Mickey-sonのホーム→山の部屋→登山の記録→兵庫県→矢筈山 茜山
地図でコースを見る 所要時間 5:25 水平歩行距離 7.4Km 累積標高は+984m -851m
【日 時】 | 2021年6月15日(火) |
【山 名】 | 矢筈山(やはずやま) 363.0mH 茜山(あかねやま) 268mH |
【山 域】 | 西脇市高田井 |
【天 候】 | 晴れ時々曇り |
【メンバー】 | Mickey-son 1名 |
【コース 】 | 車駐車(65mH)10:10→野村登山口(65mH)10:20→#9鉄塔(215mH)10:35→茜山(268mH)10:45→274ピーク分岐(260mH)11:07→274ピーク11:10→274ピーク分岐(260mH)11:15→ごりょうの道分岐(215mH)11:30→ふれあいの道分岐(230mH)11:35→緑遊道分岐(215mH)11:55→298ピーク12:05→一本松(245mH)12:20→見晴らし台で昼食(290mH)12:25~13:00→#19鉄塔(260mH)13:05→一本松?(250mH)13:20→矢筈山南峰山頂上(363mH)13:30~13:50→愛の石(330mH)13:55→矢筈三角点頂上(363.0mH)14:00→眺望場(320mH)14:25→295ピーク14:35→分岐(255mH)14:45→三角点?(310mH)14:53→306ピーク15:05→市原峠登山口(195mH)15:35 |
里山のため登山には少し物足りないと思い、西脇市観光協会が紹介している南側から北に向かって矢筈山山系を縦走することにする。まずは北側の「市原峠登山口」に自転車を留め置き、野間川沿いに走る県道34号線の喫茶「カリンカ」のすぐ近くにある南側の登山口である「野村登山口」まで戻る。登山口から150m位西側にある空地に車を駐車してから「市原峠登山口」を目指して縦走登山を開始する。
取付きは巡視路となっており、いつものプラスチックの階段が現れ、そのうちに急登となり、補助ロープも設置されている。今日初めてのお客なのか蜘蛛の巣が次々に出迎えてくれる。#9鉄塔に出会うと道は二手に分かれておりどちらにもマーキングテープがある。左側の尾根道に進んでいく。右側は茜が丘の住宅街からの道の様だ。稜線を登りきるとピーク268となり、早速、この辺りから梢越しに展望が開けて雄岡山や雌岡山が霞んで見えている。最近蒸し暑いが続いており、この日も同様で麦わら帽子を被ってきたのだが早々にのどの渇きを癒す必要がある。用心のため余分に水を持ってきていて良かった。次のピークに達すると左側に点名「平野」の四等三角点(274mH)に続く道が見えるので立ち寄ってみることにする。100m位、平坦路を歩いて行くと狭い平地に出るが木立に囲まれて展望は無しである。その先に下っていく道があるようだが藪に覆われている。早々に立ち去り、先ほどの分岐で右に折れ縦走を続ける。
前方にピーク298が見え出す頃には右側に次々に分岐が現れる。どれも緑風台の住宅街に下る道である。その内のベンチのある「南の道」(ごりょうの道)と書かれた分岐からは東側にその住宅街や三草山、大坂山、西光寺山、加東神山、三角点山などが望める。丸太階段を下り、登り返すと今度は東屋が現れる。「風の広場」で「ふれあいの道」への分岐である。ここからも先ほどと同じく眼下に大池と共に西脇市方面の眺望が広がっている。時間的にも昼食にはちょうど良いと一瞬思ったが先が長いので我慢、我慢。次にテーブルが設置されているピークを超え、左前方に「笠形山」、「千ヶ峰」を眺めながら下っていくとやはり右側に「北の道」(緑遊道)への分岐が現れる。
補助ロープが併設された急登を登ってピーク298に到着する。ここからも東側に展望が開けている。少し下って次のピークを越え、杉林の中を補助ロープを伝いながら下っていくと「ふれあいロード一本松」の鞍部となる。左右には広い道があり、右側は「谷町」と標識が幹に掲げられている。左側の道は今朝車で通った「出会町」への道であろう。しかし名前の由来の一本松は周りには見当たらない。時刻はすでに12時を過ぎている。矢筈山頂上での昼食予定であったが登山開始時間が遅かったし、ここからは矢筈山頂上までは1時間程かかるため頂上手前の「見晴らし台」と地図に書かれていた所で昼食とする。登り返してピークの裾を巻いて次のピークが「見晴らし台」であるが周りは少し木立に囲まれて視界はもう一つである。しかし吹く風は心地良い。
県道34号線沿いの喫茶 カリンカの東側に→ | 野村登山口→ | いきなり補助ロープが設置されている急登→ |
