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地図でコースを見る 所要時間 6:40 水平歩行距離 10.8Km 累積標高は±1050mH
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【日 時】 | 2023年3月5日(日) |
【山 名】 | 峰相山 244m 伊勢山 352.8m |
【場 所】 | 兵庫県姫路市 |
【天 候】 | 晴れ |
【メンバー】 | Mickey-son 1名 |
【コース 】 | 峰相大池(40mH)8:50→石倉稲荷神社(120mH)9:00→#18鉄塔(80mH)9:10→採石場(70mH)9:17→162ピーク(162mH)9:30→宮が谷分岐(130mH)9:38→亀岩(190mH)9:55〜10:00→とんがり山/点名:下伊勢(256.6mH)10:12〜:25→大黒岩(245mH)10:45→峰相山分岐(225mH)11:05→峰相山頂上(244mH)11:08→点名:伊勢頂上(245.2mH)11:28→下伊勢分岐(220mH)11:38→岩尾根で食事(175mH)12:00〜:40→下伊勢分岐(160mH)12:47→215ピーク(215mH)13:02→さくら広場分岐(230mH)13:18→ピーク284/展望広場分岐(284mH)13:31→西沢分岐(210mH)13:43→ピーク316(316mH)14:10→西峰(316mH)14:14→神座の窟(300mH)14:20〜:25→東沢分岐(295mH)14:28→伊勢山(352.8mH)14:35→298ピーク(298mH)15:07→展望広場分岐(190mH)15:07→木もれ日の森公園15:30 |
以前に登ったことにある(27年ぶり)伊勢山に今回は西尾根の南端から東尾根に至るコースを縦走することにする。
姫路バイパスの姫路西インターを降り、まずは下山予定の「打越 木もれ日の森」公園に自転車をデポしてから登山開始地点近くの「峰相大池」に車を止め、西尾根の麓沿いに少し南に歩いて「石倉稲荷神社」から登り始める。地元の人に聞くと多くは「峰相の里」の奥から登っているようである。
神社本殿の裏手からは羊歯が這っていてあまりしっかりした道ではないが踏み跡は続いているのが見えるがマーキングテープは見当たらない。しばらくして竹林の中に突入するがあちこちで倒竹が進路を妨害している。ここの竹林で収穫される筍が美味しいらしい。共聴アンテナの横を通過するとすぐに#18鉄塔に出会う。ここからは右手に峰相大池の上を走っている国道29号線のバイパスや正面には「とんがり山」が見えている。次に左手にロープが張られた採石場の絶壁の淵を回り込んでいく。緑のフェンスが現れ、トンネル上に達すると再び左手に先程の国道29号線のバイパスが見えてくる。この辺りから尾根筋は広々としてくる。ピーク162においても「とんがり山」を望むことができる。
膝下までだが次第に足元が見えづらい羊歯薮となり、踏み跡(獣道?)もあちこちに見られだす。何処を歩けば正解は定かでは無いので適当に歩くが尾根筋を外さなければ迷うことは無い。緩やかな鞍部となると右手に「宮が谷」からの道と合流する。ここまではマーキングテープは全く無かったがここから先はピンクのマーキングテープがしっかり設置されているので安心して歩けるようになる。次のピークでは後ろ(南)には山陽道が正面(北)には「亀岩(神岩)」とその先に「とんがり山」が間近に迫っている。「新龍アルプス」も左手に見え、この後も時々見ることができる。
