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地図でコースを見る 所要時間 4:35 水平歩行距離 6.0Km 累積標高 640mH
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【日 時】 | 2022年3月12日(土) |
【山 名】 | 天下台山 321.3m |
【山 域】 | 兵庫県相生市 |
【天 候】 | 曇り時々晴れ |
【メンバー】 | Mickey-son 1名 |
【コース 】 | 岩屋谷公園駐車場(35m)7:30→北尾根登山口(30m)7:35→#15鉄塔(160m)7:53→古池分岐(95m)7:54→とんび岩(150m)8:02→古墳近道分岐(140m)8:08→三段岩?(145m)8:10→見晴台(230m)8:24→烏帽子岩(250m)8:28→253ピーク8:30→ささゆり苑分岐(210m)8:37→#14鉄塔(265m)8:46→立見岩(310m)9:07→天下台山頂上(321.3m)9:12〜10:07→岩屋谷コース分岐(265m)10:15→馬場坂地蔵分岐(260m)10:20→#7鉄塔(250m)10:23→286ピーク黍田富士分岐10:40〜:45→220ピーク 10:08→汗拭き岩(185m)11:16→#14鉄塔(100m)11:55→岩屋谷公園(40m)12:05 |
今年最後の牡蠣を入手するついでに天下台山に登ることにする。コースは北尾根コースから東尾根コースへと反時計回りに周回する。
10台上は停められる「岩屋谷公園」の駐車場に車を止める。駐車場の先にある公園奥から「岩屋谷コース」があるが「北尾根コース」は少し西側にあるので住宅街の中を通ってその登山口に向かう。
墓地横に登山口があり、短い階段を登ると地道となりいきなりの急登である。その先には補助ロープも設置されている。後ろから山陽新幹線の走行音がゴォーと聞こえてくる。雑木林の中を進んでいく。左側奥には梢越しに復り予定の「東尾根コース」の稜線や下山直前の#14鉄塔近くには岩壁が見えている。所々に関電の赤い標識があるので「北尾根コース」は送電鉄塔巡視路であることが分かる。右手に岩場があり、相生市街が俯瞰される。ここが「とんび岩」かなと思っていたが名称の無い展望地と後から分かる。
#15鉄塔付近から後ろ(北側)に相生市街からたつの市にかけての展望が開けてくる。巡視路は#15鉄塔から右にそれて#16鉄塔へ行くので北尾根道は狭くなるが道は良く踏まれている。#15鉄塔の先にも右側に分岐あり、「古池」方面へと下っている。そこからは相生市内が全貌できる。道沿いに岩が増え始め、小ピークからは左下に「岩屋谷池」が見え始める。小ピークを過ぎるとすぐに「とんび岩」の標札が木に掲げられて左側にテラス状の8畳敷きほどの平らな巨岩頭が現れる。上半分の岩が空中に突き出している。そこからはスパッと切れ落ちており下方にエメラルドグリーンの岩屋谷池と堰堤に描かれた相生市章が見える。
下って鞍部になると「古墳近道」の案内があり、右側にはっきりしないが道らしきものが見える。登り返し始めると左側(東)に大きなスラブが現れる。水が染み出ているのか湿っている。標識は無いがこれが「三段岩」か? 次に大きな岩場を登ると見晴台」の標識が。左に少し道から外れていくと巨岩頭の上から「とんび岩」や那波野の町並みなど北側が眺望できる。次には「烏帽子岩」の標識が掲げられており今度は右側(西)に進むとすぐに大きな「烏帽子岩」の巨岩頭が現れ、西側にある相生市の街を一望することができる。元の道に戻るとすぐにピーク253となる。ここからは前方に手前のピークとその奥に天下台山が望める。
下って鞍部に着くと右側に#3鉄塔への巡視路と「ささゆり苑コース」への分岐になっている。10分少々で次の#4鉄塔に着く。そのすぐ先の最後のピークの下りには鎖が設置された急傾斜の大きな岩場が待っていた。鞍部になると#5鉄塔への分岐が左側に見える。少し登り返すと広い遊歩道に出会う。山頂周辺の周回路のようだ。右道は下っているので左に折れて頂上を目指す。Uターン部にある「立見岩」では相生湾方面を展望できる。IHI相生工場やクレーン、関西電力相生発電所が見えている。左側に大きな電波反射板と小屋がある広い原っぱに出るとその先に頂上が見える。
頂上は広々としているが時間が早いせいか誰も居ない。天下台山の頂上標識手前に二等三角点や「水戸大神」と刻まれた石柱、地名が刻まれた半円の方位盤、ベンチもあちこちに設置されている。本日はこの時期としては暖かくなった(気温20℃)ので靄っており遠望は利かないので播磨灘もあまり見えない。北側には那岐山、後山まで南側方面には更にその先には明石大橋や鳴門大橋も見えると後から登ってこられた地元の人が言っていた。