#9鉄塔→ | ピーク268 茜山(火灯山)と書かれている→ | だんだん展望が開けてくる→ |
縦走路を外れたピークへ→ | 展望の無い点名 平野のピーク274→ | ベンチがあるごりょうの道分岐→ |
住宅街と共に西光寺山や加東神山が見えている→ | ふれあいの道の分岐点にある東屋→ | 先に見えるピーク298を目指す |
北西に笠形山→ | 緑遊道分岐→ | 補助ロープのあるピーク298への急登→ |
ピーク298→ | 補助ロープが設置されている急坂を下る→ | 鞍部の一本松→ |
早々に昼食を切り上げ尾根歩きを続行。 #19鉄塔が現れると巡視路は右に外れていくので直進して行く。更に下った鞍部には鉄柱に「一本松峠」の標識が松の木に括り付けられている。途中ですでに一度見たはずだがどちらが本当の「一本松」のやら。こちらは古ぼけており以前から在った様だが。
双耳峰の矢筈山南峰に到着。「高田井(こうだい)」からの「登山ロード」と「どんぐりロード」の登山道と合流する。ここには矢筈山山頂と記された標柱が建っており、三角点は100m程北側と書かれている。稲荷大明神の幟と共に火の神である愛宕社と秋葉社とその横に色々と物が置かれている東屋がある。東屋に設置されている温度計は26℃を示している。東側には西脇市内と杉原川、その奥には三草山、大坂山、西光寺山が、更に遠くには六甲山も見えている。眺望を楽しみながらしばらく休憩していると下から声が聞こえてくる。8人位の高齢者グループであり、今日初めて会う人達である。談笑をすると地元の毎日登山の人達であり、中には4000回登っている強者が居らっしゃり、一日に朝、昼と2回登っているらしい。この東屋の主たちらしい。
皆さんに挨拶をしてここからは50m程下にあると教わった「愛の石」に立ち寄るため下っていく。縦に二つに割れた岩にしめ縄がかけられている。思っていたよりはかなり小さい。割れているので離れ離れで御利益が無いのでは?頂上に戻り、祠の前を通り抜け双耳峰の北側にある三等三角点のある山頂に向かう。小さな広場に三角点と矢筈山城の標柱が建っている。ここでも南峰と同様、東側に展望が開けている。
補助ロープが設置されている丸太の階段を下っていくと羊歯が足元を覆うことが多くなる。この辺りからは今までしつこい程在った白いビニール紐の案内が無くなり、案内標識とたまに赤いテープに変わっている。市原峠からの登山者のために矢筈山まであと何メーターと書かれた標識も設置されている。5つほどピークを通過してから開けた場所に出るとピーク295である。ここからもやはり東側に展望は開ける。
展望が開けている名も無いピークに何故か三角点がある。もう使用されなくなったのかも。次のピーク306は普通のピークで、道は左右に分かれているがしっかりした右側に折れていく。だんだん羊歯で覆われる道が多くなってくる。中には羊歯を避けて稜線から外れる箇所もある。ずーっと丸太階段が設置されているのでこの縦走路は以前から整備されていたようだ。ピークを何度か越えながらだんだん高度を下げていくと右下に新池が見えてくる。市原峠登山口はもう近い。
登山口の手前の道端に一輪だけの「ササユリ」を見かける。そういえば今回の山は花は全く見なかったなぁ。癒されて市原峠登山口に到着。ここからは自転車で車まで帰るのであるが県道34号線に出るまではずーっと下りであるので疲れた足に負担をかけずに汗を乾かしながらの快適サイクリングである。6.5Kmの道を20分ほどで車に到着。
羊歯藪が現れ始める→ | #19鉄塔→ | ここにも一本松峠がある どちらが本当か?→ |
矢筈山南峰→ | 矢筈山南峰から西脇市内と杉原川→ | 矢筈山南峰からの眺めは兵庫150選の一つ |
愛の石→ | 頂上直下の祠の前を通り抜ける→ | 三角点のある矢筈山城跡→ |
ガイドロープがある丸太階段を下っていく→ | ピーク295に到着→ | ピーク295から北東を見る 真下に杉原川→ |
何故か三角点がある名も無きピーク→ | ピーク306に到着→ | 分岐→ |
右側に市原峠近くの新池が見えてきた→ | 市原峠登山口手前でササユリが一輪だけ→ | 市原峠下山口と自転車 |
全山、道はしっかりしておりマーキングや案内標識があちこちにあり、道に迷うことは無い。しかし結構きついアップダウンがあるが急坂には補助ロープが設置されている。また後半は所々に羊歯が生い茂っている個所が出てくるが比較的問題なく歩くことができる。里山のためあちこちに分岐路があり、どこからでも登れるようだ。
縦走中、あちこちで展望は開けており、目を楽しませてくれる。駐車場は野村登山口では西側に4台ぐらい、市原峠登山口は峠付近に若干停めることができる空き地がある。
トイレは無し。