Mickey-sonのホーム山の部屋登山の記録→兵庫県→三久安山

登山の記録  兵庫県

三久安山登山(さんきゅうあんざん)

コース2

地図でコースをを見る またルートが表示されない時はI.Eの「ツール」→「互換表示」のチェックをはずしてみてください。
        所要時間 4:35  水平歩行距離 5.7Km

【日  時】 2016年6月10日(金)
【山  名】 三久安山 1123.2m
【山  域】  宍粟市波賀町
【天  候】 晴れ時々曇り
【メンバー】 白馬、和田、ISO、Mickey-son (4名)
【コース 】 駐車(660mH)9:55→尾根出会(845mH)10:35→アンテナ(970mH)10:50→4等三角点(981.6)10:55→大岩(1000mH)11:10→溝谷分岐(1104mH)11:30→三久安山頂上11:45〜12:40→溝谷分岐12:50→梯子登山口分岐(1025mH)13:05→大岩(1019mH)13:25→4等三角点(932.3H)13:50→標識(860mH)14:05→駐車14:30

 宍粟(しそう)50名山の一つである三久安山を音水湖から入山し、時計回りの周回ルートで登行。
 国道29号線から入り(案内板は無し)、音水ちぐさ県立自然公園跡を左に見て走行。舗装が途切れた所で車を路肩に止め、出発する。

 すぐ先の左側の林道に三久安山登山口の案内標柱が立っている。周りには「ミツマタ」が群生している。ここからは未舗装の林道歩きとなるがその勾配はきつく、照り付ける日差しと共にいきなりしんどい思いをする。林道はUターンをしているので頭上には林道が見えるためてっきり行く手の道と思い、ショートカットのために更に厳しい斜面を苦労して登って行く。他の二人はそのまま林道を歩いていく。ところが登り切った林道は下っていて全く違った道で他の二人は遥か遠くの別林道を登っている。先行するつもりが反対にかなりの後れを取ってしまった。

 追いかけていくが先行する二人は地理院地図に書かれている林道とは違う林道を歩いているようだ。我々は地図通りの林道を進むことにする。ひっとしたらあの二人より先行できるかもと期待して。しばらく歩いていくと左手の尾根取っ付きに三久安山の立札が出現。ようやく林道から離れ、案内板に従い植林帯を直進的に登る尾根に入る。日差しが遮られて涼しくなりほっとする。10分程で共聴アンテナに到着。その後、右に回り込んで登って行く。

 981.6ピーク(4等三角点)には他の二人はすでに到着していて我々を待っていた。思惑通りいかず後れを取ってしまったが無事に合流する。このピークは展望は無し。道中、南側(左手)は広葉樹であるが北側(右手)は植林帯。ミズナラも数多く見られ、ちょっとした森林浴である。ピークを1つ通過した後、右側に大岩を見て更に2つのピークを通過し、帰りの予定ルート(溝谷方面)の分岐に到着。

 そのまま直進するとブナ林となり、痩せ尾根の鞍部を通過して一登りすると頂上である。頂上(3等三角点)は3年前と変わり無く、整備された広場となっているが木立に囲まれて展望は無い。何故か「ノリウツギ」と書かれた大きな枯株がロープで囲われていた。木陰で昼食とするがビールが美味しい季節となった。爽やかであるが小さな虫(ハエ?)が周りに飛んでいる。

林道の横に駐車してこの奥の左側に進む→ 案内標柱で登山開始→ 林道横にミツマタの群生が→
急登の林道を歩く→ 林道の左横に案内標 ここから尾根道に→ 雑木林の幅広い尾根道になる→
正面に共聴アンテナが現れる→ 981.6mピークに到着→ ミズナラ樹の中の気持ちの良い尾根道→
大岩が現れる→ 分岐 右は溝谷方面への下山道→ ブナ林が続く→
頂上直下のブナ林→ 広々とした頂上→ 宍粟50名山の13番目→

 昼食後、先ほど登ってきた道を戻り、溝谷登山口方面の分岐で左に折れる。ここからのコースもブナ林に囲まれ、道は緩やかで歩きやすく本当に気持ちが良い。右側(西)は植林帯、左側(東)は広葉樹である。次の分岐では左折は梯子登山口経由で林道への道であり、そのまま直進していく。左手(南東)は展望が良くフトウガ峰、段ヶ峰、千町ヶ峰が望める。

 大岩(1019ピーク)を通過してからは防獣ネット沿いに歩いていく。分岐である932.3mピーク(4等三角点)は草木の中にあり判り辛く、辛うじて破損した標識があるので三角点と分かる。ここで右に折れ、音水湖方面に下っていくがカヤや馬酔木が生い茂り、道を覆ってしまっている。何とかルートが見えるぐらいの道を下っていく。正面には「阿舎利山」が梢越しに見えその左手には「一山」も見えてくる。

 右側の木に取り付けられた「音水湖」と矢印の標識が現れ、しばらくして尾根を外れてやがて植林帯の中に入ると勾配はきつくなり、所々にあるテープマーキングを参照に適当に下って行くと今朝の出発地点に到着する。しかしここから登ろうとすればテープマーキングは判然としないので見つけにくいだろう。。

ブナの木の中を下山開始→ 気持ちの良い下山道→ 左側に梯子登山口分岐→
左側にフトウガ峰、段ヶ峰、千町ヶ峰→ 右手に大岩→ 正面に阿舎利山→
阿舎利山の左側に一山→ 4等三角点932.3m分岐→ 音水湖方面への案内板→
急勾配の杉林を下る→ 判り辛い下山口 

