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登山の記録  滋賀県

霊仙山(りょうせんざん) 登山

コース4

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【日  時】 2008年4月19日(土)
【山  名】 霊仙山 1083.5m
【山  域】 鈴鹿山系
【天  候】 曇り 気温6℃
【メンバー】 白馬、和田、ISO208、Mickey-son 4名
【コース 】 落合集落(335mH)10:15→汗拭き峠(495mH)10:50→3合目11:00→4合目11:15→見晴台(5合目(760mH)11:25→お猿岩(920mH)11:45→お虎ガ池(970mH)11:55→経塚山(1045mH)12:15→南霊岳(1030mH)12:30〜13:10→最高点(1094mH)13:20→近江展望台(945mH)14:20→笹峠(575mH)15:15→今畑口登山口(250mH)15:55→落合集落(335mH)16:00

 今回は雨こそ降らなかったが全行程に置いてガスが掛かっており、景色は全然であった。また道は至る所でぬかるんでおり、非常に歩く辛く(特に近江展望台から笹峠に下る急坂)、おまけに時期も少し遅かったせいもあり、福寿草は遅咲きが少し残っている程度であった。今回は全くと言っていいほど良い所が無かった登山であった。

コース3

【日  時】 2006年3月26日(日)
【山  名】 霊仙山 1083.5m
【山  域】 鈴鹿山系
【天  候】 曇り 気温9℃
【メンバー】 白馬、礒崎、鷹崎、揖場(奥さん)、Mickey-son 6名
【コース 】 今畑口登山口(250mH)9:10→笹峠(575mH)10:05→近江展望台(945mH)11:20〜12:05→南霊岳(1030mH)13:00→最高点(1094mH)13:20→霊仙山(1083.5mH)13:40〜:25→お猿岩(920mH)→見晴台(5合目760mH)14:50→汗拭き峠(495mH)15:20→落合集落→(335mH)15:50→今畑口登山口(365mH)16:00

 彦根インターチェンジを下りて国道307号線を南下、途中で河内の標識を左に折れ、川沿いに落合集落に向かう。途中から車一台が通れる細い道となる。河内の風穴駐車場横を通り約2時間30分で到着。今畑集落で道路の右側にある登山口からつづら折りの道を少し登ると水場のある小屋が現れる。このあたりにも家が何軒かあり、かつては生活用水に利用していたと思われるが人気もなく、今は登山者の水補給となっている。水は何の変哲もない味わいである。福寿草がかつての畑にちらほら咲いている。お寺の前を通り、しばらくすると登山道脇にミスミソウもあちこちで小さな花を咲かせている。葉っぱが三角のミスミソウ

 雑木帯を抜け、尾根に出ると笹峠で正面に近江展望台へのきつい登りが見える。ここからしばらく笹道を歩き、左手に立ち枯れた樹木を見ると急激な直登となる。コース中で一番きつい登りである。中腹に来ると視界を遮る樹木もないため曇っている割には周りの景色はすばらしく、遠く南には御池岳、藤原岳、北には雪を頂いた比良山系、琵琶湖、長浜市街が望める。しかし反面、日本海側から直接の吹きさらしのため寒さを感じる。緩めていた衣服を戻し、手袋を着用して登る。登り切ったところが近江展望台、ここの南斜面で昼食とする。風がないと暖かい。

 今回は西南尾根の西斜面には雪がまだ大西南尾根から南霊岳及び最高点を望む量に残っており、福寿草が咲いているか心配されたが尾根伝いに進むにつれ黄色い花があちこちに見えだした。早速撮影開始となるがあちこちに芽を出しているため足下を心配しながら見物、撮影となる。規制もないこんな状況ではだんだん踏み荒らされて、花も少なくなってくるのではないかと心配されるくるが体は勝手に動いてしまう。

