Mickey-sonのホーム山の部屋登山の記録→兵庫県→和布山、鈴堀山、比延山

登山の記録  兵庫県

和布山 鈴堀山 縦走 比延山 周回登山

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        和布山: 所要時間 3:30  水平歩行距離 3.6Km 累積標高は+393m -393mH
        比延山: 所要時間 1:50  水平歩行距離 3.0Km 累積標高は±310m
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【日  時】 2022年1月3日(月)
【山  名】 和布山(わぶやま) 313.5mH 鈴堀山(すずほりやま) 342mH 比延山(ひえやま) 286.9mH
【山  域】 西脇市
【天  候】 晴れ
【メンバー】 Mickey-son 1名
【コース 】 和布山
和布町公民館駐車場(60mH)8:30→登山口(70mH)8:40→第一展望スラブ(145mH)8:50→第二展望スラブ(145mH)9:10→テレビ塔(245mH)9:20~:35→鈴堀山頂上(342mH)9:50~:55→和布山頂上(313.5mH)10:05~:45→愛宕山分岐(260mH)11:00→奥の院分岐(225mH)11:25→展望スラブ(190mH)11:30→長明寺登山口(90mH)11:45→頼政池(80mH)11:50→長明寺境内(70mH)11:55→長明寺駐車場(65mH)12:00

比延山
城山公園駐車場(100mH)12:35→比延山登山口(95mH)12:40→350m標識地点(195mH)12:55→比延山城跡(282mH)13:05~:10→比延山頂上(286.9mH)13:15~:35→上比延分岐(265mH)13:40→比延山北側登山口(100mH)14:04→城山公園駐車場14:25

和布山縦走

 正月の腹ごなしに昨年末に引き続き、西脇市の観光協会で紹介されている和布山比延山を登る。今回も紹介されているコース通りに登ることにする。和布山は縦走であるので「長明寺」に自転車をデポしてから1台も駐車していない「和布町公民館」の広い駐車場に車を停めて出発。

 国道175号線の高架下を潜る(地下道もあるが地上を渡る)とすぐに左手の山裾にコンクリートの階段が見える。標識は無いがここが登山口である。階段を登りきると山道となる。岩場の道が続くがグリップは十分あるので歩き易い。しばらく登ると開けた第一スラブとなりここからは展望が広がり、加古川、西脇市内が、その先には前回登った八日山と西林寺山が見え、西林寺山には雲海がかかっている。この付近は秋から雲海が出現するらしい。更にその奥には雪を被った笠形山や千ヶ峰が望める。第二スラブでも同様な眺望である。

 露岩道を緩やかに登っていくと屋根にテレビ塔が設置された建屋が現れる。建屋には何も書かれていない。その先にも次々とテレビ塔を背負った建屋が林立している。2つ目の建屋を過ぎるとベンチが設置されてここからも北西側の展望が開けて先ほどと同様、加古川や笠形山や千ヶ峰が望める。

 4つ目の建屋を過ぎると設備管理用車道が現れ、登山道はその左側に手前とその少し先に2つ見える。どちらも道としてはしっかりしているようだが多分、上で合流していると判断して手前の道を登っていく。しばらくはもう一つの道が右下に平行に続いているのが見える。

 階段道が現れ、そこからは急登となる。階段を登りきると道はなだらかになり鈴堀山山頂となる。そしてNTTドコモ電波塔手前の右側が一段高くなっており、そちらが山頂となっている。ほんの一登りで山頂に立てるが、雑木に囲まれている上にヤブっぽさがあり、あまり山頂らしさは感じない。しかし三角点のある和布山よりは高い。すぐ横にも簡単なアンテナが建っており、その辺りからは東側に展望が開けて「金城山」、「数曽寺山」などの山並みが望める。NTTドコモ電波塔手前では以前から平行に続いていた道が合流している。どうも資材運搬用のモノレールがあったようだ。

 フェンス沿いに回り込んで尾根筋に入るがそれまでの道とは違って一気に尾根道ははっきりしなくなる。細々と小径は続いていたものの羊歯で覆われ足元が見え辛い。ただ尾根筋ははっきりしているので問題は無い。小径を辿って緩やかに下り、少し登り返すと和布山山頂となる。地面からせりあがったような四等三角点(点名:和布)を見るも周囲は雑木が囲んでおり、残念ながら展望は無い。最後のピークなので少し早いがここで昼食休憩とする。本日は風も穏やかで寒さを感じられない良い日和である。

 ここからは更に羊歯が生い茂り、道が不鮮明となる。やがて左手下方に「金城池」が姿を現してくる。順調に尾根を歩いていくが分岐と気付かずに「愛宕山」へ進んでしまう。更に藪化してくるのでおかしいと思い引き返すと左側にも道がある。地図上では長命寺へはまっすぐに進む感じになっているが実際は左に折れることになる。過去にも同じような失敗を繰り返しているにもかかわらずやはり間違えてしまう。下山時には慎重に尾根筋を見極めなければならない。反省。ここからは滑りやすい急な下りとなっているので太いロープが設置されているが羊歯藪は無くなってくる。

