Mickey-sonのホーム山の部屋登山の紀行→兵庫県→天狗山、妙見山、白山

登山の記録  兵庫県

天狗山(てんぐやま) 妙見山(みょうけんさん) 白山(はくさん)登山

地図でコースを見る  所要時間 6:55  水平歩行距離 11.2Km 累積標高 ±1010m

【日  時】 2020年5月13日(水)
【山  名】 天狗山 484.2mH 妙見山 621.7mH 白山 510mH
【山  域】 兵庫県西脇市黒田庄町
【天  候】 晴れ
【メンバー】 Mickey-son 1名
【コース 】 黒田城登山口(95mH)9:00→大日如来を祭る祠(120mH)9:10→黒田城展望所(240mH)9:30→見張り櫓跡(310mH)9:40~9:45→346ピーク9:50→展望岩(435mH)10:10→天狗山頂上(484.2mH)10:20→展望割れ岩(445mH)10:50~11:00→557ピーク11:10→たわ分岐(495mH)11:25→十字路(560mH)11:35~:40→つえたて(555mH)11:45→妙見堂(575mH)11:48→まばお(625mH)11:57→妙見山頂上(621.7mH)12:05→十字路(560mH)12:10→549ピーク12:30→白岩山頂上(510mH)12:45~13:50→門柳コース分岐(420mH)14:00→滝尾神社分岐(385mH)14:10→とがのお頂上(397.0mH)14:30→滝尾神社分岐(365mH)14:40→末谷池分岐(325mH)14:45→秋谷コース分岐地点(290mH)14:50→大歳神社(100mH)15:20→蓬莱峠入り口(95mH)15:25→蓬莱峠、地蔵さん祠(130mH)15:30→蓬莱峠出口(110mH)15:35→滝尾神社参道(90mH)15:45→車(450mH)15:55

 今回の登山はあまり知られていない天狗山を制覇するのが目的であるが次いでなので以前縦走したことのある妙見山、白山も含めて時計回りの周回コースを歩くことにする。
 国道175号線の田高交差点から東に折れて田高橋を渡り、道なりに進むと道端に黒田城跡の幟が見えてから黒田城跡の標柱がある路肩の空き地に車を止めさせてもらう。すぐ左が登山口である。その手前で左の道に入ると10台位は停められる無料の駐車場がある。

 橋を渡り、防獣フェンス扉を開け中に入っていくと車が通れる広さの林道となっている。右側に「中池」が見えてから林道を外れて(林道をそのまま進んでいくと稲荷神社へ)右側に見張り櫓跡までの登山道イラスト地図、標柱と共に防獣フェンスが現れるので扉を開けて入っていくと植林帯の中の谷間道となる。すぐに大日如来を祭る祠の案内標柱と共に石の上に乗ったみすぼらしい祠が見えてくる。中を覗くと重石があるだけで何もない。丸太の階段を緩やかに登っていくと周りの木々には「黒田城跡遊歩道(官兵衛遊歩道)」の表示がやたらと取り付けられている。おかげで道を間違うことは無い(必要無いが)。

 鞍部らしき所を抜け二つ目のヘアピン部で黒田城の展望台に到着すると黒田の集落や加古川が見渡せられる。黒田城跡の標柱が建てられているがベンチと周りに石が転がっているだけでそれらしきものは無い。立て札の説明では「高櫓」があったと記されている。10分ほどの登りで小さな広場の見張り櫓跡に到着。これまたそれらしきものは何も無い。「高櫓」と同様に眼下に黒田庄の町並みと加古川が見えている。何故か地面に落ちていた鯉のぼりはちゃんと案内標柱に掛けておく。「荘厳寺」も垣間見られる。

 急登で枯葉に足を滑らしながら登っていくと岩を多く見かけるようになって展望岩が左手に現れる。ここからも黒田庄の町並みや加古川が眺められる。岩場の中を進んでいくと四等三角点のある「天狗山」頂上となる。周りは樹木に囲まれて展望は無いので三角点を確認するだけ。引き続き、展望の無い雑木林の中を進んでいくがクモの巣が度々、道を遮っている。本日最初の登山者であるようだ。小枝で払い避けながら緩やかな尾根道を足を進めていく。再び枯葉で足を滑らしながら急登を登っていくと左手に大岩が現れる。これらの岩は縦にスパッと割れている。この展望岩の上に立てば展望は更に良さそうであるがその下は崖になっているのでによじ登るのは少し気合が必要だ。単独行のため行方不明になり皆さんに迷惑を掛けるといけないので諦める。ここからは笠形山、多可町の妙見山や千ヶ峰が眺められる。

 展望割れ岩からすぐの先では左手にある支尾根筋に踏み跡が横目に見える。多分「小苗」方面への道であろう。尾根道は557ピークを通過してその先のピークで右に直角に曲がり尾根筋を離れる。尾根筋はそのまま直進しているため多くのマーキングテープがあるのを見逃さないように(まあ先に進んでも踏み跡が無くなるので気が付くと思うが)。薄暗い植林帯を直線的に下ると鞍部の「たわ」である。十字路となっており、右は黒田ルートであり、左は山南町へ下るルートである。

 直進して登り返すと「十字路」となる。ここからのコースは以前に歩いているのだがどうだったか全く覚えていないのでどういう風に妙見山頂上に行こうか迷うが目の前の直登は急登みたいなので距離は長くはなるが「ついたて」経由の「妙見堂」ルートを歩くことにする。

