Mickey-sonのホーム山の部屋登山の記録→北海道→オロフレ山

登山の記録  北海道

オロフレ山 登山

7月19日(金) 観光
 予報では天候が良くなさそうなので早めの7時過ぎに「ホテル駿」を出発してオロフレ山登山口を車で目指す。しかし苫小牧市に近づくに連れて曇り空から霧雨☂となってくたので急遽、登山は諦めて積丹半島の観光に切り替えることにする。道央自動車道から札樽自動車で実に200Km余りのドライブである。余市ICで下りてから「道の駅 スペース・アップルよいち」で休息。ここにはニッカウヰスキー余市蒸留所の横で何故か「余市宇宙記念館」が併設されている。疑問に思い尋ねてみると 余市町出身の宇宙飛行士 毛利 衛さんの偉業を記念して建てられたとのこと。

 途中、「旧余市福原漁場」を見学。幕末から定住し、ニシン漁を行っていた福原家が所有していた建物群である。折角、積丹まで来たので昼食として雲丹がたっぷり乗った海鮮丼を食べたいということで街中で次々に現れる店を訪ねていたが結局は我慢できずに町外れにある「みはらし荘」に入る。女性陣は豪華に生うに丼(4200円)を、我々男性陣はヤリイカの刺身、磯丼とそれぞれ2000円程度の食事を頂く(笑)。

 無料駐車場から雨の中をトンネルを抜けると日本の渚百選に選ばれている島武意(しまむい)海岸 展望台へ。「積丹ブルー」と言われる青く透き通ったコバルトブルーの海と、奇岩や大岩が点在し、入り江と断崖絶壁が続く海岸線の景色が望める。海岸に下りる道も見えるが現在は閉鎖されている。その後、雨も小降りになったので積丹岬自然遊歩道(シララの小道)を緩やかに登って積丹出岬(しゃこたんでみさき)灯台があるもう一つの出岬展望広場に向かう。ここからも海食崖が見られる。さらに1.5Km程先に遊歩道を進むと「女郎子岩」の展望デッキまで歩くことができるが雨模様のためここで引き返すことにする。

 次に県道913号線から国道229号線で神威(かむい)岬まで足を延ばす。日本海追分ソーランラインと呼ばれる国道229号線沿いには次から次に生ウニ丼の看板が掲げられた店が現れる。みんなでここまで我慢していれば良いうに丼が食べられただろうにと後悔する(笑)。😂

 神威岬の無料駐車場に車を止め、何とか雨が上がった中を「女人禁制の門」抜け、時折、階段がある狭い遊歩道を進んでいくが稜線歩きなので.左右は切れ落ちている。灯台手前には大きく地層がむき出しになっており、触るとぽろぽろと崩れる。神威岬灯台到着するがその先にもまだ道は続いており、神威岬先端まで行くことができる。ここでの海も曇り空にも関わらず、積丹ブルーである。付近には各国の紙幣や硬貨がお供えの意味かたくさん置かれている。
 積丹半島と共にここ神威岬でも中国語が幅を利かせている。

女人禁制の門
 義経と恋に落ちたアイヌの娘が別れに悲嘆にくれた娘は神威岬から身を投じてその身が神威岩となり、女性の乗る船はことごとく海に沈められたためということらしい。

余市宇宙記念館@道の駅よいち→ 旧余市福原漁場を見学→ ローソク岩→
積丹半島へ→
セタカムイ岩→ いくら、ホタテ、イカ、エビの雲丹無しの磯丼→
島武意海岸@積丹半島→ 積丹出岬灯台へ→
積丹出岬→神威岬へ移動
積丹出岬前の海食崖→ 神威岬灯台までは尾根道→
風化によって堆積岩の層が出現している→ 神威岬灯台に到着→ 神威岬先端部→
神威岬灯台付近から駐車場方面を振り返る→ 各国の通貨が供えられている→

 神威岬を後にして今晩の宿の小樽まで車を飛ばす。本日の走行距離はホテル駿から神威岬まで210Km+小樽グリーンホテルまで70Km280Kmと予定変更のため長距離🚗となる。