尾根筋に大きなスラブが現れ、トラロープが設置されている。更にその上方にある大きなスラブが「亀岩(神岩)」となる。その左(西)側には巻き道があるが折角なのでそのスラブを這いながら登っていく。グリップがあるためガイドロープが無くとも滑らない。上部には不思議伝説の「稲作の小泉」と案内板に書かれている小さな窪みがある。更に「清心の三角石」と呼ばれているらしい小さな三角岩がちょこんと乗っている。右(東)手には「太陽公園」が南側には瀬戸内海や山陽道と今まで登ってきた山峰が見えている。
とんがり山への登りはロープが設置された岩稜帯の激坂である。ロープや木々に捕まりながら這う這うの体で登頂。とんがり山頂上には三角点標石のようなものがあるが公共測量用の図根点と刻まれている。すぐ先に点名:下伊勢の四等三角.がある。北の方角には宍粟の雪を頂いた山々(後山?)が望める。ここからの下りも激坂であるがやがて緩やかな尾根道となり2つのピークを過ぎると次のピークで「大黒岩」標識が現れると尾根は二手に分かれて「大黒岩」へは左尾根へ、峰相山は右尾根に折れるように指示されている。まずは左に折れ「大黒岩」を見物しに行く。
すぐに正面に4mの高さはあろうかの岩が垂直に立っている「大黒岩」に到着。二つの直立した岩である。登ってみたいと思うが取っ掛かりが無い。仕方ないので左(西)側からその淵を回ってみる。一周はできない。岩稜は下まで続いて切れ落ちている。最初に見えていたのはその先端部分だけであることが分かる。元のピークに戻り、先に進む。
右側には何やら広々とした段々畑のような場所に出る。そこには礎石や墓石がゴロゴロしているのでここがどうやら羽柴秀吉に焼かれた「峰相山鶏足寺」で大規模な寺院建築物があり数百の僧房も建っていたのだろう。4ヘクタールの敷地があったらしい。最初はミツバチ用の巣箱と思っていたが近づいてみると観音像を祀る祠も二つがある。
平坦路を少し進むと左側に伊勢山分岐が現れ、峰相山は直進するようになる。多少籔っぽい踏み跡を5分も行くと峰相山頂上手前には右手に山陽自然道への道で太陽公園や白鳥台住宅への分岐がある。左に折れて頂上に向かう。頂上周囲は雑木に囲まれ展望は悪い。頂上制覇のみで、標識が無ければ見過ごしてしまうほどなのでわざわざ行く価値は無し。伊勢山分岐まで戻り、薄暗い道を下って次のピークではやたらと三角点と書かれたテープが枝に巻き付いていたので薄い踏み跡をたどり、5分ほどで三等三角点がある点名:伊勢の頂上となる。ここも展望は無しで頂上制覇のみ。
元の道に戻り、左手に下伊勢への分岐を見て「太陽公園」を眺めながら再び現れた羊歯藪を登って行く。ピークとなると周りの視界は開ける。「新龍アルプス」の全貌も望める。自然歩道と彫り込まれたコンクリート製の標柱には矢印で伊勢山へは右と指示されているが昼食のために左側に折れ、尾根筋から少し離れた大きなスラブ上で即席ラーメンを食する。
石倉稲荷神社から登山スタート→ | 下藪だが踏み跡は微かにある→ | #18鉄塔に到着→ |
採石場の周りを巻いていく→ | 広々とした尾根になる→ | 次第に羊歯藪となる→ |
宮が谷からの道と合流する→ | 合流後にピークの案内が続く→ | 正面に亀岩ととんがり山→ |
ロープが設置された大きな岩稜となる→ | 亀岩では巻き道でなく岩場を登っていく→ | 亀岩の傾斜→ |
清心の三角石ととんがり山→ | 亀岩よりの眺め→ | 危険の看板があるとんがり山への激坂→ |
とんがり山頂上→ | 点名:下伊勢から見る冠雪の後山?→ | 大黒岩分岐→ |
大黒岩→ | 鶏足寺跡→ | 礎石が散らばっている |
東を向いた観音像を祀る祠 | 伊勢山への分岐 峰相山は直進→ | 何の変哲も無い峰相山頂上→ |
三等三角点 点名:伊勢の頂上→ | また羊歯藪に突入→ | 視界が広がり新龍アルプスの全貌が見える→ |
自然歩道の標柱で右へ→ | 見晴らしの良いスラブ上で昼食とする→ |
