Mickey-sonのホーム山の部屋登山の記録→兵庫県→広畑里山(山崎山 苫編山 井ノ口山 籾取山 鬢櫛山 西蒲田山 白毛山 トンガリ山)

登山の記録  兵庫県

広畑の里山登山 8山縦走(山崎山 苫編山 井ノ口山 籾取山 鬢櫛山 西蒲田山 白毛山 トンガリ山)

地図でコースを見る  所要時間 7:00 水平歩行距離 13.5Km 累積標高 1240mH
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【日  時】 2022年5月3日(祭)
【山  名】 山崎山 86mH 苫編山 165.6mH 井ノ口山 157mH 籾取山 200.1mH 鬢櫛山 186mH 西蒲田山 177.9mH 白毛山 215mH トンガリ山 168mH
【山  域】 兵庫県姫路市広畑
【天  候】 晴れ
【メンバー】 Mickey-son 1名
【コース 】 本徳寺駐車場(10m)7:50→水源地タンク(55m)7:57→山崎山頂上(86m)8:02→英賀保駅分岐(80m)8:16→スラブ(140m)8:27→苫編山頂上(165.6m)8:32〜:37→峠分岐(80m)8:45〜:50→140ピーク8:54→四ッ池分岐(145m)8:58→P6鉄塔(130m)9:08→鉄塔(155m)9:12→井ノ口山頂上(157m)9:14→展望地(155m)9:16→峠分岐(100m)9:25→反射板(185m)9:49〜10:13→籾取山頂上(200.1m)10:14→190ピーク10:20→鬢櫛山頂上(186m)10:27→鉄塔(145m)10:35→放送設備局(120m)10:40→#12鉄塔(80m)10:44→上蒲田公園登山口(20m)10:48→夢前橋→青山登山口(15m)11:05→林道出会い(35m)11:09→#20鉄塔(95m)11:18→反射板(165m)11:50→西蒲田山(177.9m)11:53→109ピーク12:03→鉄塔(90m)12:06→山田トンネル(65m)12:13〜:23→148ピーク12:26〜:31→蒲田城跡(140m)12:40→峠分岐(80m)12:49→林道出会い(190m)13:07→白毛山頂上(215m)13:12〜13:44→京見山分岐(200m)13:46→展望地1(170m)13:53→展望地2(145m)14:03→トンガリ山(168m)14:09〜:20→砂防フェンス(45m)14:30→才天満社(10m)14:34→才崎橋→本徳寺駐車場14:50

  姫路市の広畑にある夢前川の両側に岩山の里山があるので一つだけでは物足りないと思い両方の山塊を縦走して周回登山をする。コースは東山塊から西山塊へと反時計回りに周回する。

 先ずは東山塊の下山口である「上蒲田公園」に自転車を置いてから「本徳寺」に向かい、その駐車場に車を停めさせてもらい出発。「本徳寺」のひな壇になっている墓地の中の急な階段を登って左端から進むと早速岩山を感じさせる大きな岩場が現れその先に巨大な水源地タンク場(山崎配水池)に到着。ベンチが設置されてここから眼下に英賀保市街、家島群島の展望が広がる。水源地タンク周りのフェンスに掲げられた指示に従いフェンス沿いに右側から裏手に進んでいくと登山道に出る。名残の山ツツジが所々でピンク色に咲いている。

 羽柴秀吉が英賀攻略にあたって弟の秀長を遣り山崎山に陣を敷かせたと言われる「城之台」と書かれた石柱とその説明立て札(山崎構居跡)がある「山崎山」頂上に到着。ここからも東から南にかけて展望が広がる。暑くなったのでここでT−シャツになる。右に多くの太陽光パネルが設置されている所を通過、次のピークが姫路バイパスの夢前トンネル上で右側に「英賀保駅」方面の分岐標識が掲げられている。岩山らしい稜線に長いスラブが現れて岩山らしい雰囲気となる。展望を楽しんだ次のピークが三等三角点がある「苫編山(とまみやま)」頂上である。頂上には山名が書かれた小さな板が木に掲げられているだけである。また頂上には建造物の基礎コンクリートが残っているがかつて反射板が設置されていたらしい。右側には「苫編」に下る道がある。

