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登山の記録 兵庫県
金城山(かなしろやま) 登山
地図でコースを見る 所要時間 5:25 水平歩行距離 7.3Km 累積標高は±630mH
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【日 時】 |
2022年1月29日(土) |
【山 名】 |
金城山(かなしろやま) 339.2mH |
【山 域】 |
西脇市高松町 |
【天 候】 |
曇り |
【メンバー】 |
Mickey-son 1名 |
【コース 】 |
長明寺駐車場(60mH)9:20→頼政池(75mH)9:30→防獣ネット(85mH)9:32→ゴルフ場分岐(85mH)9:34→第一堰堤(90mH)9:46→第二堰堤(90mH)9:50→四天王石(95mH)9:54→尾根取り付き(100mH)10:05→金城山山頂上(339.2mH)11:25~12:05→小ピーク(275mH)12:50→金城峠(210mH)13:15→炭焼き跡(145mH)13:23→堰堤(125mH)13:32→分岐(95mH)13:55~14:00→ゴルフ場前(85mH)14:10→防獣ネット(75mH)14:25→防獣ネット(85mH)14:30→頼政池(75mH)14:35→頼政墓(80mH)14:40→長明寺駐車場(60mH)14:45 |
和布山に登った時に頂上から目の前に広がる金城山を見て登ることにする。その時の下山口である「長明寺」から金城山を時計回りに周回をするため広い駐車場に車を停めて出発。
記憶も真新しい長明寺の境内を歩いて大石の歌碑を眺めながら「頼政池」へ。和布山はここで左に折れるのであるが右の道を取り、防獣ネットを開けて「金城池」へ向かう。右手の「金城池」の奥にはゴルフの水上打ちっぱなしレンジが在り、皆さん練習に励んでおられる。防獣ネットを開けてそのままなだらかな小道を進んでいき、右手に帰路となる分岐見てそのまま直進。やがて「箙ヶ谷(えびらがだに)」沿いの道となり、堰堤を2つ見かけてから道端に石の面に梵字が書かれた「四天王石(増長天・広目天・持国天・多聞天と中央が帝釈天)」の石組が現れる。
その先で水量が少ない沢を右岸から左岸と渡渉する。もう一度右岸に渡り、しばらく進むと三度目の堰堤が現れその先は土砂の堆積のため広い河原となる。その少し先で沢が二手に分かれている場所となる。左側の「箙ヶ谷」筋にもしっかりした道が続いているのでこのまま登って行けば地理院地図に載っている点線道に沿って頂上に向かうようだ。しかしここで左右の沢の付け根の尾根筋に取り付くのが正解でそこにはマーキングテープがしっかりと付けられている。
ここからの雑木林の尾根歩きとなる。少し登ると岩場で視界が広がり、左手には「鈴堀山」と「和布山」が後方には「金城池」を見ることが出来る。だんだんと羊歯藪が多くなり、その羊歯には次々と白い泥がついている。どうも獣道が登山道になっているようだ。時折現れる岩場で振り返ると西側には「西林寺山」とその奥には「矢筈山」が、更に高度を上げると北側には「笠形山」から「千ヶ峰」にかけてうっすらと雪を頂いた山並みを見ることが出来るようになる。各岩場で展望を楽しみながら登っていく。山頂に近づくに連れ、目の前の金城山は急激にそびえたっている。予想通り勾配はかなりきつくなり木立に捕まり、喘ぎながら登っていく。
金城山頂上は開けた三等三角点と近くに石板の「梵字碑」があるだけの殺風景さで、たいていの頂上には枝に頂上名板が掲げられているがここにはそれすら皆無である。しかも周りは雑木林に囲まれて梢越しに周りが見える程度のため葉が茂りだす頃には全く見えないだろう。唯一、山頂の北東に切り開きがあり、西光寺山や妙見山を望むことが出来る。
ここで昼食とする。湯を沸かしだした時にカップ麺を持ってきていないことに気づく。大失態である。仕方無いので持ってきていたお菓子と羊羹で胃袋のご機嫌を取る。昼食後、周りを観察すると頂上から北と南側にマーキングテープで記しされた道が下っている。北側は金城山やカラカサ山へ、南側の道はこの後見る大きなスラブ尾根を下る道に続くのであろう。
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長明寺の仁王門→ |
長明寺駐車所から出発→ |
大きなスラブで西側に展望が開ける→ |
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防獣ネットを開けて→ |
最初のアンテナ塔が見えてきた→ |
金城池の奥に水上ゴルフ場→ |
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四天王石で沢を渡る→ |
赤いマーキングがある尾根へ→ |
11か月前に登った和布山と鈴堀山→ |