 「つえたて」からは植林帯の中、細い道をくねくねとトラバースすると妙見堂に出会う。お堂は8年前よりは少し小綺麗になっているようだ。横目で見て通過するが道の右側は切れ落ちているので踏み外さないように足元に注意しながら小道を進み、緩やかに登っていくと「まばお」となる。前回は馬酔木で地面が一面に覆われていたが伐採されていて少しはすっきりしている。しかし展望は相変わらずで南側だけちょっと見通せるだけである。ピークを2つ通過すると三等三角点のある妙見山頂上である。三角点は祠の裏にある。しかし「まばお」とその後のピークの方が標高は高い。

 妙見山頂上を少し下ると左側に「つえたて」の分岐が見てからそのまま下ると先ほどの「十字路」と続き、斜め左手の道を進んで「白山」に向かう。途中、雑木林の中のピーク549を通過して緩やかなアップダウンを繰り返すと大きな岩稜が正面に見えてくる。白山登頂への道はこの岩稜を左に回り込んでから右に折れ、岩場を登り岩稜の上に出ると「白山」頂上となる。

黒田城案内の近くに駐車→ 防獣フェンスを開けて進む→ 林道を離れて右の防獣フェンスへ→
大日如来を祭る祠 内部は何にも無し→ 黒田城展望所はベンチが在るのみ→ 狭いスペースの見張り櫓跡→
黒田庄の町並みと加古川黄砂で→ 346ピーク→ 露岩が現れ始める→
展望岩→ 展望岩からの黒田庄の町並み 
矢印は帰りの峠越えコース→
天狗山頂上→
縦に割れている大岩からの展望→ 557ピークで右に石塔 左に幹が何本も→ 数あるマーキングで右に直角に曲がる→
「たわ」出会いで直進する→ 十字路→ つえたて→
妙見堂→ 少しだけ視界が広がっている「まばお」→ 樹林に囲まれた妙見山頂上→
十字路で左斜めに→ ピーク549→ 白山頂上は左に折れて登る→

 少し遅くなったがここで昼食とする。本日は夏日のため日差しはきつく今年初めて木陰で食事をすることする。南側にははるかに六甲や近くには西光寺山が眺望できる。北から西側にかけて篠ヶ峰、千ヶ峰、多可町の妙見山、笠形山を見ることができる。近くには往きで登ってきた「天狗山」が見ることができる。昼食中に中年男女が到着してきた。密を避けるため離れて食事をしている。

 昼食後はごつごつした岩場の急激な下りである。慎重に下りきり、鞍部になると左に「門柳」コースが現れる。登り返して行くと今度は「滝尾神社」0.7Kmの案内標柱が右を指し示している。縦走路は「とがのお」の右を巻いているので少し戻り、四等三角点のある「とがのお」頂上を確認しに行くためシダで覆われた道を登っていく。折角来たのだが雑木林に囲われて展望は無い。そこから尾根を下って縦走路に下りようとしたが直ぐに雑木や茨に進行を阻まれる。やむなく引き返し縦走路に復帰する。

 右側に再度「滝尾神社」分岐が現れる。今度は1.0Kmと表示されている。様子を見に行くが踏み跡は乏しいようだ。次に「末谷池」源流0.1Kmと「狸穴」の案内標柱を過ぎると右手眼下に「末谷池」を見ることができる。左手に「秋谷コース」の分岐に出会うと前坂コースになりここからは初めて歩く道となるピーク304の左を巻いて雑木林から植林帯に代わると防獣フェンスとなり、扉を開けると大歳神社の境内右手に出る。

白山頂上→ 西側の眺望→ 南西側の眺望→
南東方向→ 北西側方向→ 滝尾神社分岐→
とがのお頂上→ 滝尾神社分岐標柱→ 末谷池源流0.1Km→
左手に秋谷コース分岐 右手に下る→ 大歳神社右手にある前坂コース登山口に出る→ 大歳神社境内に下山→

 ここからはしばらく民家の中を歩いてから小さな峠越えをしないと車まで戻れない。大歳神社前の生活道を北に向かっていくと「蓬莱峠」への山道に入る。防獣フェンスの扉を開けると車が通ることができる大きな林道である。フェンスが無いときは車で行き来していたのだろう。ジグザグに進むと掘割の「蓬莱峠」になる。峠にはコンクリートで作られた2つの祠の中に地蔵さんが2体と1体安置されている。

 「殿山池」横に出てくる。再び防獣扉を開け、坂下池の堰堤と太陽光発電パネルを左に見て進む。南谷川を渡ると右手に鳥居が現れ一直線の道が続いている。山中の分岐案内で見かけた「「滝尾神社」の参道である。その先には「白山」が顔を出している。やがて田園の中を進むと車に到着。

蓬莱峠への道 幅広い林道をジグザグに 蓬莱峠
峠を越えると殿山池に出る。 防獣フェンスと太陽光発電パネル 鳥居の先に滝尾神社と白山

 この山も植林地はよく手入れされている。しかし道には沢山の枯れ木が転がっている。天狗山コースは雑木林の中の歩きが多いが前坂コースは視界が広がっているので快適な歩きである。しかしこの山は「たわ」、「つえたて」、「まばお」、「とがのお」など何故かひらがなの名称が多い。あえてひらがなにしたのだろうか?「乢」、「杖立」、「栂尾」か?「まばお」は判らない。
トイレは無し。今回は二組の夫婦とすれ違っただけである。

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