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山小屋でのマナー

1. 山小屋は、泊まる人拒まずの原則で基本的に予約がなくても宿泊できるが、できるだけ予約はするほうかよい。団体の場合は要予約とうたっている山小屋も多く、少人数であっても予約をしよう。
2. 山小屋には自分自身の安全も考えて遅くとも午後４時までに到着するように。夕方、６時過ぎに団体で小屋に着くのはマナー違反。このような不意の来客の場合、山小屋側も食事の提供ができなくなってしまうことがあるだけでなく、寝るスペースづくりにも困る。
3. 食事も、なるべく残さないように食べる。山の上では生ゴミの処理も大変に手間がかかる。できるだけ食べきれる分のご飯をよそい、おかずも好き嫌いなく残さず食べよう。
4. 歯磨き、洗顔も歯磨き粉や石鹸を使わず、水の使用も最小限にとどめる。これも山の環境を守るためである。
5. 山小屋内では、決められた場所以外での火器の利用や喫煙は厳禁。自炊の登山者は炊事場を山小屋のスタッフに確認しよう。
6. プライベートスペースの確保しにくい山小屋内では、いつも以上に周囲に気配りをする。いちばん多い迷惑ごとは、周りがまだ寝ているのに、荷造りのためにスーパーのビニール袋をガサガサと音を立てること。意外と本人は気つかないが、まだ寝ている人には大迷惑。音の出ないやわらかい素材の袋を利用しよう。早朝出発する人は前の日に荷物は準備しておく。また寝静まっている時は廊下を歩く音とか、扉を開け閉めする音はいがいに響くものである。
7. スプレー式湿布薬を部屋の中で使わない。匂いが充満しては同じ部屋の人は迷惑だ。小屋内でも風通しのいい場所で処置したい。
8. また、ゴミをきちんと持ち帰るのもマナー。山中ゆえ、山小屋の処理能力は高くない。下界に持ち帰って処分する。ゴミ袋も忘れずに持参しよう。

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