Mickey-sonのホーム山の部屋登山の記録→兵庫県→弥十郎ヶ嶽

登山の記録  兵庫県

弥十郎ヶ嶽 登山

 地図でコースを見る  所要時間 6:45  水平歩行距離 10.0Km 累積標高は±1100m 

【日  時】 2021年2月28日(日)
【山  名】 弥十郎ヶ嶽 715.0mH
【山  域】 丹波篠山市
【天  候】 晴れ
【メンバー】 もりごん、よんよん、Mickey-son 3名
【コース 】 農文塾登山口(455mH)9:00→大峠(大回りコース)合流(635mH)9:28→北中山頂上(720mH)9:47→シドロ北峰頂上(723mH)9:55→飛曽山頂上(663mH)10:20~:26→478.8ピーク11:01→稜線出合(440mH)11:20→郵便屋さん道(285mH)11:37→郵便屋登山口(280mH)11:42→尾根筋(540mH)12:50→弥十郎ヶ嶽北峰頂上(690mH)13:22→畑市分岐(650mH)13:27→弥十郎ヶ嶽頂上(715.0mH)13:35→八上山頂上(680mH)14:23→ハハカベ山頂上(660mH)14:45→篭坊温泉分岐(610mH)15:10→大峠(農文塾分岐)(635mH)15:20→農文塾登山口(455mH)15:45

 国道372号線から県道12号線に入り古坂トンネルを抜けて県道309号線へ、篭坊温泉手前で橋を渡り左に、更に進むと左手に登山口に標識が現れる。ここの路肩に車を止めさせてもらい登山を開始する。本日は歩行距離が長いので後半は楽できるように多くの方が歩いているのと反対方向の反時計回りに周回する。

 真新しい案内板に従い、一棟借りの施設「天空農園」を見ながら茶畑の横を通って防獣フェンス扉を3ヶ所、通過して植林帯の中に入ってジグザグに登っていく。やがて大峠(辻峠)で大回りコースのT字路に合流する。左側の道は弥十郎ヶ嶽へ、我々は右に折れて緩やかな尾根筋を歩いていく。

 「北中山(シドロ大丸)」頂上は何の標識も無く、樹林に囲まれた変哲の無いピークである。この辺りからは足元に残雪を見かける。次の「シドロ北峰」も北中山と同じような雰囲気の平らな頂上であるが足元に置かれている標識で分かるだけである。やがてぽつぽつと露岩が出てくると同時にだんだん倒木が多くなってくる。

 「飛曽山(ひそやま)」頂上は露岩があり、小さな標識が枝に掲げられている。南西側に少し展望が開け、弥十郎ヶ嶽北峰を見ることができる。ここからの下りでは途中で尾根筋を変更しないといけない個所があるので事前に地図上に書き込んでいたにも拘わらずそのまま直進してしまう。幸いにも途中で間違いに気づき、引き返して右側の稜線に移動する。ここからはかなりの急坂となる。木々に捕まりながら慎重に下っていく。子供二人連れの親子が下から登ってくる。本日初めての出会う登山者である。このきつい登りに子供たちが音を上げなければ良いのだが。

 急坂が終わり、緩やかな尾根歩きとなると478.8ピークに到着。ここには小石を積んだケルンのような物があり、そこに「飛曽」と書かれた緑色の標識が置かれている。その横に枯葉から少しだけ顔を出している点名が「飛曽」の四等三角点がある。反対から登ってきた場合このピークが「飛曽山」と勘違いしそうで紛らわしい。更に緩やかに下っていく。

 440ピーク付近の稜線出合から大きく左に折れないといけないのだが周りにはそれらしき標識やマーキングが全く見当たらない。取り合えず440ピークに向かうがその先に403ピークに続く道が続いているが左側には道らしきところは無さそうである。仕方ないので少し引き返すと右側(飛曽山からでは左側)に谷へ下る道らしき所が見えたので不安ながらも下っていく。しばらく下っていくとマーキングテープを発見したので一安心。倒木が多い踏み跡の無い沢道を各人適当に下っていくとやがて下方に橋が見えてくる。