 小樽の宿「小樽グリーンホテルにチェックインここは投宿するにはセルフで行わなけれならない。その操作に戸惑うのでちょうどチェックインの時間のため長蛇の列。このシステムは不慣れな人がまだ多いのでスムーズさに欠ける。街中のため駐車料金が必要。

 ぬるぬるした源泉の天然温泉♨で広々とした浴場で汗を流して夕食は町に繰り越す。小樽駅近くの2時間飲み放題の居酒屋(濱焼北海道魚萬)に入り、ビールで英気を養う。飲食後、酔い覚ましにしばらく小樽駅周辺を散策するが有名な小樽運河のライトアップのことを何故か見逃してしまいそのままホテルへ。後悔😂。

 7月20日(土) 朝観光
 翌朝、朝食前に小樽運河を散策する。まだ開いていない小樽中央市場から東進、旧国鉄手宮線の配線跡を通過して小樽運河を目指す。一度着たことはあるが全く記憶はなく、新しい所に来たという感じである。新札の絵柄になった渋沢栄一が創業した会社である澁澤倉庫を見ながら運河沿いに歩いていく。観光客もまばらでゆっくりと見物できる。しかし路上を歩いているとカラスが頭めがけて襲ってくる。喚きながらなので縄張りを守ろうとしていたのかもしれない。こちらも威嚇するが全然効き目はない。その後、ホテルで朝食をとり、出発準備。

夜の小樽駅正面→ 早朝のため閑散とした小樽中央市場→ 出抜小路→
小樽運河プラザ→ 小樽運河→ 浅草橋小樽運河倉庫ビル→
小樽港→ 小樽運河→ 旧国鉄手宮線の配線跡→
ホテルで朝食後、オロフレ山に向かう
ラッコが描かれた小樽のマンホール蓋→ 変わったゼンマイ状の街灯→

 7月20日(土) オロフレ山登山

オロフレ山 登山

地図でコースをを見る  所要時間:3:40  水平歩行距離:6.4Km 累積上り:905m 下り:905m

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参考 オロフレ山登山マップ

【日  時】 2024年7月20日(土)
【山  名】 オロフレ山 1230.7mH
【山  域】 北海道 胆振地方
【天  候】 晴れ
【メンバー】 もりごん、あや、のむ、Mickey-son 4名
【コース 】 オロフレ峠展望台駐車場(920mH)9:50→1003ピーク(1003mH)10:05→羅漢岩(985mH)10:15→小岩峰(1000mH)10:35→ケルン(1000mH)10:40→1062ピーク横(1040mH)10:55→オロフレ山頂上(1230.7mH)11:35~12:00→1062ピーク横(1040mH)12:30→ケルン(1000mH)12:45→羅漢岩(985mH)13:05→1003ピーク(1003mH)13:15→オロフレ峠展望台駐車場(920mH)13:30~14:00

 今日も小樽から160Km🚗の大移動でオロフレ峠展望台駐車場を目指す。登別東ICで下りると正面に金棒を持った鬼が登別温泉の方向を指さしている大きな像が現れる。左に折れてその方向に進み、道道2号(洞爺湖登別線)をオロフレ峠へ進むと展望台の案内看板で、広いオロフレ峠展望台駐車場に停めで山道の中に入っていく。登山口の標高は930mHで標高差300mHのピストン登山である。南側下方はガスっている。

 最初はなだらかな登りとつづら折りで右手の展望が開けてきて羅漢岩横を足元が切れ落ちている個所を慎重に通過していく。その下方はガス🌫に覆われている。前方に小岩峰が見えてくる.と登山道が二手に分かれており、左手は小岩峰への道であるようだ。寄り道をしてそちらに向かう。岩壁を這いつくばって登り、一人が立てるだけの狭いピークには「山神」の石碑が立っている。羊蹄山が見えている。その先に少し下ってみるがハイマツに遮られて本来の登山道に降りられそうもないので来た道を引き返す。1062m峰に向かう途中に標高1000mで吹き通しがあり、ケルンが積まれている。

