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地図でコースを見る 所要時間 4:30 水平歩行距離 6.4Km
【日 時】 | 2015年5月23日(土) |
【山 名】 | 但馬妙見山 1135.5m |
【山 域】 | 兵庫県養父市、香美町 |
【天 候】 | 曇り |
【メンバー】 | 白馬夫婦、和田、谷口、Mickey-son 5名 |
【コース 】 | 大ナル分岐(710m)9:00→キャンプ場(765m)9:15→登山口(810m)9:25→頂上まで1.1Km(885m)9:45→頂上まで0.9Km(940m)9:50→妙見山頂上10:30〜:45→林道出会い(1005m)11:00→大谷の頭(1025m)11:10〜12:00→妙見峠(1025m)12:10→8丁地蔵(925m)12:20→4丁地蔵(840m)12:30→名草神社(795m)12:35〜::50→三重塔(785m)12:50〜:13:05→みくり池(735m)13:10→沢横断(720m)13:20→沢横断(715m)13:22→大ナル分岐13:30 |
氷ノ山後山那岐山国定公園に属する但馬妙見山(兵庫100山)に登る。国道9号線から県道267号線で妙見山の看板に従い、椿色地区で左に折れて妙見蘇武林道に入り、道なりに進む。大ナル分岐で妙見山登山口駅の標柱や色々な表示板がある。横にある
鹿のフンだらけの広場に車を止め、ここより左に折れ、時計回りの周回コースを歩くことにする。
林道の三叉路で右に折れ、舗装路から地道となる。タニウツギがあちこちでピンク色の花を咲かせている。ロッジ風の管理棟が左に現れるが、建物に設置されているトイレは冬季のままで、まだ閉鎖されている。合計3度ヘアピンカーブを過ぎると林道終点付近で薄暗いスギの植林帯に入る。ちょっとした広場になっており、直ぐ右手に遊歩道的な山道があり、丸太で階段状に整備されている。
ミズナラやブナなどに木の名称の表札があちこちに掛けられている。また歩行距離が記載された道標も設置されている。これも学習のためか。周りに大きなブナの木が現れるとコバイケイソウも増えてくる。キツツキが何か所も穿けた孔がある1本の枯れたブナの木を発見する。急な坂道になると前上方に空が見え始めたので頂上かと思いきや、まだ先があった。最後の急坂を登り切ると妙見山頂上である。
頂上は開けた台地となっており、朽ち果て間際の頂上標識(「妙見山 1142」と読める)と地面上には方位盤が設置されている。頂上付近の周りには木立があり、展望は叶わない。少し西側に4等三角点がある。更にその先には最高点(1139mH)の地点があるが少し開けた場所となっているだけで何にも無く、展望も無し。
大ナル分岐を左へ→ | キャンプ場跡→ | 遊歩道登山道→ |
盛りのタニウツギ→ | ブナ林→ | キツツキによる孔跡→ |
コバイケイソウ→ | 妙見山頂上→ | 4等三角点とその奥に妙見最高峰→ |
昼食にはまだ早いので記念撮影をした後、北に向かい、尾根筋に下っていく。直下は急坂であるがやがてなだらかになり、道の両側にはスズザサが多く見受けられる。やがて左側に林道が見えてくる。インターネットではこの辺りで見晴らしが良いと書かれていたが行けども展望場らしき所は見当たらない。鞍部を過ぎ、そのうち少し開けた大谷の頭にまで来てしまった。仕方がないので展望は無いがここで昼食とする。
妙見峠に到着する。道端に地蔵が二体置かれ、立札が立っており、左は作山(つくりやま)方面へ、我々は右に折れ、丁石地蔵道を歩き、名草神社を目指す。ここから参道となり、杉の植林の中を九十九折に下っていく。1丁ごとにお地蔵さんが祭られている。
名草神社(元来は石原山帝釈寺 廃仏毀釈で神社になったらしい)は軒下に凝った透かし彫りがたくさんある建物であるが大分痛んできているため支え棒で軒が補強されている。そのため修理のための寄付金を募っていた。お参りを済ませ、正面の急な長い石の階段を降りていくとその先に三重塔とその横に杉の香りがする立派なトイレ(水洗)がある。これを立てるお金を名草神社の修復に掛ければいいのにと思うが出所が違うのだろう。
国指定重要文化財である高さ24.1mの三重塔の3層の4隅の軒下には見ざる、言わざる、聞かざる、思わざるの4匹の猿が軒を支えている。1層は力士が支えている。隣には樹齢1500年と言われる大スギの根株が屋根付きの建物で保存されている。ケロケロ道を歩き、みくり池を右に見て下ると林道となる。
林道歩きとなり、タニウツギを見ながら沢を2つ見て行くと大ナル分岐に到着する。
妙見山からの下り道→ | 林道が左に見え出す→ | 大谷の頭→ |
地蔵が二体ある妙見峠 右へ→ | 4丁地蔵→ | 名草神社の三重塔→ |
国指定の名草神社→ | みくり池を右に見て |
帰りには途中にある日本三妙見(福島県の相馬妙見、熊本県の八代妙見)の一つの日光院を見学する。境内には大きな銀杏の木など大木が多くある。今回のコースは全般に展望は無しで谷ウツギ、ブナ林ぐらいしか楽しみは無かった。登山道沿いにはあちこちに枯れたのか切り出したか不明の大きな杉の根株があった。
とがやま温泉の天女の湯(700円)で汗を流して帰宅につく。