Mickey-sonのホーム登山の部屋登山の記録→滋賀県→蓬莱山、打見山

登山の記録  滋賀県

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蓬莱山(ほうらいさん) 打見山(うちみやま) 登山

地図でコースを見る  所要時間 7:15  水平歩行距離 8.3Km 累積標高 ±1057m

【日  時】 2019年11月13日(水)
【山  名】 蓬莱山 1173.9mH 打見山 1108mH
【山  域】 滋賀県大津市木戸
【天  候】 晴れ
【メンバー】 白馬、ISO、Mickey-son 3名
【コース 】 駐車場#11(260mH)9:25→船越山(614mH)10:30→右に分岐(690mH)10:55→935ピーク11:35→金毘羅峠(985mH)11:45→打見山分岐(1130mH)12:30→蓬莱山頂上(1173.9mH)12:35→笹原(1065mH)13:00~13:45→打見山頂上(1108mH)14:00→琵琶湖テラス(1085mH)14:05~14:15→クロトのハゲ(953mH)14:50→番屋岩(900mH)15:10→天狗杉(734mH)15:20→盤所橋(345mH)16:15→駐車場#11 16:40

 久しぶりに湖西の山に登る。紅葉が目的であるが場所を決められないまま観光ハイキングの山になってしまった。
 名神高速道の京都東インターチェンジから湖西道に入り、志賀インターチェンジで降りて少し戻り、琵琶湖バレイの看板で右折する。しかしここの駐車場は無料と思っていたが車両の大きさに関係無しで一律1000円を徴収された。聞くと琵琶湖テラスができてから有料となったらしい。料金所で登山には#11駐車場が良いと言われたのでそこに駐車。広々とした駐車場に我々の車のみである。

 駐車場から直接取り付き「船越山」を経由して金毘羅道ルートに合流するマイナーなコースを時計回りに周回する。まずは木戸川に架かる橋のたもとから西進してからネットでダウンロードしたコースをスマホで見つつ、道を探りながら進んで行くが道は判然とせず、おまけに倒木が多く、更に急登である。1時間ほど落ち枝などにも遮られて難儀して登っていくとピークとは思えないような「船越山」に到着。この辺りからは勾配は緩くなりは大分歩き易くなる。道沿いにはイワカガミが徐々に多くなってくる。日が良く当たっている所の葉っぱ日焼けして紫色になっている。周りの植林木には何故かビニールテープが背丈程少しまでぐるぐる巻きに巻かれている。その後もこのぐるぐる巻きは続いている。何の印なのかなぁ?

 相変わらず倒木や落ち枝で進路を妨げられながら登っていく。倒木した根の部分を見るとすぐ下は岩場で根が深く張れていないのが原因のようだ。ロープの鎖場を過ぎ、道が平坦になると目の前に通行止めのロープが張られている。我々が今まで登ってきたコース状況を考えるとさもあらんと合点する。潜り抜けると右下からの急登のしっかりとした道が現れるが何の標識もない。地図を見ると琵琶湖バレイ駐車場の横を流れている木戸川上流堰堤からの登山道であるがここから見た限りではこの道も結構しんどそうな登りであるがお勧めのコースなのであろう。次の「ピーク935」までは再び急登となるが登るにつれ、周辺のイワカガミ群生が大きく広がってくる。花咲くシーズンにはさぞかし豪勢であろう。

 やがて金毘羅峠に到着。ここでもロープが張られ、今まで登ってきたコースも進入禁止となっている。即ち、我々が登ってきたコースはすべて不推奨ということである。左からの合流道は金毘羅道ルートである。左手の紅葉した梢越しに小女郎峠へと続くきれいな稜線を登山者が歩いているのが見える。右側には琵琶湖も見えている。この辺りもイワカガミの群生があちこちに植生している。再びロープで通行止めされた箇所に来ると右側の谷間には大きな崩落があり、道は新たに迂回路が作られている。その崖っぷちからは琵琶湖が眼下に広がっているのを見ることができる。
 ここで奇妙な大岩を見かける。岩の筋(地層)が直交しているので大きな地殻変動で直角に折れ曲がったのだろう。何か地理学的に貴重な石ではなかろうか。見晴らしの良い尾根に出てしばらくは細長い葉っぱの草で覆われた道を進んで行くと分岐が現れる。直進は蓬莱山を巻いて打見山への道なので左に折れて蓬莱山頂上を目指す。