次に現れた自然歩道標柱は木製でそれには左へは「上伊勢」への分岐が表されている。やがて岩尾根になるが表面は風化して板状に剥がれあちこちに散乱している。ピーク215では木立の間から「緑台」の住宅街が眼下に見える。岩尾根を通過して羊歯藪を抜けて登っていくとT字路となり、右は「さくら広場」の道、左に折れると丸太階段が設置されている道となる。この辺りは遊歩道になっているのだろう丸太階段がしばしば現れる。
ピーク284では展望広場分岐である。しかしここの標識は紛らわしく歩いてきた道とこれから行く道もどちらの方向も「ヤマザクラ広場」となっている。多分周回遊歩道なのだろう。展望広場には立ち寄らずそのまま直進する。しばらくすると正面に「西峰」と伊勢山が見えてくる。再び右に「西沢」への分岐で左の道を進み、杉林の中を下っていくと左手に林道が現れる。この辺りから次々に分岐が現れる。やはり散策路となっているのだろう「中尾根」への案内が多い。それぞれの分岐で左、左と採っていく。
「西峰(岩屋山)」の手前にはロープが設置されている急登の岩稜が現れる。ここも足元は滑ることは無いので基本ロープを使わずに登っていくが所々でロープがこすれない様にビニールテープで保護されているが間に合わせの感である。あまりロープに頼らない方が無難である。
この岩稜を登りきるとピーク316で展望が開ける。西側にはやはり「新龍アルプス」が見えている。すぐ北側には「神座の窟」へと岩壁が続いており、その岸壁でクライミングするための用具が小さな松の木に括り付けられている。ここが「西峰(岩屋山?)」と言われている所かな。少し北上するとT字路の分岐で「神座の窟」は左へ、伊勢山は右へと案内されている。まずは左に折れ、3回目となる「神座の窟」に挨拶に行く。変わりなく大きな岩窟である。更に下っていくと空木城(うとろぎじょう)であるが急な下りとあまり印象が残っていないことを勘案して今回はパスして分岐まで戻り「伊勢山」を目指す。
「東沢」への分岐を右に見てから「伊勢山」頂上となるが木立に囲まれて展望は極僅かなので素通りして東尾根に向かう。二つ目のピークに到着すると「明神山」を含め北側の山々が展望できる。ピーク298からの下りは岩場の激坂である。ロープに捕まらないと下れない。更にロープが設置された直線的な下りが続く。
鞍部に到着すると右手に分岐があり「やまざくら広場近道」と案内されている。直進は東尾根の「奥山」への縦走路であるが見上げるような急坂であるので躊躇する。かなり歩いてきていることを言い訳にして近道の右に折れ、下山することにする。程なく進むと緩やかな谷道になり、沢を右に見ながら下る。右に「神座の窟」からの道と合流して何度か渡渉して最後に木橋で沢を渡ると「打越こもれびの森」に到着して登山は終了。自転車で「峰相大池」にある車まで5.5Km走行して向かう。
左手に上伊勢への分岐→ | 剥がれ板が散らばっている岩尾根→ | 右手にさくら広場への分岐→ |
右手に展望広場への分岐→ | 前方に伊勢山が見える→ | さくら広場への分岐→ |
左手に林道が→ | ピーク316への急な岩稜登り→ | 西峰から見る神座の窟に続く岩壁→ |
ピーク316からの眺望→ | ||
西峰の岸壁でクライミング用具が→ | 神座の窟、空木城への分岐→ | 神座の窟→ |
東沢への分岐→ | 伊勢山頂上→ | 二つ目のピークから北側の山々→ |
ピーク298→ | 急激な岩場下り→ | 直線的な下りv |
鞍部の分岐で近道→ | もう一つのルートと合流→ | 木道を渡ると木もれ日の森公園 |
西尾根は岩場が多く楽しめる登山である。当初は東尾根の「奥山」まで歩こうと思っていたが道中、結構アップダウンがあり、疲れたので断念。
木もれ日の森公園と峰相大池には駐車場とトイレがある。
所要時間 2:00
【日 時】 | 2006年1月16日(月) |
【山 名】 | 伊勢山 353mH |
【山 域】 | 兵庫県播州山系 夢前町 |
【天 候】 | 晴れ |
【メンバー】 | Mickey-son、ピース(愛犬) |