 蕾を持ったミツマタと「山の郵便屋さんが通った道」の標識がある林道に到着する。目の前にある橋を渡り、しばらく林道を下っていくと左側にマーキングテープを見つけ、ここから再び植林帯の登りに入る。しばらくは沢を左に見ながら道無き道を適当に登っていくが地図上では途中から沢を外れて右側にある激坂の山腹を直進的に登るよう指示されている。まさかと思いながら激坂を登っていくとその先に赤いテープがちらっと見えている。他にも道があるだろうと思いながらも足を滑らしながら四つん這いになり必死で登っていく。更に岩場を乗り越えていくもまだ激坂は続いている。

 やっとの思いで稜線に到着してからは通常の山道となりホッとする。弥十郎ヶ嶽北峰に到着すると右側に辻や畑市への分岐が出現。更に歩みを進めて鞍部になると立派な標識で「吹越峠」経由の「畑市」への分岐標識が現れる。

 登り返すと誰も居ない二等三角点がある弥十郎ヶ嶽頂上に到着。やはりマイナーな山なのだ。先ほどの激坂の登りで大きく時間をロスしたため遅い昼食とする。頂上からは北側に視界が開け西ヶ嶽、三嶽、小金ヶ嶽を眺めることができる。

農文塾登山口→ 茶畑の横を通過→ 植林帯に入っていく→
大峠(辻峠)に到着→ 北中山頂上→ 僅かに残雪→
シドロ北峰頂上→ 倒木が多い道→ 飛曽山頂上→
飛曽山からは急激に下っていく→ 点名「飛曽」四等三角点 478.8m→ 440ピーク→
440ピーク手前から谷筋を下っていく→ 踏み跡の無い谷筋を下っていく→ 山の郵便屋さんが通った道に到着→
郵便屋道のマーキングから登り始める→ 沢を離れ右側の激坂を登っていく→ 激坂→
岩場が続く→ 出合標識前では渡渉できない→ 弥十郎ヶ嶽北峰頂上→
畑市への分岐→ 弥十郎ヶ嶽頂上→ 頂上から北側の眺め→

 昼食後は「後川」の案内標識に従い南下する。鞍部になるとたくさんのマーキングテープが木々に付けられている。しかし何の案内も無いので地図で確認すると篭坊温泉への分岐らしい。直進の道が続いているのでとりあえずそちらに進んでいくと左手に立派な篭坊温泉への案内標識が設置されており、すぐ先には「八上山」と書かれた石柱が立っている。八上山頂上であることが判明。直進は更に続いており「後川」へ下る「竹谷コース」である。ここからの篭坊温泉への道を見ると急激に下っているので先ほど見たテープ箇所の道は巻き道と判断して引き返し、緩やかな道を下っていく。

 八上山頂上からの急坂の道に合流してからは気持ちの良い稜線歩きとなる。露岩が現れてからしばらくすると石柱がある「ハハカベ山」頂上となる。これで7座(北中山、シドロ北峰、飛曽山、弥十郎ヶ嶽北峰、弥十郎ヶ嶽、八上山、ハハカベ山)を制覇したことになる。未踏は「火ともし山」と「丈山」である。やがて左側に林道を見ながら,しばらく林道沿いに歩くことになる。

 右手に「篭坊温泉」への古ぼけた案内板がある分岐が現れるがその先にも立派な篭坊温泉への分岐案内標識が現れる。ここから少し登ってから山腹を巻いて再び尾根筋に入って下ると農文塾への分岐となるので右側に折れ、今朝通った道を下っていく。

マーキングテープがある篭坊温泉への分岐→ ハハカベ山頂上へ→ 気持ちの良い稜線歩き→
ハハカベ山頂上にある石柱→ 右に篭坊温泉への分岐→ 篭坊温泉への分岐→
 
稜線を離れ腹を巻いていく→ 登山口にフキノトウ→

 コース上にはトイレは無し。コース上、注意箇所は辻川の「山の郵便屋さんが通った道」の前後のルートが不鮮明な所と、飛曽山からの急な下りと弥十郎ヶ嶽北峰への激登りぐらいで他は緩やかな尾根歩きでゆったりと森林浴をしながら歩くことができる。反面、多くは樹林帯の中を歩くためあまり展望は期待できない山である。
 帰りに篭坊温泉街?に様子を見に行くが寂れてしまっており、唯一、民宿が一軒開いてぐらいであった。

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