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登山の記録  北海道

斜里岳(しゃりだけ) 登山

地図でコースをを見る  所要時間:10:00  水平歩行距離:10.5Km 累積上り:1310m 下り:1310m

【日  時】 2021年7月24日(土)
【山  名】 斜里岳(しゃりだけ)1547mH
【山  域】 北海道東
【天  候】 晴れ
【メンバー】 もりごん、あや、のむ、Mickey-son 4名
【コース 】 清岳荘駐車場(680mH)5:08→林道出会い(670mH)5:24→旧登山口(670mH)5:35→仙人洞(765mH)6:09→下二股(820mH)6:18~6:26→水蓮の滝(825mH)6:30→羽衣の滝(930mH)6:54→見晴らしの滝(1080mH)7:40→霊華の滝(1110mH)7:47→上二俣(1235mH)8:10~8:19→胸突き八丁(1280mH)8:29→馬の背(1430mH)8:59→斜里岳頂上(1547mH)9:32~10:05→斜里岳三角点(1535.8mH)10:10→馬の背(1430mH)10:40→上二俣(1235mH)11:16~11:20→竜神の池分岐(1250mH)11:23→竜神の池(1215mH)11:30→新道合流(1230mH)11:36→1250ピーク(1250mH)12:00→熊見峠(1230mH)12:22→下二股(820mH)13:38→林道(670mH)14:31→清岳荘駐車場(680mH)15:05

斜里岳登山イラスト図

観光 23日(金)
 北海道3日目(23日)は登山の休養を取るため「ウトロ」から「屈斜路湖」までレンタカーで移動して釧路川カヌーツアに出かける。のむさんは以前にカヌーの経験があるので知床五湖の観光で別行動。北海道に来てから2日間はオホーツク海はガスがかかって全く見ることができなかったが本日はようやくガスが無くなり海側を眺めることができた。まずはウトロの道路脇にある「三重の滝」を見物後、途中、清里焼酎醸造所に立ち寄り、屈斜路湖東岸の砂を掘ると硫黄山からの温泉が湧き出る「砂湯」を訪れる。多くの家族連れが楽しんでいる。泳いだ後、すぐに掘った温泉に浸かれる環境が良い海水浴場である。ちょうど良い湯加減である。越冬時に来るハクチョウで有名な所でもある。次に国道243号線で「屈斜路湖」沿いに北進し、雄大な景色が堪能できる「美幌峠」を観光。美幌峠展望台からは「屈斜路湖」が全貌できる。

 カヌーツアーは斜里湖畔の「眺湖橋」から「美留和橋」までのロングコースをそれぞれ一人でカヌーを漕いでいく。緩やかな流れに身を任せながら漕いで行くが所々に木々が川面まで覆いかぶさっている箇所が度々あり、その度にその枝に引っ掛かり、往生する。終点近くでは急流もあり、2時間半ほどの楽しい時間を過ごせたが最大の難点はブヨが飛び交い露出している顔や畝、足を咬まれることである。今晩の宿泊である清里町に移動する。

ようやくオホーツク海を見ることができた 国道334号線沿いにある三重の滝→ 清里焼酎醸造所にある足湯→
屈斜路湖東岸にある砂湯→ 屈斜路湖湖岸を掘ると湯が沸き出る→ 屈斜路湖→
美幌峠展望台からの景観→
屈斜路湖をスタート→ 屈斜路湖の和琴半島に向かって→ 釧路川をゆったりと下っていく→
行く手に樹木の障害物→ 後半に激流→ 満足

登山 24日(土)
 22日の羅臼岳に続いて猛暑(斜里町の最高気温は32℃)の中、斜里岳に登る。「清岳荘(せいがくそう)」コースで往路は旧道(沢コース)で登り、復路は新道(尾根コース)で下る。引き続きヒグマ撃退スプレーを持った同じ女性ガイドにお願いする。斜里岳は沢登りスタイルの山登りである。清里町の宿を今日も早朝立ちで宿で準備してもらった朝弁を持って4時半出発とする。車中からは斜里岳全貌を見ることができる。本日はすんなりと登山口にある素泊まり宿泊ができる「清岳荘」の前に駐車でき、「清岳荘」の右側から斜里岳登山口へ向かう。笹原の中に入っていく。散策コースを左に見て進み、その先で一旦、林道に工事用階段で下る。林道横にはあちこちの道路端で見かける大きなフキが植生している。沢沿いに15分程歩き、林道の終点で標識に従い左に折れ登山道に入っていく。

 直ぐにごつごつした大岩が現れ、「一の沢川」に沿った登山道となる。沢を流れる水は鉄分を含んでいるのか少し茶色である。ここからは十数回?渡渉をしなければならないが石の上を慎重に飛び越えながら登っていく。火山岩のためか少々苔が付いていてもグリップがあるので気持ち的には楽である。途中、左岸には浅い洞窟が現れ、「仙人洞」の名札が掲げられている。初代「清岳荘跡」を通過するとすぐに「下二股」となる。ここは分岐となっており、旧道はそのまま谷筋を直進していくのであるが右手の道は帰路に「熊見峠」を経由してから下ってくる新道である。

 「下二股」からは勾配がきつくなるに連れ、沢水の流れは速くなり、色々な滝が現れ始める。それぞれに名前が付けられていると思うが渡渉に気がとられあまり名前表示に気が付かず。確認できたのが水蓮の滝、羽衣の滝、見晴らしの滝、霊華の滝で、標記に気付かずは三重の滝、万丈の滝、七重の滝であるが次々に滝が現れるのでどうでもよくなる。ルート的には基本、右岸側の沢歩きである。ここでも岩場は足元のグリップが効いており安心して急峻な沢を登って行くことができる。途中で振り返ると清里町の広大な斜里平野の畑作地帯が眼下に見える。皆さんベテランのためにここまで順調に沢登りを終えることができた。