墓地横に北尾根コースの標識がある登山口→ | ロープ補助の急登→ | 左手に復路の東尾根を見る→ |
対面に復路の急勾配の下りが見える→ | #15鉄塔→ | #15鉄塔通過後の岩場からの相生市内→ |
とんび岩から岩屋谷池を見下ろす→ | 鞍部で古墳近道の分岐→ | 右側に大きなスラブ 「三段岩」?→ |
とんび岩からの展望 | ||
振り返って→ | 見晴台分岐→ | 烏帽子岩分岐→ |
烏帽子岩から西側の展望 相生市街→ | 253ピークから正面の天下台山を見る→ | #3鉄塔とささゆり苑分岐→ |
#4鉄塔へ→ | 大きな岩稜帯を下って行く→ | 巡視路分岐→ |
広い遊歩道に出て左へ→ | 幅広い遊歩道を登っていく→ | 立見台→ |
天下台山頂上→ | 南方面の頂上風景→ |
昼食には早い時間なのでおやつを食して頂上をぶらついた後、遊歩道然とした道の「岩屋谷コース」へと階段を下って行く。平坦な道になり#7鉄塔と「東尾根・野瀬奥山方面」と「馬場坂地蔵」の分岐道標に出合うと道は左へカーブしている。ここで直進して「東尾根コース」に入って雑木林の中を進んでいく。すぐに右側にダイセル播磨線#8鉄塔・馬場坂地蔵への分岐が現れるが左側の道を進んでいく。#7鉄塔までは巡視路のため整備されている。#7鉄塔を過ぎると道はだんだん狭くなってくるがこれで普通の登山道である。
雑木林が途切れた箇所で後ろを振り返ると反射板がある天下台山が見えている。鞍部になると右手に「東尾根旧道」の標識が出てきた。しかしどう見ても藪状態である。長い間歩かれていないようだ。ここからピーク286への登りとなるが段々急坂となってくる。
ピーク286では斜め右側に「黍田富士(きびたふじ)」方面への分岐に出会う。しばらく様子見をしていると黍田富士方面から一人歩いてきた。話をすると竜野駅から登ってきたと言う。更に天下台山から追いついてきた男性も竜野駅まで歩くらしい。結構この黍田富士コースは人気があるようだ。機会があれば歩いてみたいものだ。この辺りから道は細くなるが羊歯や笹が刈られて通れるだけの幅は確保してあるので道ははっきりしているし、赤いマーキングテープも点々とあるので安心して歩ける。尾根筋歩きではあるがずーっと雑木林の中をくねくねと蛇行している道であるが時折視界が開けている場所もある。
ピーク220の裾を巻いてから西へ進むと、対面に岩屋谷を挟みピーク253〜天下台山にかけての北尾根の稜線と共に「とんび岩」がよく見えだす。「汗拭き岩」岩場に出るとここが東尾根コースで一番の展望地だが、これから進む北側に40mほどは登り返さなければならないピークも見えて少しウンザリする。
最後のピークを過ぎると急降下の道となり、補助ロープが設置されている。左下方には「岩屋谷池」が見えてくる。#14鉄塔を過ぎると更に急坂となり、おまけにざれ場となり非常に滑りやすい。設置されているロープを頼りに慎重に下って行くと岩屋谷公園内にあるトイレの裏手に下山。
分岐で直進して北尾根コースに入る→ | 分岐で左の道の北尾根コースへ→ | #7鉄塔→ |
雑木林の中の道は狭くなってくる→ | ピーク286での分岐→ | くねくねした道→ |
ピーク286の先でたつの市方面→ | 汗拭き岩から北尾根コースの稜線を見る→ | 北尾根コースの稜線→ |
立派な木 ヤマモモ?→ | 羊歯藪となるが道はしっかり→ | ロープが設置された滑り易い急坂→ |
左下方に岩屋谷池が見えてくる→ | #14鉄塔→ | ざれ場の急坂→ |
岩屋谷公園のトイレ横に出る→ | 岩屋谷公園 |
里山で登山口周辺は住宅街となっているのであちこちに分岐がある。基本、主コースはマーキングテープに従って歩けば問題無い。「東尾根コース」は2004年に整備されたようだが雑木林の中の歩きが多い。トイレは「岩屋谷公園」のみ。
地図でコースを見る 所要時間 4:30 水平歩行距離 5.7Km
【日 時】 | 2015年12月25日(金) |
【山 名】 | 天下台山 321.3m |
【山 域】 | 兵庫県相生市 |
【天 候】 | 曇り時々晴れ |
【メンバー】 | 白馬、和田、Mickey-son 3名 |
【コース 】 | 龍山登山口(0m)11:30→龍山公園(58m)11:40→ピーク(105m)11:50→展望広場分岐(95m)11:55→分岐(130m)12:00→遠見山頂上(188.6m)12:10〜12:45→分岐(155m)12:55→野瀬貯水池(105m)13:00→209ピーク 14:05→273ピーク 14:45→西馬場坂分岐(265m)14:55→#30鉄塔(265m)14:57→#29鉄塔(265m)15:00→ダイセル化学敷地前(275m)15:05→馬場坂峠(215m)15:15→二の沢(60m)15:50→水子地蔵(25m)16:00 |
