Mickey-sonのホーム山の部屋登山の記録→兵庫県→妙号岩

登山の記録  兵庫県

妙号岩(みょうごういわ) 登山

地図でコースを見る  所要時間 5:45  水平歩行距離 8.5Km 

【日  時】 2018年9月19日(水)
【山  名】 妙号岩 340m
【山  域】 神戸市北区山田町
【天  候】 晴れ
【メンバー】 もりごん、にっしゃん、Mickey-son 3名
【コース 】 鵯越駅(140mH)9:25→イヤガ谷東尾根登山口(130mH)9:35→墓地(145mH)9:40→沢(130mH)9:42→山麓バイパス上(205mH)9:55→#21鉄塔(210mH)9:56→#1鉄塔(225mH)9:58→鞍部(225mH)10:00→大岩(265mH)10:05→#2鉄塔(335mH)10:20→妙号岩分岐(340mH)10:30→妙号岩南峰(340mH)10:55~11:00→イヤガ谷東尾根合流(335mH)11:07→君影ロックガーデン分岐(360mH)11:25→君影ロックガーデン(355mH)11:30~11:55→鉄塔(320mH)12:05→烏原川河原(290mH)12:15~13:20→管理道路(260mH)13:30→妙号岩中峰(275mH)13:55~14:05→管理道路(225mH)14:10→石井ダム(225mH)14:25→鈴蘭台処理場(155mH)14:45→分岐14:55→鵯越駅15:10

 以前に菊水ルンぜ登山の時に「妙号岩」が気になっていたので今回は神戸電鉄鵯越(ひよどりごえ)駅~イヤガ谷(伊屋ヶ谷)東尾根~妙号岩君影ロックガーデン菊水山ルンゼ~菊水山~石井ダム下流~鵯越駅の時計回りの周回路を登行予定。

 鵯越駅から西側に出てすぐに生活道の坂道を登って行く。地図ではイヤガ谷東尾根登山口は住宅街の中にあるため心配していた通りに見つけるのに少々迷ってしまった。案内標柱は道路脇の目立たない所にあったため通り過ごして民家の路地に入り込んでしまった。来た道を戻り、標柱(イヤガ谷東尾根を経て君影町3.3km 鈴蘭台4.8km)を発見、北側(駅から来た場合は右に)に折れ、狭い路地を入っていく。

 左手に山に上がる石階段を見て色々な石の屋根付きお地蔵さん?を見ながら正面に墓地を見かけると墓地を右に見て舗装路を進み、更に右の小道に入っていく。すぐにイヤガ谷川の沢を左岸に渡り、緩やかな山道を進むと使われていない車道に合流。山麓バイパス道が左に現れる。その鵯越第1トンネル上を過ぎるとイヤガ谷東尾根の案内標柱が出現しだす。右に進み、もう一度右に進む。この自然林の中の道は巡視路とみられる。

 #21鉄塔(兵庫線)を過ぎてから再び#1鉄塔(会陽線)を過ぎ、鞍部となる。ここは峠道となっているようだ。しばらくは丸太で作られた階段道が続くが大岩に出会う頃になると丸太階段は無くなり歩き易くなる。左側に#2鉄塔を見かける。このルートには所々にイヤガ谷東尾根の地図も設置されているが妙号岩についてはは全く記入されていない。当然、分岐の案内もないため、我々も気付かず通り過ぎてしまった。引き返して幹にマーキングテープが4本巻かれている箇所で踏み跡がある東(行き過ぎなければ右に)に折れる。妙号岩に立ち寄る人は地図を確認しながら分岐点を見逃さないようにする必要がある。

 一旦上ってからしばらく盛り土風の道を歩いていくが案内が無いため、またしても右に折れないといけないのにそのまま直進してしまう。おかしいと感付き、戻ってからそれらしき道を見つけ、どんどん下っていくと石井ダムと大岩が見えてくる。更に痩せ尾根を行くと一気に視界がが開け、妙号岩南峯に到着。素晴らしい眺望である。南側には石井ダムとその先に神戸の街並みと海、正面の東側にはこの後向かう菊水ルンゼが正面に見える。その右下には石井ダムのダム湖が、、北側には君影ロックガーデンとその先に鈴蘭台の住宅街が望める。西方を振り返ると、山々の奥にに遠く高尾山が望める。しかし足元は風化した花崗岩の地面であり、滑りやすい。慎重に岩の先まで下る。その大岩の下方にも更に、突き出た突端がある。なんとか下りていけそうであるが危なそうなので止めるが多分、妙号岩中峰にたどり着くのだろう。

