Mickey-sonのホーム山の部屋登山の紀行→兵庫県→稚子ヶ墓山、花折山

登山の記録  兵庫県

稚子ヶ墓山(ちごがばかやま) 花折山(はなおりやま) 登山

地図でコースを見る  所要時間 4:30  水平歩行距離 7.1Km 累積標高 ±635m

【日  時】 2020年2月19日(水)
【山  名】 稚子ヶ墓山 596.3mH 花折山 573.8mH
【山  域】 兵庫県神戸市北区山田町
【天  候】 晴れ
【メンバー】 Mickey-son 1名
【コース 】 国道(400mH)10:15→双坂池(400mH)10:17→稚子ヶ墓山登山口(390mH)10:25→稚子ヶ墓山(596.3mH)11:00→稚子ヶ墓(604mH)11:17~12:00→肘曲り(450mH)12:25→花折山分岐(490mH)12:40→花折山(573.8mH)12:55→花折山分岐)13:20→肘曲り13:30→稚子ヶ墓分岐(604mH)13:55~14:00→稚子ヶ墓山14:10→稚子ヶ墓山登山口14:35→国道14:45

 天気が良いので丹生山系で一番高い山の稚子ヶ墓山とその先にある花折山を往復することにする。稚子ヶ墓山は色々な所から登るコースがあるが一般的なこのコースを歩く。この山名は地図表記では「稚ヶ墓山」になっているが地理院の地点名では「稚ヶ墓山」となっている。由来からすれば「稚児ヶ墓山」が合っているような気がするのだがどちらが正しいのやら。

 国道428号の双坂池近くの旧国道進入口に車を置いて気温4℃の中、スタートする。旧国道を「太陽と緑の道」の標識に従って東進していくと左側に登山道が見えるがそのまま通過して双坂池を右に眺めながら池沿いを歩いていくと左側に登山口の標識がゴジャゴジャと立っている。

 ここから登山道に入る。しばらく樹林帯を進み、左からの枯れた沢筋に入ると岩がゴロゴロした歩きにくいガレ場となる。沢を離れて右に回り込み、山腹を巻いてから左に曲がっていくと尾根道に変わる。トラロープがある勾配のきつい道を登りきると3等三角点のある稚子ヶ墓山に到着するが樹木に囲まれて展望は全く無いが城跡らしい。

 すぐ先に向かうと稚子の墓となり盛土の上に大きな木柱が立っており、「羽柴秀吉が三木城攻めのさい丹生の僧兵が別所に味方したため焼き討ちにあい命を絶たれた稚児たちをこの地に葬り椿を植え冥福を祈った」と書かれている。こちらの方が稚子ヶ墓山より標高は高そうである。

 展望が有るためここで早めであるが昼食とする。気温は10℃まで上昇している。天気は良い分、ガスってはいるが南側に展望が開け、右から雄岡山、雌岡山、衝原湖、シブレ山、正面には淡路島や須磨アルプス、左には菊水山が眺望できる。反対の北側斜面には赤ペンキやマーキングテープが有るので帰りに確認してみようと思う。

国道428号線脇に駐車→ 双坂池を眺めながら→ 登山口の標識→
谷の歩きにくいガレ場→ 右に回り込んで谷筋から離れる→ 急坂の直線的な登り→
木漏れ日の中の稚子ヶ墓山頂上→ 稚子ヶ墓場→ ガスっているが南側に眺望→

 昼食後は肘曲りまで下り、花折山に向かう。まずは上りと同じようにトラロープがある急坂を下っていく。下りきると倒れた親木から3本の子供杉が立派に成長している杉(親子杉)を見かける。まるで我身の様を見るようである?道中は常緑樹と落葉樹の混在した木々の中を至る所にイノシシが掘り返した道を歩くだけで、展望も無いので森林浴を楽しむだけであるだけである。やがて右側の標柱で左に90度曲がる。緩やかに下ると直ぐに今度は右に90度曲がる。注意しないとそのまま直進してしまう場所である。

 水が流れている沢筋を下っていくと2つの標識が立っている「肘曲り」となる。しかし先ほどの短時間での2か所の曲がりが「肘曲り」の名前に適切なように思われる。「肘曲り」から沢筋を離れ左に登っていく。そのまま沢筋に下ると「みのたにスポーツホテル」に出る道である。これからしばらくは道に大小、様々な石が転がっている歩き難いガレ場道となっている。

 志久峠、花折山分岐で右へ進むとようやく歩き易い道となる。左の「太陽と緑の道」の志久峠方面へはまだガレ場が続いている。この分岐にはモトクロスバイクに注意の標識もあるので練習コースとなっているのだろう。本日は音も無し。

 最後の急登を登りきると4等三角点のある花折山頂上である。ここも樹林に囲まれて展望は無い。左手の道は兵庫カントリーゴルフ場へ、直進は柏尾谷に下る道のようである。すぐに往路を引き返し、稚子ヶ墓場で昼食時に見つけた北側へ下るコースに入ってみる。地図で確認すると遠巻きに今朝見た最初の登山道に出るコースのようである。しかし途中からどんどん下っているし、地図を見るとその後、登りがあるようなので少し疲れていたため諦めて稚子ヶ墓山頂上裏に戻って往路を歩き帰ることにする。

倒木から3本の幹が成長している「親子杉」→ 樹林帯を歩いていく→ 標柱で左に90度曲がる→
直ぐに今後は右に90度曲がる→ 谷筋を下っていく→ 肘曲りで左に折れる→
肘曲りでの標識→ 歩き難いガレ場道→ 志久峠、花折山分岐で右へ→
根元から多数分岐した樫の木幹→ 樹林に囲まれた花折山頂上

 「太陽と緑の道」や「丹生山縦走路」の標識やテープマーキングが多くあり、道に迷うことはない。本日は誰一人遭遇する人はいなく静かな山歩きであった。展望は稚子の墓が唯一の場所である。展望を楽しむ人には不向きな山である。車に帰ってくるとトライアルバイクで練習していた人が帰る準備をしていた。話によると最近は色々入山に制限が出てきたため練習する人は減ってきたらしい。

 帰りに岩谷の渓流ルートを探索してから帰路に着く。

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