下山後に季節の牡蠣を食べるために相生市にある天下台山に登ることにする。いつもは車であるが今回は電車を使って相生駅まで移動する。(飲酒のため)
10時半に相生駅で下車後、下山後に立ち寄る駅前の居酒屋などを下見しながら県道121号線を南下し、旭大橋を過ぎてからほんまち商店街に入り、市役所付近でも良い居酒屋を探しながら水産市場「魚稚」まで歩く。見学して道を挟んですぐ横にある苔むした階段の遊歩道から登山を開始する。
道横にお墓が点在し、しばらくすると大正3年に建立された大きな忠魂碑が在る龍山公園に到着。ここからは相生湾とIHIの工場などが見渡せられる。少し下り鞍部になると餅屋市五郎の名前がついた一年に二度咲くと言われている椿の木の案内があったが立ち寄らず足を進める。周りにはやぶ椿は多い。小さなピークを過ぎ、立派な案内板に従って2度の分岐を右に折れ、道端に植えられた記念桜を見ながらると遠見山展望台となる。
遠見山頂上は整備された広場となっており、東屋、ベンチや案内板が在り、中央には大きなヤマモモの木がでんと構えていた。また四等三角点が石に囲まれて設置されている。展望は良く、北側は相生市街、南側は左手に御津山脈の一つ五六見山、右手には瀬戸内海、小豆島が見える。ここで昼食とする。
龍山登山口→ | 龍山公園広場→ | 分岐で右側の道に入り、展望広場を目指す→ |
相生湾のIHI工場→ | 遠見山展望台→ | 遠見山展望台から瀬戸内海 右奥は小豆島→ |
昼食後はそのまま直進して東に向かう。分岐で左は大谷配水池へ下るが右に折れてから途中で野瀬貯水池を右に見て下っていくと遠見山トンネルの上部にある舗装路に出る。ここからピーク209に行くルートを探さなければならないのであるが少し道路を左に少し進むと登山道らしき道が見えたのでここがそのルートだろうと判断し、登っていくがすぐに雑木と羊歯と茨とが入り交じった藪となり、完全に道が無くなってきたが折角、ここまで来たので仕方なく茨と羊歯と格闘しながら尾根を掻き分け登って行く。特に茨は厄介でズボンにひっかるし手は血だらけになる。それでも難儀しながら何とかピーク209の頂上に到着する。
ここからはルートは羊歯で判然としない所はあるが要所要所にマーキングがあり、ピーク273まで尾根伝いをスムーズに歩行できた。ピーク273には分岐があって小さな立札が立っており、右は亀ノ尾川尾根コースで直進の御坊尾根コースに進んでいく。次に左に西馬場坂への分岐、そのまま進み、関電点検路を#30、#29鉄塔と通過。やがてダイセル化学の敷地と表示した有刺鉄線で行き止まりとなる。右に折れると野瀬奥山に至って御津山脈に続く。
左に折れて右側にある有刺鉄線沿いに下って行く。相変わらず笹と羊歯が道を邪魔している。この間は展望は無い。大正4(1915)年に建立された地蔵がある馬場坂峠(うまばざかとうげ)に到着。ここから天下台山頂上に登るのであるが先ほどの藪漕ぎがあった分、体力を消耗したのと時間的に遅くなっていたので馬場坂峠で天下台山登頂を断念して馬場坂西コースで下山することにした。このコースは大谷町と揖保川町馬場(うまば)を結ぶ峠越えの道で、「馬場坂」と呼ばれ、1960年代までは荷車を引いて往来できるほどの道であったらしい。すぐ左横には馬場坂地蔵さんがある。
沢コースの案内が在り、沢登りのコースとなっているようだが我々は渓流を左に見ながら渓流沿いに下って行く。道はしっかりしていてかつては物流の重要な道であったことが分かる。右から沢が流れ込む二の沢の標識を見てドンドン下って行くと左側に水子地蔵が見えると下山口となり遠見山トンネルにつながる道路に出る。ここから相生湾にそそぐ川沿いに昭和のイメージを残す町並みを抜けて相生湾まで歩いていき、本日の登山は終了。後は風呂でさっぱりして牡蠣を堪能するだけである。
遠見山展望台から大谷配水池へ向かう→ | 右に大谷配水池→ | 左手側に見つけた登山道らしき道→ |
すぐに藪漕ぎが始まる→ | ピーク209からピーク273を目指す→ | 亀ノ尾川尾根コースと御坊尾根コース分岐→ |
ダイセル化学立ち入り禁止を左側に下る→ | 馬場坂峠→ | 右側から沢が流れ込む二の沢→ |
沢登りに適した渓流→ | 左手に水子地蔵が見えれば下山口→ | 水子地蔵登山口 |
ピーク209までの藪漕ぎは本当に大変であった。多分、尾根の南側にルートがあったのではないかと推量するが不明である。下山後はペーロンの湯温泉(700円)で汗を流してからタクシーで相生駅に向かって,、駅前の江戸屋(居酒屋)で牡蠣鍋料理に舌鼓を打ってから電車で帰路につく。