 尖った岩や灌木の上に積もった雪に注意しながら尾根伝いに南霊岳を通過して笹道の中、最後の登りを登り切ると最高点に到着。少し霞んではいるが正面(北側)に霊仙山、経塚山、避難小屋が更にその向こうには雪を冠した伊吹山、金糞岳が見える。今まで3回登って今回が一番よく見える。もっと視界が良ければ伊吹山の右側に白山、更に乗鞍岳、御嶽山が見えるらしい。見たいものである。

最高点から経塚山、伊吹山を望む 通常だと霊仙山から経塚山方面に下り、、お虎ガ池コースで下山するのだが眼下にお虎ガ池が見えるためそのまま頂上から下るショートカットを試みる。同じような考えの人達がいたとみえ、ある程度までは以前に誰かが下った足跡が付いており、それを辿って下っていく。しかしやがて足跡が無くなりが藪ではないので下方には予定のコース道が見える。そのままスリップしやすい斜面を下っていく。このあたりは鹿の生息地域か糞が多量に落ちている。谷を横切るとすぐにお猿岩に到着。かなりの時間短縮となったが疲労度は?。ここでは左に行くと従来の道で右手に新しい道が造られていたのでこちらのコースを採ってみる。緩やかな道で大分楽である。10分ほどで従来の道に合流。
 
セツブンソウ しっかり下道を下ると5合目は見晴らし台となっており、琵琶湖への視界が開けている。2合目の汗拭き峠で右に折れると醒ヶ井方面、我々は左に折れ、2分ほどで谷に出合、大洞谷沿いに下っていく。まだ残雪が道に多量に残っているが平坦であるのでアイゼンは付けずに下っていく。3度木橋を渡ると落合集落である。

 落合集落はまだ住めるような建物があるにもかかわらず誰も住んでいる気配はなく廃村になっているようである。途中の墓地にセツブンソウが多量に咲いていると聞いていたので川を渡り、墓地にはいるがまだ雪が多量に残っており、ようやく雪がない所に辛うじて咲いているのを発見する。もう少し時期は後のようである。
 帰りに河内の風穴を見物しようということになったが駐車場代400円+500円/人と聞いて止めることにした。けちな私たちを許して下さい。
残雪が多かったにもかかわらず無事福寿草が見えて良かった。コース中にはトイレは無し。

コース2

【日  時】 2003年3月22日(土)
【山  名】 霊仙山 1083.5m
【山  域】 鈴鹿山系
【天  候】 曇り
【メンバー】 白馬、相良、礒崎、鷹崎、Mickey-son 5名
【コース 】 南西尾根登山口(365mH)10:05→汗拭き峠(495mH)10:25〜30→沢(380mH)10:50→近江展望台(945mH)12:50〜13:30→最高点(1094mH)14:55→霊仙山(1083.5mH)15:10〜:25→お虎ガ池(970mH)15:50→お猿岩(920mH)→見晴台(760mH)16:20→汗拭き峠(495mH)16:35→登山口(365mH)17:55

 養鱒場より宗谷川林道を車で分け入り、南西尾根登山口から登り始める。登山口前には駐車場があり、レストハウスの建設が始まっている。沢沿いに登っていくと「槫ケ畑(くれがはた)」廃村に続いて売店が現れる。今日は無人であるが沢水で冷やされた飲み物はお金を置いて勝手に飲めるようになっている。急坂を登ると尾根に出て汗拭き峠となる。左に折れると霊仙山方面であるが今回は南西尾根を目指すため直進し、多賀河内、落合方面への道をとる。下り坂となりすぐに沢に出会い、沢沿いに下っていく。雪解け水で豊富に流れている。流れの音を聞きながら緩やかな杉林の中を下っていく。

