Mickey-sonのホーム→山の部屋→登山の記録→兵庫県→新龍アルプス(鶏籠山 的場山 亀山)
地図でコースを見る 所要時間 4:55 水平歩行距離 7.6Km
【日 時】 | 2018年3月 7日(水) |
【山 名】 | 鶏籠山 218m 的場山 394.1m 亀山(城山) 457.8m |
【山 域】 | たつの市 |
【天 候】 | 晴れのち曇り |
【メンバー】 | にっしゃん、もりごん、Mickey-son 3名 |
【コース 】 | 駐車場(30mH)10:20→登山口(45mH)10:30→二の丸(200mH)10:47→削平地(210mH)10:53→本丸(218mH)10:55→両見坂(135mH)11:05→的場山頂上(394.1mH)11:45~12:20→中垣内キャンプ場分岐(410mH)12:40→ピーク(420mH)12:43→#37鉄塔(380mH)12:50→佐野山(382.6mH)12:55→389ピーク13:25→城山城跡(405mH)13:40→亀山(城山)(457.8mH)14:00→亀池(350mH)13:25→亀岩(365mH)14:30→大手道分岐(370mH)14:35→展望台(325mH)14:40→馬立登山口(55mH)15:15 |
兵庫県でアルプスの名前が付いた山の一つである、たつの市にある「新龍アルプス」に登る。新龍アルプスは揖保川を挟んで対岸にある屏風岩で有名な鶴嘴山から見ると釈迦涅槃像に見える山である。縦走のため車2台で出かけることにするが果たして結果は?
私の車を下山予定の馬立にある馬立の山里公園横の墓地駐車場にデポしてからもりごんさんの車で龍野城まで移動する。しかし城周辺に駐車場を見つけられなく思案していると犬を散歩させていた女性が通りかかったので尋ねてみると自宅の駐車場を使用してよいと提案があったのでお言葉に甘えて使用させてもらう。準備をして龍野城の中に入るが登山口が見つけられず、場内をうろうろするが紅梅が満開の庭の奥に登山口を見つけ扉を開けて登山開始する。ここも鹿の被害があるのか防獣フェンスが設置されている。
雑木林に囲まれた遊歩道の丸太階段を登って行くが結構急登である。木々には木の名前が掲示されている。やがて二の丸、削平地、本丸が次々に現れると鶏籠山(けいろうさん)となる。龍野古城(朝霧城)は赤松一族が城主となって4代続いたと説明がある。ここまでの道筋では展望無しであるが頂上付近になると木立越しに視界が開ける。
的場山に向かって八幡宮跡、竪堀の跡を下っていくが冬場であり、また大きな木々が無いため木漏れ日が漏れてきて気持ちが良い。鞍部となると両見坂であり、大きな石灯篭が立っている。左右には峠道がある。右は三坂神社から0.6Km、左の道から緩やかに登ってくる坂が紅葉で有名な紅葉谷コースである。的場山まで1Kmと標識に表示されている。杉林の中の急勾配を再び登って行き、ひと汗をかく。次のピークでは南東側に悠々と流れる揖保川を観賞できる。
的場山まで0.7Kmの表示からは道筋に岩石が多くなる。左手に梢越しにアンテナが見えてくると的場山頂上は近い。建設省近畿地方建設局無線中継所がある頂上に到着。頂上は開けており近畿自然歩道の案内板や頂上標識と記帳ボックスが木に掲げられている。無線中継所横は芝生となっており、南側が開けて瀬戸内海が一望できるのでここで昼食とする。もやっているが淡路島や小豆島が眺望できる。食事中に地元の登山者と色々話をするが我々の登ってきたコースは鶏籠山への登り、的場山への登りは共に一番急登と言われた。
城内庭園では梅の花が満開→ | 龍野城登山口→ | 丸太階段の登山道→ |
二の丸跡→ | 本丸跡→ | 両見坂→ |
岩が多くなる→ | 屏風岩で有名な鶴嘴山→ | 的場山頂上 左に無線中継タワー→ |
北東方面に段ヶ峰、雪彦山、千ヶ峰、笠形山 |