 「上二俣」では右手に「熊見峠」に続く、新道への分岐となる。「上二俣」からは谷筋を離れ、「胸突き八丁」を通過してハイマツ帯を抜け、ガレ場を登ると乗越に到着する。小広い裸地の「馬の背」である。展望が開けるがガスがかかって遠望はできないが左上手には斜里岳の頂上と登頂した人々が見えている。

 頂上手前には一つピークが見え、急登を乗り越えないとならないのでまだまだ厳しい道程が続く。最近、雨が降っていないため乾き切った埃っぽい急坂をハイマツの中、まずピークをクリア。振り返ると「南斜里岳」が望める。一旦下ってから緩やかな尾根道を進んでいくと斜里岳神社の奥宮の祠が現れ、その先にまだまだ厳しそうな長い登りが残っている。周りには綿毛を持ったミヤマヤナギの群落である。

 喘ぎながら登った先が頂上となり、広々としたガレ場で360度の眺望である。しかしここでも屈斜路湖や知床連山、オホーツク海はガスって見ることはできない。またしても残念である!!後で聞いたニュースではロシアの森林火災の影響でPM2.5が飛んで来ていたようだ。北には「三井コース」が続いているのが見える。ここで朝兼昼食とするが今日も即席麺である。冷たいものが欲しくなる気温である。ここでもガイドから冷えた甘いサクランボとミニトマトを頂く。有り難い。

車中からの斜里岳全容→ 駐車場から清岳荘横の斜里岳登山口へ→  ダケカンバの中に入っていく→
工事用階段でフキが植生している林道へ→ 林道から標識で左の登山道に入る→ 早速、沢筋の道となる→
最初の渡渉→ 渓流歩き→ 斜里岳が見えてきた→
仙人洞→ 下二股分岐→ 水蓮の滝→
羽衣の滝→ 茶色みがかった水水→ 荒々しい岩場を抜けていく→
大岩を回り込む→ 花の中を遡上→ 清里町の広大な畑作地帯を眺める→
霊華の滝→ ?→ 登ってきた沢を振り返る→
上二俣分岐→ 馬の背 頂上まで480mと書かれている→ 馬の背から見た斜里岳頂上
あと少しで斜里岳頂上→ 斜里岳頂上は近い→ 斜里岳頂上→
斜里岳からの展望

 斜里岳頂上から少し下った所に二等三角点(1535.8mH)に立ち寄り下山開始。「上二俣」で左に折れ、沢コースから外れて尾根歩きコースの「新道」に入っていく。5分ほどで分岐が現れるので「竜神の池」に立ち寄るために右側に折れる。しばらく茂みの中をアップダウンしていくと「竜神の池」となる。池は小さく、手を入れると湧水のため冷たい。しかし湧水は透明だが含有成分のせいか、なにか温泉の花のような凝集したものが水底や周囲に付着して見た目にはあまりきれいとは言えない。ここから流れた沢は往路での「竜神の滝」となるようだ。そのまま道なりに行くと「新道」に合流して右に折れる。

 ダケカンバ帯をくぐり抜けて鞍部からピーク1250を過ぎてから一旦下り、登り返すとハイマツが現れ一気に展望も広がり、振り返ると「斜里岳」や「馬の背」も見ることができる。「熊見(くまみ)峠」まではハイマツの尾根が続く気持ちのよい所だがハイマツで風が遮られ暑い。だんだん水も乏しくなってくる。「熊見峠」はハイマツの中、峠とは言いながら狭いピークで最後の展望地である。振り向くと登ってきた道筋がピーク1250まで続いているのが見える。

 「熊見峠」から「下二股」の間は樹林帯の中を急下降する長い下り坂でかなり歩きにくい。時折、正面に三井コースの山並みが望める程度で黙々と下っていくのみ。高度を下げると沢音が聞こえ始めるがなかなか「下二股」に到着しない。音はすれど姿は見えず、ほんにお前は〇のような。ようやく「下二股」に着いてホッとして最後の水を飲み干す。後は再び渡渉を繰り返して登山口に戻り、変化に富んだ斜里岳登山を終える。清岳荘の自販機で飲み物を買ってその前にある東屋で一息付ける。

 昨日と同じ清里町の宿に戻り、広い浴場で源泉かけ流しの温泉に入り、3座目の「雌阿寒岳」に備える。

竜神の池分岐で右へ 直進は熊見峠→ 湧き水でできた竜神の池→ 新道に合流する→
振り返ると展望が開けている→ 熊見峠→ 急坂を下っていく

 旧道は本来の沢登りとまでは行かないが結構プチ沢登りが楽しめる。渡渉時のルートは少し考えながら登っていく必要があるが基本的には道はしっかりしているので迷うことは無い。新道は展望の良い尾根歩きであるが時間的には長く掛かると共に、下りは急なため帰りの疲れた体には堪える。
 清岳荘に協力金(100円)のトイレがある。携帯トイレ使用箇所は「上二俣」の奥にあり、「清岳荘」で100円で回収してくれる。
 宿の「緑清荘」はきれいであり料理も良いので斜里岳の登山基地としてお勧めである。
参考
登山ガイド: 知床山考舎

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