 頂上には4つの石で囲まれた一等三角点とリフトの終点小屋がある広々とした高原の様となっている。南西には小女郎池や権現山に続く気持ちの良い縦走路が続いて北には比良岳、その奥に武奈ヶ岳が、すぐ先には打見山が見えている。風が吹き抜けて寒さを感じる。頂上で記念撮影をして早々にリフト沿いにゲレンデを打見山に向かって下っていく。歩いていくと結構な勾配であるがスキーには適した傾斜であろう。鞍部の「笹原」ではシーズンオフのため休業しているレストラン「バードキャッスル」前にテーブルがたくさん設置されているのでここで昼食とする。

駐車場#11→ 木戸川の橋のたもとを進んで行く→ 道無き所を登っていく→
相変わらず倒木に進路を妨げられる→ 変哲もない船越山頂上
何故か木々にはテープが巻かれている→
ロープが設置されたやっと登山道らしき所→
イワカガミの群生地→ やっと紅葉が現れる→ 通行止めを超えると金毘羅峠→
紅葉の中、整備された金毘羅コース道を進む→ 右手(東側)に大規模な崩落個所→ 琵琶湖が見えてくる→
狂い咲き?のイワカガミの花→ 地層が直交した不思議な岩→ 細長い葉っぱの中の稜線歩き→
打見山への巻き道分岐で左へ→ 女郎峠と権現山に続く稜線→ 打見山へ続くゲレンデ→

 昼食後、アスレチック場を見ながら少しゲレンデを登っていくと打見山頂上となる。次にすぐ南側にある琵琶湖テラスに向かう。水が張られたプール風があるテラスでは琵琶湖が前面に広がっており絶景である。インスタ撮影には最適な場所であるので多数の観光客も撮影をしている。この造形により景観が様変わりしているため下山道が判らず暫しうろつき、ゴンドラ駅の西側に下り口があるのを見つけ下っていく。

 一旦、進路を東にとって「キタダカ道」を徐々に下っていく。「天命水」と書かれた石鳥居を眺めてからゴンドラ下を潜っていくと眼下に奇麗な紅葉が広がっている。クロトのハゲでは左側に「木戸峠」経由の比良岳への分岐があるが何故かトラロープが張られ通行止めとなっている。

 番屋岩、大木の「天狗杉」を過ぎ、岩ころが転がっている植林帯の薄暗いつづら折りの道をダラダラと下っていくと右側に堰堤が見え、沢を横切ると林道となる。しばらくは沢沿いに下っていく。やがて左側に志賀駅方面に下るための分岐「盤所橋」を眺めながらさらに下っていくと下からの林道に出会って右に折れ、進んで行くと#11の駐車場に出る。

打見山頂上→ 琵琶湖テラスから琵琶湖を眺める→ ゴンドラ西側にある下山道→
ゴンドラ下をくぐると紅葉が→ クロトのハゲ→ 番屋岩→
天狗杉→ 盤所橋→ 林道出会いで右に折れる

 金毘羅道合流までの道はマイナーなこともあるがマーキングは全く無く、また道が荒れている上に急こう配であるため結構しんどいルートである。しかし慎重に尾根を辿っていけば道に迷うことは無い。それ以外はハイキング道で安心して歩ける。今回のルートでは全域でイワカガミの群生が見られ春に登るのが良いと思う。

番外

 帰りに有名な「日吉大社」の紅葉を見るために寄り道をする。しかし暗闇の中、到着した西本宮ではライトアップされている光量は少なく鑑賞には今一つの感であった。ただ到着時刻が18時頃であったため拝観料が只であったのが幸いであった。

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