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地図でコースをを見る 所要時間:5:35 水平歩行距離:6.5Km 累積上り:865m 下り:865m
【日 時】 | 2021年7月26日(月) |
【山 名】 | 雌阿寒岳(めあかんだけ)1499mH |
【山 域】 | 北海道東 |
【天 候】 | 晴れ |
【メンバー】 | もりごん、あや、のむ、Mickey-son 4名 |
【コース 】 | 雌阿寒登山口駐車場(710mH)6:55→雌阿寒岳登山口(710mH)7:00→一合目(795mH)7:15→三合目(930mH)7:39→谷筋(1000mH)7:55→四合目(1030mH)7:59→五合目(1100mH)8:15→七合目(1255mH)8:48→八合目(1320mH)9:00→九合目(1435mH)9:17→雌阿寒岳頂上(1499mH)9:35~10:10→谷筋(1000mH)11:35→雌阿寒岳登山口(710mH)12:30→オンネトー湖(1435mH)12:55~13:15 |
観光 25日(日)
山登りの休息日ということでレンタカーで野付半島と風連湖に観光に出かける。標津町(しべつちょう)ポー川史跡自然公園にある 歴史民俗資料館で見学とその裏にある広大な「標津湿原」を散策をする。
昼食は港町にある標津町観光協会で教えてもらった食事処で名物のしまえび丼を食する。北海しまえびの漁期は約1か月と短く、提供されたのは最後の物らしい。
今までのドライブで北海道の陸部の広大さを見てきたが全長約26kmの日本最大の砂嘴(さし)である野付(のつけ)半島の道道950線ドライブではまた異なる広大さを認識させられる。海水で浸食され風化したミズナラなどの木々が立ち枯れたまま林をつくっている白骨林のナラワラや野付灯台付近では草を食んでいるエゾシカの群れを観光。ネイチャーセンターの前や展望所には国後島を見る場所が提供されているがやはり全く見ることはできない。その後、これまた長い道道475線で風連湖(ふうれんこ)に向かうが白鳥の居ない今は何の変哲もない汽水湖である。
観光の最後に清里町にある「さくらの滝」を訪れる。ここにはサクラマスの豪快な滝登り遡上が見られる。健気に何度も挑戦する姿に生き物の本能、愚直さを見る。観光後、摩周駅近くの釧路川が横を流れる摩周湖温泉街に移動して宿泊。宿泊した旅館の周りでは至る所の下水溝からは温泉の水蒸気が立ち上っている。
清里町を貫くオホーツク海まで続く14Kmのストレート道路 (道道857号線)→ | 標津町ポー川史跡自然公園にある 歴史民俗資料館 |
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昼食@標津町 名物の北海しまえび丼→ | 野付半島のナラワラ→ | |
野付半島の直進道路(道道950線)→ | 野付半島に生息するエゾシカの群れ→ | |
野付灯台→ | 数少ないが道端にハマナスの花→ | |
桜鱒の何度もの挑戦にその健気さに感動 | ||
さくらの滝で桜鱒の滝登り |
登山 26日(月)
北海道道東登山の3座目は雌阿寒岳(ポンマチネシリ)である。今回はガイドを付けずに我々だけで登る本来のスタイル5時半に宿を出発してレンタカーで雌阿寒岳温泉を目指す。熊よけスプレーはガイドの所属する会社より1000円/日で借用してきている。
国道241号線で阿寒湖から道道949号線に入り、雌阿寒温泉「山の宿 野中温泉」手前の広い町営駐車場(70台)に車を止めるがらうすだけ、斜里岳と違って駐車場には3台しか停まっていない。まずは宿で準備してくれた弁当で朝食をとる。付近から硫黄のにおいが漂ってくる。また「山の宿
野中温泉」から流れてくる排水溝?は温泉の結集物で白くなっている。