頂上の標識では城山城まで2.5Km、亀山まで5Kmの案内である。右に折れて出発。最初は丸太階段を下ってから舗装路に出て更にしばらく緩やかに下って、登り返すとピークに到着する。ここで左側に中垣内キャンプ場への分岐に出会う。そのまま尾根筋を進み、右手に大岩が現れて下りになると前方に視野が開け#37鉄塔が現れる。北東方面に町が眺められる。右側に巡視路(佐野コース)があるようだが気が付かなかった。次のピークは4等三角点がある佐野山であるが、何の変哲もないピークである。この辺りから道は本来の山道となり足元にシダが増え始める。この縦走路(つつじコース)はあちこちで展望があり楽しめる。鞍部となり登り返すと389ピークとなる。
杉林になると右にトラロープを張った「兵糧道」コースが現れるが急勾配の道のようである。5分程で城山城(きのやまじょう)の案内標識があり、進むと薄暗いが比較的広々とした平地となっており、石垣らしき岩も転がっている。城山城跡である。誰か榊を供えている墓らしきものもある。しばらく付近をチェックする。ここで私の車のキーをもりごんさんの車に置いてきてしまった事を思い出し、折角のデポが何の役にもならないことに気付く。皆さんがっくり。これで楽しかった登山が一挙にしぼんでしまった。ここから亀池までは1Kmである。
気を取り直し、標識指示の奥宮神社(井関三神社)方面に向かい杉林を抜けると再び尾根道となる。雑木林に囲まれた4等三角点のある亀山(城山きのやま)頂上となる。「門の築石」の案内もある。ここも変哲の無い頂上で展望は良くない。気持ちの良い尾根道を歩きやがて東側に展望が開けるとすぐに「大手道」と亀池(きのいけ)との三叉路である。我々は左の梢越しに池が見えるのでその手前でコースから外れて雑木林を横切り直接、亀池に向かう。亀池は結構大きな池であり中垣内村の水がめとなっているらしい。本来の登山道に戻ると道端には亀に見える亀岩と蛙に全く見えない蛙岩とがあるいずれも大きい岩石である。左に折れ、祇園嶽(ぎおんだけ)に向けて歩みを進めると道の真ん中に謎の供養碑が現れる。横の標柱には南無阿弥陀仏と刻んであると書かれているがよく見てもそれらしき文字は読み取れない。
当初は1Km先の祇園嶽まで行くつもりだったが車の件があるため「大手道」から下山することにする。「大手道」とは名ばかりでトラロープが張られた急坂で道幅細く、岩だらけのジグザグ道である。途中に東側の展望が開けた景色の良い岩場に出る。休憩後少し引き返し、またジグザグ道に戻る。大きな岩がゴロゴロしているので慎重に下っていく。沢筋になると沢沿いには6~7世紀に造られたという古墳群に遭遇する。盛土の古墳である。全部で32基あるらしい。ここを過ぎると植林地を抜け砂防ダムがある登山口である。
下山後はタクシーも考えたが龍野城まで歩いて帰ることにする。できるだけ短い道のりをと思い適当な道を探すが行き止まりになってしまったりして反って遠回りになってしまう。結局、来栖川の東側土手を1時間ほど歩いて車に到着。余計な歩行で脚はパンパンである。
建設省近畿地方建設局無線中継所→ | 右に折れて亀山まで5Km→ | #37鉄塔に到着 北東側に展望→ |
佐野山頂上→ | 的場山を振り返る→ | 389ピーク→ |
杉林の中に城山城跡→ | 城山城跡の墓らしき 榊が供えられている→ | 亀山(城山)→ |
気持ちの良い登山道→ | 亀池→ | 亀岩→ |
謎の供養碑→ | 右に折れ大手道へ 直進は祇園嶽へ→ | トラロープのある急勾配の大手道→ |
古墳群が出現する→ | 砂防ダムがある馬立登山口に下山→ | 付近は馬立の山里公園 |
里山であるため結構登山者が歩いている。縦走路では所々に視界が開け展望が望める。赤いテープや案内立て札が要所要所に有り、道に迷うことは無い。この山は読み方の変わった名前が多い。鶏籠山(けいろうさん)、城山(きのやま)、亀山(きのやま)など。
トイレは龍野城と蛙岩近くにある。