 ショートカットの道があると聞いていたので大洞谷までの途中、左側に現れた谷川に入り込むことにする。しかしこれが大きな誤算で、しばらくは沢沿いに登っていたのであるが伏流になってから道がハッキリしなくなり、やがて道がなくなる。しばらくまばらな樹林の中を進んでいくが相変わらず道が不明である。途中には水仙らしき群生を眺めながら杉林の中に入っていく。道らしき所を選ぶが獣道のようである。このあたりの樹木は鹿か熊によって樹皮があちこちではがされている。また大きな足跡、糞が至る所に見られる。獣しか通っていないようである。足場が安定しなくなり、急登でかなり登りづらい。やがて灌木(マユミ、ヤマニシキギともいう)帯となり枝をかき分けながら登っていくが寒さも厳しく手足がかじかんでくる。(気温3℃)霊仙山と最高点

 やっとの思いで尾根に到着する(場所は近江展望台付近?)。一安心である。南側はかなり冷たい風が吹いているため北側で昼食をとることにする。ここからは最高峰、霊仙山が一望できる。曇り空のためあまり視界は利かないが東に鍋尻山やその向こうには鈴ケ岳、御池岳、藤原岳が望める。尾根道は尖った石灰岩だらけで非常に歩きづらい。

 南側斜面には目的の福寿草があちこちに見られる。しかしまだ黄色い蕾がほとんどで満開はまだ先のようである。写真タイムでいろいろ写真を撮ることにした。可愛い福寿草 南霊仙山を通過し、最高峰へ。このあたりからは残雪が多い。最高峰から霊仙山までは去年は背丈以上の笹で覆われて、進行方向すら分からなかったが今回は雪のため笹が倒されている上、雪渓の上を歩くことが出来て簡単にクリアできた。

霊仙山山頂にて まずは最高峰、その後霊仙山と広々とした360度のパノラマのはずが、頂上からは曇っているため伊吹山すら見えない。前年も見通しは良くなかったのでがっかり。

 下山は経塚山手前で左側の谷筋に入っていき、ショウトカットを試みる。前回は笹に覆われていたため断念したコースであったが今回は雪で覆われていたため歩きやすく簡単に歩行することが出来、無事、時間短縮。お虎が池ではまだ5cm程の厚さの氷が張っていた。5合目(見晴台)からは琵琶湖がかすかに見えるがやはり視界は良くない。これ以降の工程は前回と同様のため省く。今回の登行では全くと言っていいほど登山客に出会わない静かな山登りであった。

 下山後、伊吹山麓の「薬草の里」で汗を流す。

コース1

【日  時】 2002年3月31日(日)
【天  候】 晴れ時々曇り
【メンバー】 白馬、相良、Mickey-son 3名
【コース 】 上丹生(160mH)10:05→谷山谷登山口(205mH)10:35→屏風岩(245mH)10:45→こうもり穴(410mH)11:20→くぐり岩11:35→廊下岩11:55→漆ケ滝(610mH)12:15→間洞口(725mH)12:35→柏原道出会13:50→避難小屋14:10(745mH)→経塚山(1045mH)14:20→霊仙山最高峰(1094mH)14:55→霊仙山(1083.5mH)→経塚山(1045mH)→お虎ガ池(970mH)16:00→お猿岩(920mH)16:10→見晴台(760mH)16:20→汗拭き峠(495mH)16:40→登山口(365mH)17:00→養鱒場17:50

 醒ヶ井(さめがい)駅よりバスにて15分ほどで上丹生(かみにゅう)に到着。トイレ、売店があり。ここから丹生川沿いに民家のの横を通り抜けていく。木彫りの里と言われるだけにあちこちに仏壇などの工房が見られる。梅が咲くみどりのトンネルを抜けてから橋を渡り、更に林道を進んでいくとやがて登山口の案内がある広場(最後の駐車場)に出る。谷山谷((足良谷)の登山口である。案内には5月中旬〜10月は山ひるが、7月中旬〜9月中旬まであぶがでるので注意するように書かれていた。またカモシカ、リス、熊にも会えるらしい。

