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地図でコースを見る 所要時間 5:00 水平歩行距離 7.1Km
【日 時】 | 2018年10月13日(土) |
【山 名】 | 阿舎利山 1087.4m |
【山 域】 | 宍粟市一宮町 |
【天 候】 | 晴れ |
【メンバー】 | もりごん、にっしゃん、Mickey-son 3名 |
【コース 】 | 阿舎利山登山口(600mH)10:00→砂防ダム(620mH)10:05→石柱(660mH)10:15→林道(950mH)11:00→阿舎利山頂上(1087.4mH)11:25~11:35→源流モニュメント(1060mH)11:40→阿舎利峠標識(1040mH)11:50→防獣ネット(980mH)12:05→林道出会い(915mH)12:15→展望地(920mH)12:20~12:50→林道(815mH)13:20→一山林道(790mH)13:40→林道(860mH)14:00→撤退(915mH)14:15→林道の終点広場(840mH)14:20→ロッジ(625mH)14:50→一山登山口(615mH)14:55→阿舎利山登山口15:00 |
宍粟50名山の阿舎利山から一山を巡る反時計回りの周回コースにトライする。国道429号線から「阿舎利の水」の標識に従って阿舎利川沿いに遡上し、阿舎利集落の先で川が二手に分かれている二ツ橋(5台位可能)に車を駐車する。途中には台風の影響で道が一部陥没や流失箇所、倒木があるが慎重に運転して何とかたどり着くことができた。
ススキの穂を見ながらコンクリート橋を渡り砂防ダムを左に見て歩いて行くとすぐにセト谷の沢沿いの登山道となる。緩やかに登っていく。何度か沢を左右に渡るが今年の台風の影響か所々、道が崩れた土砂で覆われているので歩きにくい箇所がある。
やがて右は引原、左は山道と彫られた石柱が現れるので左に進んでいく。今年はこの山もキノコが豊作のようで倒木や地面からあちこちに顔を出している。
沢の流れが無くなる頃になると上方に林道が見えだし重機とダンプカーで作業道の整備をしている。林道造成のために最後のほうは道が無くなり、適当に登っていく。林道に到着すると正面に3m位の木梯子があり、これで林道の法面をクリアする。少し右に移動してから植林帯に入っていくが仰ぎ見るような激登りである。途中で南側の視界が開けて段ヶ峰が望めることができた。急登を登り切り左に折れると頂上への稜線となって道は緩やかになる。右側は自然林と変わり、気持ちが良い山道となる。紅葉はまだ始まっていないがシーズンとなればきれいだろうと思われる。
三等三角点のある阿舎利山頂上は開けた場所であるが視界は北側方面しか開けていない。そこからは少し雲がかかっているが氷ノ山が望める。
記念撮影の後、頂上を後にして一山を目指して阿舎利峠への標識に従って南に下っていく。この道は直線的な緩やかな山道である。直ぐに左下方に何か白い物が見える。確か源流モニュメントがあるとの情報があったので近付いてみるとやはりそうであった。アルミ製の四角形に揖保川支流の阿舎利川の源流地点、瀬戸内海まで63Kmと書かれている。モニュメントの所は水気は無く、その下の段差部分から水が湧き出ている。元の道に戻って相変わらず自然林の中を下っていく。道の中央にはブナの大木が現れ、付近にも多く見かける。
何度かアップダウンを繰り返した後、阿舎利峠の標識が現れ、左に折れるよう指示がある。しばらくすると右に林道が並行してしているのを眺めて歩くと防獣ネットが目の前に現れる。そのまま直進すると阿舎利峠である。一山へはここで東側(左)に折れないといけないがネット手前には道が見当たらないので思案していたがよく見るとネットには扉がついているのを発見、一旦反対側に出てネット沿いに進んでいくが先は少し藪になっていたのでもう一度ネットの反対側に移動して植林帯を激下りする。しばらくして左に林道が現れ、ここでまたネットを開けて反対側の林道に移る。右側(西側)は木々が伐採されて視界が大きく開けているので暁晴山や東山が展望できる。ここで昼食(即席味噌ラーメン+野菜))とする。右手先の阿舎利峠付近は幾重にも林道がに見えてその林道にはオートバイが2台休憩している。
