま直進して尾根筋ルートである菩提寺”A”コースに進み、途中から蛇淵”B”コースに合流するルートで下ることにする。積雪は深くなってくる。
1201ピークになると道は二手に分かれており左側は「東仙」コースであるが雪は新設で覆われており足跡が見られない。本日は誰も歩いていないようだ。右のAコース道に歩みを進め尾根道を下っていく。誰も足を踏み入れていない所を歩いてみるが気持ちがいい。適当にコースを外れて歩くが時折ズボォと足が嵌まり込んでしまう。Cコースも同様だがこAのコースにも8合目の標柱だけが立っている。
どんどん下っていくと林道に出会う。Aコースは更に正面に続いているが延々と階段が一直線に続いているのが見える。とても登っていく気にはならない。ここまで来ると積雪は少なく2、3cm位になる。案内に従い右に折れ、しばらく林道を下っていくと左側にBコースへの標識が立っており、ここから林道を外れ左に折れて植林帯の中を谷に向かって下っていく。
やがて本来のBコースの道(五合目)が右側から合流してくる。このコースの上部には「黒滝」があるがパスして更に下っていく。右手に深い谷を見ながら更に森林帯の中を単調な道をどんどん下っていくと分岐となり、直進する。右に曲がっていくと名木ノ城跡(なぎのじょうせき)となる。
ようやく谷にたどり着くと木橋が現れるので冷たい沢水で泥で汚れたアイゼンなどを洗い流す。谷を横断して緩やかに歩みを進めると往路のCコースと合流して登山終了。
振り返る→ | 霧氷のトンネルを抜けていく→ | 前方に1201ピークが、奥には氷ノ山と後山→ |
右にBコース分岐 直進する→ | 1201ピークの分岐で右側の道へ→ | 新雪の中を下っていく→ |
正面に慈母峰へのルートが→ | 東側の山々→ | A、Bコース分岐で右折→ |
Bコースは案内板に従い左へ折れる→ | 五合目でBコースに合流する→ | 谷が見える所まで下ってきた→ |
名木ノ城跡分岐→ | 谷を橋で横断→ |
帰り道で「蛇淵の滝」の観光に行く。滝の高さは20m余り、上の滝を男(雄)滝、下の滝を女(雌)滝と呼び、男滝には周り10数mの底の知れない滝壷がある。
蛇淵の滝→ | 蛇淵の滝の下流 |
今日は残念ながら雪の量が少なく少々物足りない登山であった。トイレは那岐山麓山の駅と第二駐車場と那岐山三角点にある。
所要時間 5:20
【日 時】 | 2000年10月8日(日) |
【山 名】 | 那岐山(なぎさん なぎせん) 1240mH |
【山 域】 | 岡山県奈義町(氷ノ山、後山、那岐山国定公園) |
【天 候】 | くもり |
【メンバー】 | 白馬夫婦、相良、Mickey-son 4名 |
【コース 】 | 第3駐車場(蛇淵の滝)09:00→登山口9:08→B、Cコース分岐09:11→緑の広場09:30〜35→5合目10:05→大神岩10:15→8合目10:30→三角点11:05〜12:00→那岐山12:10→Bコース分岐12:30〜45→西宇塚分岐→林道出会い13:10→菩提寺14:20 |
駐車場は3カ所あり、第1駐車場は登山口までの林道横に、第3駐車場はその上に、第2駐車場は少し離れて蛇淵の滝下流にあり、蛇淵の滝までには遊歩道が設置され、ちょっとした散策ができるようになっている。我々は天候が心配されるため一番上の第3駐車場まで行き、そこから登山開始とした。駐車場すぐ横にはその蛇淵の滝(555mH)があり、滝を鑑賞した後、登りはじめる。少し林道を歩くと登山の道標が見え、更に進むと右はBコース(2.9Km)、左はCコース(2.4Km)の分岐になる。左の道を取り、広々とした檜林の中を進む。10分ぐらいで林道を横切り、そのまま進むと森林に関するいろいろな説明看板が立っている緑の広場(730mH)に出会う。、林業について子供達が学習できるようになっている。ここまでの道は比較的なだらかな道で登山とっかかりにちょうど適している。
少し勾配がきつくなりやがて5合目(930mH)の標識をすぎると左手(南側)に少し視界が開けてくる。やがて前方に大きな岩が見えてくる。ここが大神岩(975mH)で少しよじ登ると眼下に下界が霞んで見える。ここからは登山道にしては道幅が広い稜線を緩やかに登り、8合目(1035mH)の標識を過ぎ、少し下ってまた登りになった後、短い岩場を登り切るとクマザサの道となり、前方に那岐山が見えてくる。
広々とした草原の三角点(1240mH)に到着したが低気圧のせいでかなりの風が吹いている。気温も13℃まで下がっており、展望小屋(トイレあり)が有ったためここで昼食とする。しかし 風が回り込んでくるため寒い。この小屋の西側には滝山への登山道、東側には西子塚下山コースが有る。滝山コースは展望の利く稜線コースで気持ちよさそうである。だんだんと雲が流れ少し視界が良くなってきた。
昼食後、避難小屋(鉄筋の建物は少し古いが風は十分防ぐことができ8畳ぐらいの広さ)を右に見て10分で那岐山山頂である。ここは岡山と鳥取の県境である。360度の展望であるがあいにくの天候のためもう一つ視界が効かない。
山頂を過ぎると直ぐに右手にBコース(1205mH)への、分岐に出会う。我々は更に真っ直ぐすすみ、Aコース(4.5Km)を取る。後山を見ながらどんどん下り、左手に西宇塚(高原)方面への、右手にAコースへの分岐に突き当たる。右に折れ、やがて林道を横切り、急な登りとなる。2つの山頂(1010mH)を過ぎると後は檜林の中を下るのみである。最後の1Kmは丸太で作った階段でピッチ、高さ共に合わず非常に歩きづらい。やっとのことで菩提寺(605mH)に到着。
菩提寺(トイレあり)には周囲12m、樹高45m、樹齢900年の国の天然記念物である大銀杏がある。すごい大木である。駐車場までは一般道を2Kmぐらい歩いての距離。
この那岐山は国定公園に指定されておりレンゲツツジ、アカモノ、イワカカミの植物などが多く、登山道は良く整備されて道に迷うことはまずない。心配されていた昼からは雨という予報の天候はかろうじて下山まで持ちこたえてくれた。日頃の心がけが良かったせい?
下山後はいつもの通り温泉。今回は湯郷温泉まで行き、旅館協同組合の湯郷鷺温泉館(静の湯、動の湯がある。600円)で疲れ、汚れを落とし、帰路に着く。