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【日 時】 | 2005年9月30日(金)〜10月1日(土) |
【山 名】 | 涸沢カール 2300m |
【山 域】 | 北アルプス山系 |
【天 候】 | 30日晴れ、1日晴れのち曇り |
【メンバー】 | 白馬夫婦、西、ISO208、Mickey-son 5名 |
【コース 】 | 1日目(30日) 明石6:00→あかんだな駐車場12:30→平湯バスターミナル12:50→上高地バスターミナル(1505m)13:30→明神小屋(1530H)14:35〜:15→徳沢園(1562m)15:50→新村橋(1581m)16:05→横尾山荘(1620m)16:50 2日目(1日) 横尾山荘5:25→本谷橋(1790m)6:25→涸沢カール(2300m)8:10〜10:15→屏風のコル(2415m)11:25〜:45→中島新道分岐(1910m)13:40→沢出合(1720m)14:10→梓川出合(1615m)14:25→新村橋14:30→徳沢園14:45→明神小屋15:45→上高地バスターミナル16:45〜17:00→平湯バスターミナル17:50→ひらゆ温泉20:00→明石24:30 |
一度は見たかった涸沢カールの紅葉。ようやく実現することになった。涸沢ヒュッテのHPでは紅葉度は4.5分程度と書かれており、時期は少し早いようであるが乗用車で駆けつけた。あかんだな駐車場に車を止め、無料シャトルバスで5分ほどで平湯のバスターミナルに到着し、シャトルバス(1080円)に乗り換えて焼岳を車窓に見て上高地バスターミナルに到着。ここで明日の昼食を購入して出発する。トイレは基本的に有料(100円)である。
河童橋で奥穂高岳をバックに記念撮影をした後、吊り橋を渡り、梓川の右岸を遡っていく。木道が明神まで続いており、ゆったりと散策できる。穂高神社奥宮を見学後、明神橋を渡る。明神館を過ぎるとまもなく右側に徳本峠の分岐が現れる。前方に常念岳を見ながら、また湧き水でできた池にはアマゴが泳いでいる。ハルニレの巨木が点在する中にキャンプ場がある徳沢園で休憩。河原まで出れば蝶が岳が見られるようである。夕闇が迫る頃、「横尾山荘」に到着。本日の歩行距離は10.3km。
横尾山荘で離れにあるジェットバス付きの風呂で正面に屏風岩を眺めながら汗を流した後、山荘前でビール(700円/500cc)を飲み、おいしいご飯を食し、8時には寝床に付く。夜半に目覚めたため外に出てみると夜空には満天の星が輝いている。明日は良い天気と思いつつ再び就寝する。この山荘は比較的搬送の便が良いためか清潔であり、シーツも糊が利いている。一晩中電気もついている。
朝食は5:30からで時間的に出発が遅くなるため、弁当(パン食/1050円)を準備して貰い、部屋で食事を摂る。かすかに明るさを感じる中、横尾山荘を出発。横尾大橋を渡り、右手に横尾谷を見ながらしばらくは緩やかな道を歩いていく。本日は涸沢まで6kmの往復と上高地までの10kmで計約22kmの行程である。無事完歩できるかなぁ。季節柄、寒いかなと思っていたがそれほど冷え込みもせず、気温は9℃で登りには半袖シャツで十分である。やはり地球は暑くなっているようである。急に登りとなるが再びを緩やかな麓を屏風岩と沢を左手に眺めながら歩いていく。後方には蝶が岳が望める。本谷(ほんたに)橋で沢を渡り、沢の反対側に移ると色づいたナナカマドがあちこちで見られる。早朝までは雲はなかったがこの頃には雲がかかり始めた。
分岐(標識有り)で右側の涸沢小屋方面の道をとり、岩だらけのキャンプ場(ここで寝るには相当厚いクッションが必要そう)でリュックをおろし、紅葉鑑賞のため空荷で涸沢小屋からでている奥穂高岳の登山道を見晴らし岩手前まで登っていく。まだ葉っぱは完全な紅葉とはいかないが中には真っ赤な所もある。
カールでの気温は15℃であり、やはりこの時期としては暖かい。しかしまだ一部雪渓が残っている。涸沢ヒュッテではおでん(150円/個)、ラーメン(800円)が準備されている。前方には東天井岳、大天井岳が見える。しかし、しばらく念願の紅葉を鑑賞している内に見る見るうちに下からガスが上がってきて穂高連峰も見えなくなってきた。出発の時が来た。