阿舎利山登山口→ | ススキを眺めながら登山開始→ | コンクリート橋で阿舎利川の支流を渡る→ |
砂防ダムが現れる→ | 所々ザレ場となっている→ | 分岐にある石柱で左へ、 右は引原へ→ |
何度かセト谷の沢を渡る→ | 林道を横切り木階段で次の山道へ進む→ | 途中、唯一の展望 段ヶ峰→ |
植林帯に突入→ | 頂上稜線では気持ちの良い自然林となる→ | 阿舎利山頂上→ |
頂上から北側に氷ノ山→ | まずは阿舎利峠を目指してから一山へ→ | 阿舎利川源流モニュメント→ |
阿舎利峠指示に従って左折→ | 防獣ネットの扉を開け左に折れる→ | 植林帯に戻り、ネット沿いに激下り→ |
もう一度ネットの反対側に移って昼食→ | 阿舎利峠付近にある林道の群れ→ |
昼食後はしばらく下って杉の幹に3本のマーキングテープがある箇所で再びネットを潜り植林側に出てネット沿いに急激に下っていく。その後は案内テープを見かけなくなり、ルートを確認するがここで協議の末に本来はピーク895(左に)を目指さなければいけないのに反対側(右に)に下るルートを選択してしまった。適当に下っていくと沢に出会い、ルートらしき所もないので沢沿いに下っていくことにする。しかし一山からはどんどん離れていくので左側のススキ原の斜面を獣道らしき踏み跡を藪こぎしてよじ登っていく。ススキの背丈は身長よりも高いので前方が見えない。ちょうどススキは見頃であるが鑑賞する余裕はない。取り敢えずここを抜け出し正面に見えている林道を目指なければならない。正面には禿げた一山が見えているがまだまだ先である。
林道に到着してからしばらく林道を歩いていくがあちこちに違う林道があり判断に迷う。また林道から山道に入る箇所もどこから登れば良いのか迷ってしまう。やっとの思いで一山の登山道に合流して一安心。マーキングテープに従い急こう配を登り始める。しかし一山頂上方向の稜線越しに見える空がかなり先であったのでまだまだ一山頂上にはほど遠いと思われる。時間的にも遅くなり、帰りのルートも未経験のためここで登頂を断念して撤退することに決定。
下山ルートはマーキングテープが有るしっかりとした山道のため順調に下っていく。プラスチック階段を下ると開けた場所に到着。林道の終点広場となっている。ちょうどこの時に上空にオスプレイが3機大きな爆音で飛来してきた。テレビではよく見かけるが直接この飛行機を見るのは初めてである。そのまま直進するが植林帯となり薄暗くなる。途中で杉幹にテープが3本まかれている分岐で右に折れる道を見逃さないように注意する必要がある。
単調な植林帯の道を右側に沢を見ながらどんどん下っていくと下方にロッジが見えてくる。ロッジ前を大きく左に曲がると林道となり、右手に建物群が現れる。どうやら別荘のようである。阿舎利川を橋で渡ると一山の登山口である。右に折れ、川に沿って林道を下っていくと二ツ橋に到着。
昼食後、再び植林帯に移動→ | 正面に一山→ | 林道に出てきた→ |
更にネット沿いに登っていく→ | ススキ原に出たが鑑賞の余裕はない→ | 取り敢えず一山にある林道を目指す→ |
しばらく林道歩き→ | 振り返ると阿舎利山が この辺りで撤退→ | 一山の下山ルートを広場から振り返る→ |
植林帯をどんどん下っていく→ | ロッジが見えてくる→ | 一山の登山口に到着 |
今回の反省点は一山への縦走時に立ち止まって現在位置と準備していた地図を照らし合わせなかった事である。しかし一山登頂を断念したのは正しい判断であったと思う。
阿舎利山は展望場所はあまり無く、魅力的な山ではないが新緑、紅葉時には良いかもしれない。トイレは無し。
まほろばの湯で汗を流した後、姫路駅前で祝杯を挙げてから帰路に就く。