すぐ手前の国有林の中に登山口はあり、ここに登山届提出場所と共に雌阿寒岳は活火山のため噴煙、有毒ガスにに注意の警告板もある。しばらくは緩やかなアカエゾマツ林の中を歩いて行くが勾配と共に露出した根っこの多い登山道になってくる。登山口から黒いケーブルが道沿いにずーっと続いている。多分、火山観測機器用の電源ケーブルなのだろう。一合目の標識には登山口から0.4Km、頂上までは2.9Kmと書かれている。三合目(頂上まで2.2Km)を過ぎてからは早くも森林限界となり、植生がアカエゾマツからハイマツに変わると火口から1Km範囲に入るので「噴煙の色が変われば噴石が飛来するので急いで下山をしてください」の注意書きが現れる。しかしハイマツは登山道の両側からハイマツが覆っているのでまるでトンネルのようである。ハイマツの中から正面を仰ぎ見ると雌阿寒岳が望めるようになる。
四合目(頂上まで1.9Km)手前の谷部付近からは視界が開けて右手に雌阿寒岳頂上全体が見ることができる。左手には霞んではいるが北側方面の山々が望める。足元は火山礫がが多くなる。六合目になると岩場の道を慎重に足を進めていくと、眼下には広がる森が樹海の名にふさわしい広大な展望が現れ、「オンネトー湖」も眼下に見えてくる。
七合目(頂上まで0.9Km)からは砂礫地の中からイワブクロ、メアカンフスマなどの花が現れる。登山道はどこでも登れるので時たま正規のルートから外れてしまうことがあるのでペンキのマーキングを見落とさないようにする必要がある。八合目(頂上まで0.6Km)を過ぎると荒涼とした砂礫帯となり、左手に大きな柱状節理の壁が現れ、噴気孔の轟音が聞こえ出してくる。
九合目で外輪山に取りつくと右手に雌阿寒岳の荒々しい大きな噴火口(ポンマチネシリ火口)が見え、火口の右側には噴煙が上がっているのが赤沼がある新火口である。左手に目を移すとやはり大きな中マチネシリ火口と剣ヶ峰がその奥には雄阿寒岳がそびえている。迫力のある景観であり、疲れも吹っ飛ぶ。
山頂まで火口縁に沿ながら歩くと雌阿寒岳頂上となる。360℃の眺望である。東には剣ヶ峰、北には雄阿寒岳、対面の南には阿寒富士が聳えている。
頂上から更に足を進め下っていくとポンマチネシリの旧火口には神秘的なグリーンの青沼が現れる。その先には「阿寒富士」とそれに登るジグザグの登山道が見ることができる。地球の活動がダイナミックに見ることができる。
山の宿 野中温泉横の駐車場 まだ車は少ない→ | 雌阿寒岳登山口→ | 明るいアカエゾマツ林の中→ |
むき出しの根っこの登山道→ | 三合目 頂上まで2.2Km→ | 雌阿寒岳の頂上が見えてくる→ |
ハイマツの中、大岩の間を抜けていく→ | 雄阿寒岳も見えてくる→ | 谷筋→ |
振り返ってキノコ岩と観測機器の影 | 振り返るとオンネトー湖が見える | 七合目(頂上まで0.9Km)→ |
火山岩が点々と転がっている→ | 礫の中のあちこちで咲くイワブクロ→ | マルバシモツケ?→ |
メアカンフスマ→ | 八合目(頂上まで0.6Km)→ | 柱状節理の壁→ |
噴煙を上げるポンマチネシリの赤沼火口→ | 左奥に雄阿寒岳 右に剣ヶ峰→ | 中マチネシリ火口と阿寒湖と雄阿寒岳 |
旧火口淵から見た雌阿寒岳頂上 | 阿寒富士と旧火口の青沼→ | スターウォーズに出てくるような火山観測機器 |
雌阿寒岳頂上からの展望 |
下山後、車でオンネトー湖まで行き、オンネトー展望デッキから雌阿寒岳を眺めながら昼食とする。
オンネトー湖から見る雌阿寒岳と阿寒富士 |
頂上の広大な火口は地球には逆らえない圧倒的な鼓動を感じさせられる。また周りの展望は雄大であるが展望が良好な時に来たかった。オンネトー湖からの眺めも素敵であった。
「山の宿 野中温泉」横に公衆水洗トイレがある。「山の宿 野中温泉」は源泉かけ流しで登山後に入っていく人が多いようだ。阿寒湖の最高気温27℃。
登山後、釧路駅前に移動してホテル宿泊。皆さんと一緒の行動は本日までであるので近くの居酒屋で慰労会を開く。私は折角北海道まで来たので一人で釧路、帯広1、帯広2、札幌1、札幌2と移動してサイクリングを楽しむ予定。