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羊歯藪に突入→ |
岩場から振り返り西に 西林寺山と矢筈山→ |
時々岩尾根が現れる→ |
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金城山前半の展望 |
岩場から北西方面の展望→ |
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三等三角点のある金城山頂上→ |
頂上から南側に下山方面→ |
頂上から北側に下山方面→ |
木立の中を急激に下って行き、勾配が緩やかになるとこのルートもひざ下までではあるが登りの時よりも多くの羊歯藪で道が覆われている。しかしこの下りには登りの時と比べて多くの赤いマーキングが付けられているので安心できる。足元に注意しつつ右、左とコースを変えながら下って行く。もっともどこを通っても藪状況は変わりなさそうなので尾根筋を外れなければ問題無い。少しはルート確保に貢献するために羊歯を折りながら下って行くも多勢に無勢でとても太刀打ちできない。
正面には大阪山、数曽寺山が繋がって迫ってくる。その先には三草山も望める。西側(右側)の尾根を見ると金城山からなだらかな流れるような岩稜が続いている。是非とも歩いてみたくなるような気持ちの良さそうな尾根である。目の前に小ピークが見えてくると羊歯藪は少なくなり始め、小ピークでは今回初めて見る案内標識が現れる。「金城山スソオジハイキングコース」と書かれている。スソオジは数曽寺のことだろう。
小ピークから急坂を下ると鞍部でT字路となる。金城峠である。案内標識があり左は「鹿野町」と表示されている。右に折れると広々とした谷あいを「金城谷」沿いに下って行くことになる。岩を積み重ねた2つの炭焼き跡を左に見てから何度か渡渉、川床歩きをして一つ目はコンクリート製、二つ目は石積みの堰堤のため広い河原になっている所を過ぎるとすぐ右側に黄色のテープを含めたたくさんのマーキングが現れる。その先の「金城谷」を渡った先にもマーキングが続いており、おそらくここからが先程眺めた岩稜で金城山へ登るルートであろう。次回のコースに。
その後も勾配の無い幅広い谷あいをマーキングに従い何度か枯れ沢を渡渉、時には川床歩きをしていく。しかし枯れ沢の時は基本、川床を歩いて行く方が要らぬルートファインディングしなくていいので簡単かもしれない。
ゴルフ場の低いロープを跨いで入り、敷地内の舗装路を抜けて池の堰堤の下を反対側に渡る。ここで道なりに進むと畑に出てしまうので注意。フェンス沿いに進み奥の階段を上って防獣ネットを開け、坂を登って行くと往路に合流する。途中、長明寺の手前で頼政公のお墓に立ち寄って宝光寺前の駐車場へ。
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灌木の中を羊歯藪をかき分けて→ |
正面に大阪山、数曽寺山、三草山→ |
西側にはなだらかな岩尾根が続いている→ |
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鈴堀山や和布山の展望→ |
正面に小ピークが見えてくる→ |
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金城山後半 三草山、大阪山や数曽寺山の展望→ |
金城峠→ |
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左手に2連の炭焼き跡→ |
川床歩きもある→ |
堰堤上流の広い河原の |
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分岐道→ |
川床歩き→ |
ゴルフ場前に出る→ |
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金城池の堰堤から→ |
堰堤下を歩く→ |
堰堤のどん詰まりでで階段を上がり防獣ネットへ |
金城山もハイキングコースとなっているが案内板も朽ち果てて多くの場所で道が羊歯で覆われ不案内である。しかしマーキングテープはあちこちで見られるため安心できる。低山であるが岩場も多く歩き応えのある山である。尾根歩きではあちこちで展望が開け周りの山々を眺めることが出来る。しかし植物が生い茂る夏場は避けた方が無難だろう。
和布山、大阪山など付近の山を含めて整備されれば広範囲の岩稜歩きができる楽しい山になると思う。
本日も誰にも遭遇しなかった。トイレは和布山は「長明寺」に有り。
最後に長明寺の見学
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源頼政の墓→ |
源頼政公のヌエ退治のブロンズ像→ |
長明寺の仁王門 |
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