 景色を堪能した後、引き返し、最後に間違った分岐で右に折れてから突き当たりで左に折れると再びイヤガ谷東尾根に合流する。イノシシが掘り返したあとが多い整備された尾根道を北上していくが、会話しているうちにまたしても君影ロックガーデンへの分岐を見逃してしまう。今回で分岐見逃しは3回目である。嫌な予感がする。引き返して「き56-18」の標柱で東(行き過ぎなければ右に)に曲がりその直ぐ先で更に右に折れて下っていくと視界が開け、君影ロックガーデンに出る。ここも妙号岩と同様、大きな岩稜場である。
 ここでも展望は開け、南に先ほどの妙号岩南峰も見える。ここで昼食タイムとする。岩ばかりで周りには陽を遮る木々が無いので炎天下での食事であるが少しの風が気持ち心地よい。

鵯越駅の西側にあるイヤガ谷東尾根 登山口を目指して→ 右に墓場を見ながら→
右の小道に入る→ イヤガ谷川の沢を渡る→ 緩やかに登っていく→
山麓バイパス鵯越第1トンネルの上を進む→ イヤガ谷東尾根に取り付く→ 兵庫線の#21鉄塔が現れる→
「き56-10」の標柱で峠道に出る→ 左に通常の倍の大きさの鉄塔が現れる→ 数あるマークテープで右に折れて妙号岩へ→
妙号岩へのしっかりした小道→ 妙号岩と石井ダムと神戸方面が見え出す→ 北には君影ロックガーデンが望める→
西奥に高尾山(アンテナ塔)→ 妙号岩から眼下に石井ダム→ 正面に菊水ルンぜを見る→
「き56-18」の標柱で右に折れ、
君影ロックガーデンへ向かう→
更に右に曲がる→ 君影ロックガーデン→

 下山は左に北東へ、右に南東方向にルートがあり、どちらにもマーキングテープが付けられている。さてどちらへ行こうかと三人で思案したが結局、左側のルートを選択する。これが後になって大変な事となるは。砂交じりの滑りやすい踏み跡に入って行くが右に鉄塔を見てからだんだんと激下りとなり、マーキングも見当たらなくなるがそのままどんどん下っていく。

 下りきると烏原(からすはら)川に出た。しかしダム管理道路に出るにはまず川を渡り、この川に並行して走っている神戸電鉄有馬線もクリアしなければならない。嫌な予感が的中である。取り敢えず飛び石で対岸に渡り、行ったり来たりして出口を探索する。まずは下流に行くがだんだん法面は高くなるし、地図上でも線路をクリアできる所はないので諦めて上流側に川が線路下を流れている所までいくと線路下を潜ることができると判断しそこを目指すことにする。しかし飛び石となる岩が途切れて進めなくなってしまう。仕方ないので靴を脱ぎ、川に入っていく。幸いにも水かさが無いのだが慣れない裸足で足裏の痛みに堪えながら遡上していく。想定外の沢登り?である。しばらく水歩きした先で岩が現れたので靴を履き、川路が右に大きく曲がるとようやく線路下を潜ることができ、管理道路に出ることができた。やれやれである。

 君影ロックガーデンからの今回選択した左側の下りルートでは下るに従ってもっと北側にトラバースしてから烏原川が鉄道の下を流れる場所に出るのが正解である。もう一つの南方面に下り、「どんぐり広場」に出るルートは線路が無いのと橋が在るので問題ないのだろう。

 川と線路をクリアするための彷徨で精神的にも体力的にも疲れていたのでこの後の菊水ルンゼ以降の登行は全員一致で諦めることにした。本日はそのまま管理道路を下り、最後の力をふり絞って妙号岩中峰(南無阿弥陀仏の彫りこみがある岩稜)の上に登ってロッククライミング場の状況を確認した後、管理道路に戻りダムを左に見て鈴蘭台処理場を経て分岐で右に折れてから場鵯越駅に到着。

鉄塔を右に見て→ 急激に下っていく→ あちこちに色々な大きなキノコが
顔を出している→
烏原川に出るが
この左側にも神戸電鉄有馬線が走っている→
下流側に下っていく→ 飛び石で川を遡上する→
無事に水遊び終了 やっとの思いで管理道路に出ることができた→ イヤガ谷東尾根を右に見ながら
石井ダム管理道路を下っていく

 新開地駅まで戻り、温泉に立ち寄る予定であったが早く冷たいビールを飲みたいので元町駅まで電車で行き、ここで慰労の杯を挙げて帰宅の路につく。
イヤガ谷東尾根は遭難連絡用の標柱が随所に設置されて全体的に整備されいるが妙号岩や君原ロックガーデンへの分岐点には標識などは無いので注意が必要である。おそらく事故回避のため敢えて行政は案内していないのだろう。

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