 頂上からはトラロープが設置されている急な下りが待っている。鞍部になると名も無い峠道(伯母ケ谷峠?)となるが左右にしっかりとした道が続いている。西の「蒲田」と東の「井ノ口」との交流路であろう。登り返して次の145ピークで、すぐ先に右に四ッ池への分岐が現れる。この山塊の登山道は基本、枯葉が覆った露岩上の道が続いている。

 新幹線用と思われる#P6鉄塔を通過して、次に番号が読めない鉄塔となると新幹線の西庄トンネル上にある「井ノ口山」頂上となる。右側に姫路商業高校に下る分岐がありその先は展望地と鉄塔に記載されているので行ってみるが大きな岩場があり展望が広がって播磨灘や今まで歩いてきた「苫編山」からの稜線と夢前川を挟んでこれから歩く西側山塊の「白毛山」が望める。

 次の鞍部でも峠道となっており西は「JR変電所」方面、東は「姫路循環器病センター」方面へ下る道となる。登り返していくと正面に大岩とその上に立っている大きな反射板とその後側に#4の鉄塔が見える。ここからも南側に180度の展望が開け、東には姫路市内の「姫路城」や「名古山」が、西側には新幹線や夢前川を挟んでの「白毛山」を含む山塊が望める。ここで初めて反対側からの男性一人と出会い、しばらく展望を眺めながら話をする。ほんの少し先に岩場に四等三角点と石碑がある「籾取山(もみとりやま)」頂上となる。

 引き続きスラブ尾根が続き、190ピークを過ぎてトラロープが設置されている急坂を下って登り返すと岩場の「鬢櫛山(びんぐしやま)」頂上である。ここからも展望が開けている。下って行き、鉄塔を通過、民間テレビ、NHKなどのテレビ放送設備建屋も通過して更に#12鉄塔も通過して雑木林の中を下るとすぐに子供達が遊んでいる上蒲田公園の登山口に出る。デポしていた自転車に乗り、国道2号線まで出て夢前橋を渡って次の西の山塊に向かう。

墓地横に北尾根コースの標識がある登山口→ 急な長い階段の最上段で左へ→ 水源地タンク→
山崎山頂上にある城之台→ 英賀保駅方面分岐→ 大きなスラブが続く→
スラブから南東方面の展望→ スラブから南西方面の展望→ 苫編山頂上→
名も無い峠(伯母ケ谷峠?)に合流→ 次の145ピークの先で右に四ッ池への分岐→ 道沿いに古い石の境界杭が点々とある→
#P6鉄塔→ 番号が判読できない鉄塔がある井ノ口山頂上→ 井ノ口山の東側にある展望地→
峠道→ 籾取山頂上手前にある反射板と鉄塔→ 籾取山頂上→
籾取山からの眺望
スラブ尾根が続く→ 鬢櫛山頂上→ 鉄塔を通過→
放送設備局群を通過→ 上蒲田公園登山口に下山→ 上蒲田公園から自転車で移動→

 GPS軌跡を見て青山の登山口付近まで来るが何処にあるかさっぱり判らない。地元に人に聞いてようやく民家の裏手にあるのが判明。おまけに木が生い茂っておりこれでは初めての人には全く判らない。少し雑木林の中を登り、現れた林道を横切ると正面に大きな直線状のスラブが現れる。この山塊も岩山である。右側に巨岩を見て、#20鉄塔から巡視路で山腹を巻いて進んでいく。開けた場所で巡視路から外れて左に90度に方向転換しなければならないが意識もせずにそのまま巡視路を直進してしまう。マーキングが見当たらないのに気付き元に戻り、折れて雑木林の中に突入。山幅は広くてどこでも歩けるのでマーキングテープを見失わないように注意しないととんでもない所に行きそうである。

 尾根道に入り、比較的道は判りやすくなる。やがて反射板ある場所でこの山塊で始めて展望が開ける。3分ほどで炭焼き跡を見てから四等三角点がある「西蒲田山(にしかまたやま)」頂上に着く。次の109ピークからはヒノキの植林帯に入る。トラロープのある坂を下ると開けた鞍部に出て左側に林道が見える。姫路バイパスの「山田トンネル」上部に位置しているので多分トンネル工事用の道であったのだろう。周りには古びた小屋が2つ、ドラム缶なども残っている。148ピークで標識の指示通り左に90度に折れる。見逃すと真直ぐ行ってしまうので注意。すぐに岩場が現れ久しぶりに夢前川が眼下に見える。次のピークでは城跡にしては小さい平地の「蒲田城跡」である。樹木に囲まれており、展望は無く標柱が立っていなければ城跡とは思われない。

