Mickey-sonのホーム山の部屋登山の紀行→兵庫県→白岩山、高畑山

登山の記録  兵庫県

白岩山(しらいわやま) 高畑山(たかはたやま) 登山

地図でコースを見る  所要時間 4:55  水平歩行距離 7.0Km 累積標高 ±815m

【日  時】 2020年4月23日(木)
【山  名】 白岩山 973mH 高畑山 983.7mH
【山  域】 兵庫県神河町猪篠
【天  候】 晴れ
【メンバー】 Mickey-son 1名
【コース 】 東、西コース分岐地点(415mH)8:10→浄水場群(470mH)8:20→砂防ダム(645mH)8:45→東コース登山口(650mH)8:45→滝(670mH)8:50→フェンス(740mH)8:59→二股分岐(755mH)9:00→ススキ原(840mH)9:10→東、西コース分岐(910mH)9:30→白岩山頂上(973mH)9:40~9:50→小ピーク(970mH)9;55→鞍部(950mH)10:00→981ピーク10:10→オブジェ鞍部(930mH)10:15→高畑山頂上(983.7mH)10:20~10:35→981ピーク10:50→白岩山頂上(300mH)11:15~12:00→東、西ルート分岐(910mH)12:05→尾根離れ(735mH)12:30→防獣フェンス(450mH)13:00→東、西コース分岐地点13:05

 今回もコロナウィルスで不要不急の外出が制限されている中、途中何処にも寄らずに自然を相手に山登りと少し車で移動して以前から訪問したかった「神子畑選鉱跡」のサイクリングに出かける予定である。国道312号線から猪篠(いざさ)の信号で東側に進んで村の中を走行していくが山裾の集落付近になると道がいくつも分かれていて悩むがちょうど出合わせた人に聞いて先に進む。やがて標識が現れて、その手前に道幅が広がっている。
 そのまま直進すれば東コース、左に折れると
西コースとなっている。ここからはどちらも登山口まではしばらく歩かないといけない。先ほどの人は東コースは車でまだ先まで行けると言っていたが周回するのでここに駐車させてもらう。

 歩き出すとすぐに防獣フェンスがあり、扉を開けて植林に中の簡易舗装された林道を進む。視界が開けてから左に古い浄化場、更に右側に配水池、続けて左に泥濾池が現れる。ここから再び薄暗い植林帯に入り沢沿いに結構勾配がきつい林道を進んでいく。花をつけたミツマタが道の両側にだんだん増えてくる。カーブを4回ほど曲がり砂防ダムが見えてからヘアピンカーブの所で左側に標識と共に東コースの登山口がある。

 消えかかった登山イラストと横には飲めるのかは判らないがバケツに水を引き込んでいる。左上方には2つ目の砂防ダムが見える。セメント橋を渡っていくと本格的な登山道となる。左手に5mぐらいの落差の滝が見える。地元の「猪篠白岩会」が設置した標識が案内してくれる。沢を渡渉して正面の金網フェンス沿いに登っていき、再度渡渉してもう一度渡渉してから開いている金網を通過して行くと道は二手に分かれている。左側は立派な道であり案内板が無ければ左に進んでしまうだろう。多分国土地理院地図の南西方向に描かれている道だろう。

 ここからは植林帯の山腹をジグザグに登っていくきつい登りになる。折り返し地点では「白岩会」の指示が要所要所に指示がある。ひと汗出てくるが谷側から涼しい風が吹き上がってくるので心地良い。林道の辺りもそうであったがこの辺りの植林帯も良く手入れがされている。

 植林帯が途切れ、ススキ原にでる。この辺りでは鹿から苗木を守るためのプラスティックの囲いが散乱している。成長した木が無いところを見ると食い荒らされたようである。再び植林帯に入り、右側に派手にテープが巻かれた分岐を見ながら進むと大岩が現れ始める。いよいよ頂上に近づいたようだ。次の分岐で直角に右に折れるが左手にもマーキングテープはある。地面に置かれた案内板を見つけたので良かったが無ければそのまま進んでしまいそうだ。ただ下りになっているので途中で気が付いただろうが。

 再びススキ原が現れると西コースとの合流地点となる。立派な緑色の方向指示立て札が立っている。頂上への道も二手に分かれており、正規の尾根道とその西側に尾根下を歩く道がある。尾根道を行くと東南方向の展望が開ける。ここまで展望が無かっただけに気持ちが良い。