 開けた場所に出ると後ろには「鈴堀山」と「和布山」が見え、左前方には「金城池」と打ちっぱなしゴルフ場が見える。緩やかに登り返すと小ピークとなりここで今回唯一の長明寺への案内標識が立っている。左側の分岐は判り辛いが「長明寺奥の院」への下山道となっている。ここからは羊歯は無くなり歩き易くなる。岩場では下方に「頼政池」と墓地駐車場が見え出す。

 防獣フェンスを開けてすぐに判読はできないが登山口の案内標識がある「テレビ塔山頂ハイキング登山口」に出る。この辺りには幾つもの道があり、この登山口は見つけ辛いと思われる。墓地を右に見てから頼政池横を通り過ごし「長明寺」の境内で弓の達人「源頼政公」が鵺(ヌエ)を退治しているブロンズ像などを散策した後、パゴダが建つ「宝光院」前の広い駐車場からデポしていた自転車で「和布町公民館」に戻り、比延山に向かう。「源頼政の墓」と「摩崖仏」は見学予定であったがコロッと忘れていて見損ねてしまった。

国道175号線高架からコンクリート階段へ→ 露岩の登山道が続く→ 大きなスラブで西側に展望が開ける→
雑木林の中の道→ 最初のアンテナ塔が見えてきた→ 北西側に展望が開ける→
雲海のある北側の展望→ 大きなスラブから左側(西側)の展望→
NTTドコモ電波塔と管理用車道→ 登山口が2つ)→ 階段で急登→
鈴堀山頂上→ NTTドコモ電波塔→ 羊歯で道が覆われてくる→
四等三角点がある和布山頂上→ それらしき道を探って進む→ 愛宕山分岐
開けると左前方に金城池が見える→ ピークで分岐 右側に進む→ 防獣フェンスを開けると右側に墓地→
判読できない案内標識と長命寺登山口→ 頼政池→ 長明寺の参道→

比延山周回

 和布山下山後、自転車で「和布町公民館」に戻り、車で「比延山」の登山口に向かう。「城山公園」駐車場に車を止める。駐車場の先に広い城山グラウンドがありその奥まで行き、フェンス裏に登山口がある。 山頂までは700mの 標識が立っている。この後、100m毎に標識が現れる。雑木林の中、ここも岩が多い道である。すぐに正面に梢越しに比延山が見えてくる。中間地点までは緩やかな登り坂 が続くが350mの標識がある中間地点から山頂まではロープも備え付けられた急坂になる。途中右側に展望が開け塚口の町並みが見える。

 比延山城跡頂上は比延山城の南郭があった場所で、 石碑と休憩用のベンチも設 置されている。展望はあまり無い。南北朝時代から室町時代に尾根筋の地形を利用して築かれた比延山城跡(黒田官兵衛の母親、比延氏の居城とも伝わる)があるが名残は全く無し。眼下に西脇市街地の眺望が広がる。

 山頂からなだらかな道を北に向かうと四等三角点(点名:城山)があるピークとなる。ピークには大岩とその西側には大きなスラブが急激に切れ落ちている。目の前の木々は伐採されているので西脇市街地や和布山と同様に笠形山、飯森山、千ヶ峰、篠ヶ峰の雄大な眺望が楽しめる。ここで本日、唯一の登山者である若いカップルに出会う。

 後半もロープが設置された急坂である。ロープや枝に捕まりながらの下山である。途中で右側に枯れ枝で通行止めにしている上比延に下る分岐が現れるがあまり歩いていないようで羊歯がひどくなっている。道が少しなだらかになると今度は羊歯で道が覆われ歩き辛くなってくるが赤いマーキングテープはずーっとしっかりと付けられているので安心である。麓に近づくと羊歯は無くなり、道はしっかりしてくる。マーキングに従って下ってくると予定とは違う所に出てしまうう。広い道を作っている工事現場である。工事道路から一般道に出てから「城山公園」に戻る。

城山公園入口→ 運動場奥のフェンス裏に登山口→ ロープが設置された急登の登山道→
露岩の多い道 後400m地点→ 比延山城跡の頂上と日本のへそ公園の岡之山→ 比延山城跡からの西側の展望→
比延山頂上→ ロープが設置されている急下り→ 羊歯で覆われた道→
比延山からの展望 植林帯に入る→
道路工事中現場に出る→ 城山公園に到着

 和布山も比延山もハイキング程度の低山であるが岩が多い山である。尾根歩きではあちこちで展望が開け、里山らしい街並みを眺めることができる山である。和布山もだいぶん前に整備された山道であるため道が羊歯で覆われている箇所が有るが危険な所は無く、慎重に歩けば道外れはしないであろう。標識は1か所だけ、マーキングテープは極たまに見かける程度。
 トイレは和布山は「長明寺」に有り。 比延山には城山公園に有る。

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