 一旦下って鞍部になると峠道にぶつかる。右(西側)は「原」へ、左(東側)は「西蒲田」へ下るようである。ここから「白毛山」への見上げるようなは直線的な長い急登が続いているのが見える。その距離と勾配に心が折れてしまうが気を取り直して登っていく。何度も休みながらやっとの思いで大きな電波塔用の作業道に出会う。左に折れて少し作業道を歩いた後、左にマイキングがあるので作業道を外れ再び雑木林の中に入っていく。作業道は大きく回り込んでいるのでこちらが電波塔までの近道である。電波塔の裏側に出てから前にある広場に出ると「白毛山(しらげやま)」頂上である。南側以外は展望があり、先程歩いてきた東側の山塊が見えている。日差しがきついため木陰で昼食。食事中に「京見山」方面からの単独の男性二人が通り過ごしていく。この先からはポピュラーなコースと見える。その後何人かと出会う。

 「京見山」方面の道は「白毛山」までの登りと違って緩やかである。すぐに分岐となり、直進は「京見山」方面であるが左に折れて予定の「トンガリ山」を目指す。やがて大きな岩場の展望地1に出くわす。前面に南側の眺望が広がる。眺望を楽しんだ後、「トンガリ山」が何処にあるか良く分からなかったのでそのまま直進してその南側にある展望地2岩場まで足を延ばして、下山道があるか確かめに行く。ここからもなんとか夢前中学校裏に下りられるそうであるが岩場が急激に落ち込んでいるのでその先のルートに不安を感じる。

 ここからの下山を諦めて、展望地1まで戻り周りを見渡して、取り合えず西側にそれらしき雰囲気の小さな三角形の形をしている場所へ向かう。トンガリ山の文字を抜き出した鉄板が木に掲げられている。「トンガリ山」頂上に到着である。少し先の西側には「京見山」が見えている。

 「トンガリ山」からの下山は谷筋を下って「才登山口」に降りる予定であったが「トンガリ山」頂上から見ると夢前中学校西側の才の町並みに向かって岩場を急激に下って行く道が在るようなので急遽変更してそちらに向かう。岩場の中をジグザグに下って行くが踏み跡はしっかりしている。途中に大きなスラブを横断して下方にある砂防フェンスを過ぎると雑木林の中に入り「才天満社」のすぐ東側に出る。このコースは播磨アルプスにある「桶居山」から南に岩場を下る道とよく似ている。左に夢前中学校を見て左に折れて町中を東に進むと夢前川にかかる「才崎橋」、ここから登ってきた東、西の山塊を眺めながら「本徳寺」に戻る。

西側山塊登山口→ いきなりの岩場登り→ #20鉄塔→
どの方向に行って良いのか分からない→ 間違って真直ぐ行ってしまう→ 反射板から東部の景色→
西蒲田山頂上→ 植林帯の中の109ピーク→ 山田トンネル上部→
148ピーク左に折れる→ 蒲田城跡→ 峠道に合流→
電波塔の作業道から再び雑木林の中へ→ 白毛山頂上と電波塔→ 今朝登った東の山塊→
京見山方面へ→ 才トンガリ山へ左折→ 岩場から見る京見山方面→
トンガリ山付近からの展望→
トンガリ山頂上→ 下山中の岩場からトンガリ山を見上げる→ 才の町並みに向かって岩場を急激に下って行く→
夢前中学校の西側の才天満社に下山→ 才崎橋から見る西側山塊→ 才崎橋から見る東側山塊

 全山岩山のため多くの登山道は露岩の稜線を歩く。しかし全コースほとんどが雑木林の中の歩きのため梢越しにでも展望が見られる冬季に歩く方が良さそうだ。勾配のきつい箇所が多い西側山塊を最初に歩いてから東側山塊を歩くのを勧める。
 夢前川東側山塊は何ら問題無く歩けるが西側の山塊は前半は幅広い尾根で道が判別し辛い。しっかりとマーキングテープを見つけて歩けば問題無いが見過ごしがちになる。トイレは「大徳寺」ぐらい。

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