 徐々にきつい登りが待っている。一旦登ると1062mHのピークを巻いて少し下り、また更なる急峻な登り、最後に急峻な岩場を登り切ると少し緩やかな登山道が300mほど続き、ようやく頂上へ到着。しかし周りはガスっており展望は無し。昼食後、私以外は本日の夕方の飛行機✈で自宅に帰る予定なので早々に下山を開始する。

ICで登別温泉の方向を指さしている鬼の像→ 広々とした駐車場があるオロフレ峠展望台→ 登山届ポスト前を通過→
チシマザサの中に入る→ 最初の羅漢岩→ 次の羅漢岩→
前方にオロフレ山が見えてくる→ 深く切れ込んでいる→ 山の神の石柱がある小岩峰→
山神の石柱→ 山の神からオロフレ山を望む→ 二等三角点 点名:登別岳のオロフレ山頂上→

 下るに従ってガスは少なくなって周りの景色が見えてくる。先ずは左手に太平洋が、次に左手(南東側)に「倶多楽(くったら)湖」もやはりうっすらと見えだす。更に右手前方(西側)に「洞爺湖」とその中に浮かぶ4島がうっすらと見えてくる。次に羊蹄山も。羊蹄山は下山したオロフレ峠展望台駐車場からも見ることができた。無事に予定時間に下山して着替え、飛行機用荷物を整理して新千歳空港に向かう。

 途中のコンビニでヤマト運輸に熊避けスプレーを返却依頼して、新千歳空港まで約100Km🚗のドライブ走行して皆さんはここから帰路の途に✈。本日の走行距離は全部で約260Km🚗。

 私はここでお別れしてJRの快速エアポートで札幌駅まで行き、予約しておいたホテルに宿泊。しかし夏の観光シーズンとインバウンド需要、おまけに土曜日と相まって事前に宿をとるのに苦労した。金額的にも考えられないような高額になっており、ようやく1週間前に一律料金で評判の「東横イン」にキャンセルを見つけやっと確保できた。仮予約していたホテルは素泊まりで19000円、これでも安いほうである。ドミトリータイプは手頃な値段であちこちにあり、諸外国の人達との交流ができるのは良いのだが鼾をかく者には引け目を感じる。

帰路にガスが抜けて洞爺湖が見える→ 羅漢岩の絶壁→ 太平洋が見えてきた
羊蹄山が顔を出している→ 1003mピーク付近の笹原を下っていく→ 前方に辨慶別と羅漢岩→
下山後、新千歳空港に向かう✈
左手(南東)に倶多楽湖→  オロフレ峠展望台からも羊蹄山が見える

 オロフレ峠展望台駐車場にトイレがある

見かけた花🌸

オトギリソウ シオガマ
ムカゴニンジン? ウメバチソウ ウツボグサ
花の名前は不確か
シロバナニガナ

 7月21日(日) 観光
 明くる日から洞爺湖の有珠山、昭和新山と田沢湖に次いで2番目の深い湖の支笏湖などを訪れる。洞爺湖では雲を冠いているが羊蹄山が間近に大きく見えている。支笏湖では今回、道路工事で登ることができなかった樽前山そして風不死岳、恵庭岳を眺める。夜は以前にも泊まったことのあるホテルに移動、チェックインして夜の札幌を散策する。
 7月22日(月) 観光
 最初は一日の延長のつもりでいたが日曜日出発の航空運賃は高いので月曜日の夜の便にして月曜日は朝から札幌のシェアサイクル🚲「ポロクル」1430円/日を利用して自転車で市内をあちこち散策する。しかし月曜日はどことも休館日が多く残念。この時期、札幌夏祭りで大通公園では4大ビールメーカーが巨大ビアガーデンブースを開設しているので少し立ち寄るが大勢の人で混雑。この日も非常に暑くてビアガーデンを最後に3時頃に切り上げて涼しい屋内ウィンドウショッピングに切り替える。
 2日間、札幌に滞在する。その夜の最終便(新千歳 発 20:35)で24時頃に自宅に到着。

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