 渓流を左に見て緩やかな林道を歩いていく。道ばたにはミヤマカタバミが可憐な花を咲かせており、まだ花を付けていないシャガも群生している。やがて対岸にそそり立つ大きな岩壁が見えてくる。屏風岩である。次に右側に丸岩を見て、砂防ダムを通過し、沢の河原に入っていく。ここでは今まで流れていた水が伏流水となり、水のない状態となっている。沢は石灰岩が多く、全体に白っぽい川である。何度か沢を横切ると右手上にこうもり穴と呼ばれている洞窟が見えてくる。高さは背丈ほどで洞窟の中は上りになっている。明かりがないため詳細は分からない。

 一ノ谷に来る頃には沢には水が流れ始めている。二ノ谷、小曲(こがね)の坂を通過してから、また沢をはずれ、急登の道を登る。やがて分岐に出会い、左の道をとる。右の道は広畑コースで横道、美しきが原を通り、井戸ガ洞で出会うことになる。

 漆ケ滝は9m、10mの2段でかなりの水量がある。ここからまた沢をはずれ、滝上に出る道を巻いて登っていく。間洞口、井戸ガ洞を通り、再び雪解け水でぬかるんだ幅が狭くなった沢の中を登っていく。このあたりからは雪渓があちこちに見られる。上方には尾根が見え始めているが道はどんどん右に曲がっていき、なかなか尾根に到着しない。辛抱できず、ここで昼食にする。しかし食事中に小雨が降りだし、慌てて食事を切り上げ、合羽を着込む。しかし少し歩き始めると雨は上がってしまい、とんだ無駄骨である。

 柏原道出会からは尾根伝いに笹道を登って行くが、あちこちに岩が露出しており、秋吉台のような風景である。このような景色は頂上まで続く。
頂上付近にある避難小屋は押しつぶされているが、かろうじて形を留めている。ここから先は広々とした高原で見晴らしも最高である。雪を抱いている伊吹山が北に見られる。しかしこの日は少しガスっており、視界はもう一つである。

霊仙山 経塚山(きょうづかやま、北霊仙)から霊仙山へは200m長ぐらいの雪渓を登って行くことにする。例年よりは残雪は少ないそうであるがそれでもかなりの量が北斜面に残っている。霊仙山最高峰には背丈以上の高さのある笹藪の中の道無き道を藪こぎをしないといくことができない。声を掛けながら10分ほど登る。ここでポケットに入れておいた携帯電話を笹に引っかけて落としてしまった。(幸いにも相良さんが携帯を持っていたので私の携帯を呼び出してもらい受信コールで探したのであるが見つからずほとんどあきらめていたがもう一度かけると応答ががあり、登山者が見つけてくれたらしい。)皆さんも笹藪には注意。それでも頂上付近になると笹は足元の高さになり、360度の眺望である。霞んではいるが北には伊吹山が、北西には琵琶湖が望める。

福寿草 霊仙山では南西側に少し下りると黄色い福寿草が群生している。ちょうど今が盛りのようである。花を楽しんだ後、再び経塚山にとって返し、左に折れ、帰路につく。笹道をどんどん尾根伝いに下っていく。
途中、右側には琵琶湖が望める。やがて琵琶湖の形をした小さな池に出会う。お虎が池である。2mほどの鳥居も建っている。お猿岩からは急坂で岩も多く、慎重に下っていく。
 樹林帯に入るととつづら折りの道となり、バスの時刻も迫っているため転げるようにして下っていく。汗拭き峠では心地よい風が下から吹きあがってくる。左は多賀、河内、落合方面で我々は右に曲がり、杉林の中の急坂を下っていく。

 売店(谷水で冷やしたジュース、ビール(350円)有り)からは沢の中を下って行くが左右には石垣が続いている。廃村「槫ケ畑」(くれがばた)である。こんな山奥にもかっては民家があったことは驚きである。渓流を左に見てどんどん下り、宗谷川の登山口へ。
後は林道(約3.6Km)を養鱒場バス停まで下って行くのみ。最終の6時15分のバスで醒ヶ井駅へ、帰路につく。

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