【コース 】 | 木もれ日の森公園(85mH)11:15→大岩(120mH)11:20→東尾根分岐(125mH)11:25→鞍部11:30→岩場(235mH)11:35→ピーク(298mH)12:00→大岩12:05→ピーク(340mH)12:15→伊勢山12:30→伊勢山西峰(316mH)12:40→展望広場分岐(135mH)13:05→木もれ日の森公園13:15 |
姫路バイパスの姫路西インターを降り、そのまま県道411号線を菅生川に沿って北上し、左手に峰相小学校のある打越(ファミリーマート手前)で左に折れ、緑台住宅街を抜け、一番奥にあるバス旋回場が出発点となる。この付近は「姫路打越 木もれ日の森」公園ともなっており、トイレもある。奥の駐車場に車を止めてなだらかな小道を歩き出す。
しばらくは雑木林(こなら、山桜、三つ葉つつじ、ヤブムラサキなど)の中、沢のせせらぎを左に聞きながら山道を歩く。沢の水は白っぽい色をしている。最初は生活廃水のせいかなと思っていたがどうもこの山の岩の凝灰岩のせいと思われる。2度、沢を渡り、右手に大岩を眺めて更に堰堤を左に見て、ベンチを2つ通り過ぎると右側に東尾根コースへの分岐案内が現れる。ここから本格的な上りとなる。地元の愛好家の人達によるものか、テープによる案内はしっかりしており、迷い込みそうなところは枯れ木で遮ってくれている。ルートは心配なさそうである。
尾根筋の鞍部に出る。左は伊勢山山頂へ。右は岩場と標識があり、とりあえず行ってみることにする。5分ほど急坂を登っていくと大きな岩場に出る。左側は絶壁で展望は良好で眼下に菅生川、及び菅生の町並みが望める。更にその先に案内テープのマークがあるのでまだ先に進むことができるようであったが、今回は止めにし、元来た道を戻り、先ほどの鞍部を直進し山頂を目指す。
298mのピークを通過し、更に2つピークを通り過ぎる。途中右手に大岩を見て登り返すとピークにでる。ここが伊勢山山頂と思い休憩を取る。ここからは北側に展望が開けている。しかし休憩後、歩き始めるとすぐ先に、三等三角点がある伊勢山頂上に到着。しかし木々にさえぎられ展望はもうひとつである。先に休憩していて正解である。
案内に従ってコースから右手に少し外れると大きな岩窟が現れる。神坐の窟(しんざのいわや)である。直径5mぐらいの窟を通して下界が見える。更に少し下るとそこから洞窟の中に入ることができる。奥の高い所に石仏が2つ安置されており、吹き抜けになっているため風が強く感じられる。その先には赤松則房の旗下原田大炊助が空木城の最後の城主である空木城(うとろぎじょう)(273H)へ下る道がある。往復で30分の道のりであり、途中路からは神座の窟が望める。元の縦走路に戻ると立派な神坐の窟の説明板がある。岩場にはイブキシモツケ、イワヒバ、シノブなどの植物が生育していると案内があった。少し先からふり返るとその巨大さが実感できる。この岩場の上は比較的広い平地となっており、ここからは360度の展望ですばらしい。北には明神山、その奥に夜鷹山、暁晴山、雪彦山などが見え、南には姫路市内、瀬戸内海の家島群島がよく見える。
やがて西峰の岩場到着する。少し下ると「しだ」草についての立派な案内板が設置されている。右手が絶壁となった尾根を通過し、急斜面を下った後、薄暗い杉林の中をどんどん下っていく。西尾根を行くのかと思っていたが、谷に下りてしまう。
右手に階段が現れ、「展望広場1.0km」と案内がある。西峰から見えた展望台に行く稜線道であろう。約20分の登りで展望台(姫路市街瀬戸内海が展望)(285H)に到着、30分で木もれ日の森公園に下るが今回はここは見送り、そのまま進むと出発点に到着する。
冬場(12月〜2月)は狩猟の期間となっており、弾に当たらないよう注意が必要である。
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