 急登のススキ原の尾根を登って頂上に近づくと大きな露岩が多く出現して足元は笹に覆われている。頂上には大きな山頂案内板があり、周りには白いとは言えない大岩がゴロゴロ横たわっている。南側から西側にかけて展望が広がっており眼下には国道312号線と猪篠への道が、遠くには笠形山や雪彦山、日名倉山などは微かに望めるが北側は木立があり、あまり良好とはいえない。

 少し休憩した後、高畑山を目指す。山頂直下を急激に下った後は幅広い植林帯の中の緩やかな尾根歩きとなる。一度、小ピークを過ぎて鞍部になると植林帯は途切れ、正面には981ピークとその左には高畑山が見通せる。ここからは南側の展望が広がり笠形山も確認できる。緩やかに登っていくと981ピークとなるが広々とした、なだらかなピークのため頂上が何処か分からない。3つの小さなピークには多くのマーキングテープが付けられて頂上を主張しているがGPSで確認すると真ん中にある一番貧相な場所が頂上みたいである。

 同様に幅広い尾根道を下っていくが途中、馬酔木の群生で道が不案内になるが見通しが利くので迂回をしながら下っていく。鞍部になると道の真ん中に枯れ木の芸術的なオブジェクトが立っている。高畑山直下で急登となるが幅広い斜面であるので踏み跡は無くなる。皆さん適当に好き勝手に登っているのであろう。

 三等三角点がある高畑山頂上は馬酔木に囲まれた小さな空き地であり、東側のみの展望である。少し先には大きな反射板が設置されている。その先(北側)にもマーキングテープは無いものの「白口」方面への尾根ルートが、また頂上から西側の尾根にも道が続いているのが見える。休憩後、白岩山まで同じルートを引き返す。

途中で湧水を給水→ 防獣フェンスを開けて進む→ 配水池→
沢を右に見て植林帯の中をすすむ→ 両側にミツマタの群生地になる→ 先に砂防ダムが見えてくる→
ドウダンツツジの咲く山道となる→ 橋を渡ると登山道となる→ 本格的な山道となる→
ガレ場の谷を渡渉→ 金網フェンスを通過→ 本道以上に立派な道が左にある→
急斜面をジグザグに登っていく→ ススキ原になる→ 右に派手な分岐→
大岩が現れ始める→ 分岐→ 鞍部で十字路→
水争い遺称地の石垣→ 白岩山頂上→ 白岩山頂上北側→
  
西側の展望→ 
幅広い尾根を急激に下る→ 開けた鞍部から高畑山と手前に981ピーク→ ここからも笠形山が見える→
広々とした981ピーク付近→ 高畑山手前の鞍部で名作オブジェが→ 高畑山手前の急登→
三等三角点がある高畑山頂上→ 三角点の奥に大きな反射板→ 南側の展望→

 白岩山に戻り、岩場で西方面の遠望を眺めながら昼食とする。昼食後は少し下った岩場からは更に視界が広がる。東コーストの分岐で直進して西コースの尾根筋を下っていく。途中、直ぐにススキ原となり左側の展望が開ける。植林帯に入り、防獣ネットが右側に見え出頃に勾配は緩やかになり、植林帯が途切れ西側の展望が開けている。再び植林帯に突する。ここまではほぼ直線的に下り道である。

 正面にロープが横に張られ左に折れるように指示されている。直角に折れて尾根筋を離れ、植林帯の山腹をジグザグに急激に下っていくことになる。角張った石ころが多い。この辺りの植林帯も枝打ちなど手入れされており、陽射しも差し込んでいる。

 正面に2本の大杉が現れ、その間にある防獣フェンスの扉を開け出て橋を渡り、左に曲がると舗装路に出る。次に右にに折れて更に下っていき満開の八重桜を眺めながら下ると車に到着する。

白岩山への帰路に見た白岩山→ 西コースから見た西側の眺望→ 進入禁止のロープで尾根を離れ左へ→
無事、新池に戻ってくる→ 防獣フェンス扉に到着→ 西コース登山口→
西コース経路→ 満開の八重桜を鑑賞して終了

 今回もひとけの無い静かな登山であった。この山はスギ、ヒノキの切り出しが頻繁に行われているようで植林地はよく手入れされている。しかしそのためあちこちに分岐があるため標識やマーキングテープに注意を払わないといけない。全体的に植林帯の中の歩きが多い。また地籍調査のテープがあちこちの植林木にまかれているので非常に紛らわしい。トイレは無し。下山後は車でJR「新井駅」まで移動して「神子畑選鉱跡」まで往復20Kmのサイクリングに出かける。

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