 三久安山は前回と今回のコース共にブナ、ナラなど広葉樹が多いので気持ちの良い尾根歩きができ、私のお気に入りの山である。この季節で心配していた「山ヒル」は尾根コースであったためか全然見かけなかった。波賀温泉楓香荘(600円)で汗を流し、帰路に着く。

コース1

地図でコースをを見る 表示に少し時間がかかります。またルートが表示されない時はI.Eのツール→互換表示のチェックをはずしてください。
        所要時間 5:55  水平歩行距離 10.0Km

【日  時】 2013年10月30日(水)
【山  名】 三久安山 1123.2m
【天  候】 晴れ時々曇り
【メンバー】 白馬、和田、ISO、谷口、Mickey-son (5名)
【コース 】 駐車(586mH)10:10→黒砥石橋(615mH)10:15→尾根取付(800mH)11:20→尾根(1105mH)12:10→三久安山頂上12:15〜13:10→1073ピーク13:30→1012ピーク13:45→1067ピーク(音水湖分岐)14:20→見晴台(1005mH)14:40→982.5ピーク14:55→藤無峠(890mH)15:10→駐車16:05

 宍粟(しそう)50名山の一つである三久安山を公文川方面から時計回りの周回ルートで登行。
 県道521号線から入り、公文川沿いに簡易舗装された道を遡上して行く。千年水場を過ぎた辺りから舗装が途切れ、道は荒れ、更に狭くなった道を進んで公文川が分岐する箇所で駐車する。林道も分岐している。
右手の林道は下山時に下りてくる道である。ここから左側の林道を登っていく。左手の雰囲気のある公文川の支流渓谷に沿って進む。すぐに黒砥石橋が現れるが名前からして砥石を採石するのかもしれない。そういえば駐車付近の渓谷にはあちこちにロープが垂れ下がっている。渓谷には小さな滝を多く見かける。

 1時間ぐらい歩くと林道の終点近くになり、この辺りから尾根に取り付く予定であるがその場所が判然としないため、しばらく周辺を探索する。地図ロイドで現在位置を確認してなんとか登れそうな場所を見つけ、登山を開始するが植林の中、急勾配の道なき道のため難儀する。辺りの枝を掴んで登らずを得ない。各人が思い思いののコースを取って50分かけてやっと尾根筋に到着する。

 尾根に出るとしばらくは緩やかな道となるる。尾根沿いに防獣ネットが張った跡があるが踏み跡は見られない。頂上に近づくにつれだんだん勾配はきつくなる。しかし小さな赤いテープが見え出し、周りにはブナなどの広葉樹の紅葉が増え始め気持ち的に余裕が出てくる。5、6頭の鹿の群れを前方に見かける。やがて溝谷からの登山道に出会い、ここで右に折れるとすぐに三久安山の頂上である。

 頂上は広々としているがあまり展望は利かない。梢の先に藤無山が見える。昼食とするが小雨がぱらついてきた。しかしすぐに止み、落ち着いて食事を取る。

渓谷 林道を歩く
谷横に駐車してこの奥に進む→ 奥入瀬を思わせる渓谷→ 林道を歩く→
紅葉の尾根筋 やっと頂上
急登の尾根筋→ 紅葉の中の広い尾根筋→ やっと頂上へ→
三久安山頂上 藤無山
三久安山頂上→ 東側に藤無山(中央)が見える→ 頂上から下り方面を見る→

 昼食後、稜線伝いに緩やかな道を見事に紅葉したブナ林の中を気分良く、進んでいく。道中、東側は広葉樹であるが西側は植林。ブナの大木も数多く見られる。このコースは本当にすばらしい。新緑の時も良さそうである。右手には藤無山が全貌を現し始める。ホウの木の銘板が付いた木を見かける。周りには紫色の大きな実が落ちている。

 1067ピークでは左に音水湖方面に下る道が現れる。我々は右に折れると右手には三久安山が見え出す。やがて右に折れ、5分ほどで正面に、木々が伐採されているため展望が開けている場所に出会う。目下にはススキ原、遠く先には藤無山が威容を見せている。立ち枯れした木々を左に見てススキ原を下っていく。982.5ピークを過ぎるとすぐに冬場の通行止め用の扉がある藤無峠に出る。かつては但馬への交易の道であったであろうが今は殆ど通行がないようである。右に折れて進むと公文川源流の標識が左手に現れる。少し立ち寄ってあとは林道をだらだらと下っていくのみである。駐車場所まで1時間程かかる。

大きなブナの木→ 紅葉の下山道→ 右側に紅葉越しに藤無山→
気持ちの良いブナ林の下山道→ ブナの巨木 根元にいる人間で比較→ 右手に三久安山の頂上→
見晴台から藤無山 ススキ原 三久安山
見晴台から藤無山、左側に立ち枯れ木→ ススキ原を進む→ ススキ越しに見る三久安山→
藤無峠 公文川源流 千年水
但馬へと続く 藤無峠(左側から下りてきた)→ 揖保川支流の公文川源流地 → 帰りに千年水に立ち寄る

 駐車場所近くにはひっそりと墓群があり、文政、天保の日付が刻まれている。この付近にはかつてのたたら址があり、たたら一族の者か? 帰りには途中にある千年水をペットに詰め、持ち帰る。まほろばの湯温泉に入り、帰路に着く。

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