Mickey-sonのホーム山の部屋山紀行→信州→立山、大汝山、真砂岳、別山

山紀行  信州

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立山〜仙人池〜欅平(けやきだいら)

【日  時】 1999年08月05日(木)〜08日(日)
【山  名】 雄山(おやま) 3003m 大汝山(おおなんじやま) 3015m 真砂岳(まさごだけ) 2861m 別山(べつざん) 2874m
【山  域】 富山県立山連峰
【天  候】 初日 晴れ一時雨、 2日目 晴れ、 3日目 晴れ
【メンバー】 白馬夫婦、水田、知加良、山崎、井上、ISO208、相良、池田夫婦、Mickey-son 11名
【コース 】 1日目(6日 金)
室堂(2450m)8:00→一ノ越(2700m)9:00〜:15→雄山10:25〜45→大汝山11:10〜:20→富士ノ折立11;10〜12:10→内蔵助カール12:30→真砂岳15:15→別山15:30→剣沢小屋14:25〜:55→真砂沢ロッジ16:40
2日目(7日 土)
真砂沢ロッジ6:10→二股7;25→仙人山分岐9:35→仙人池ヒュッテ9:45〜10:15〜仙人温泉小屋(1450m)12:15〜13:20→阿曾原小屋16:25
3日目(8日 日)
阿曾原小屋4:20〜餓鬼谷5:30→折尾谷6:10〜:30〜志合谷7:55→欅平10:25

地図でコースをを見る

 新快速で京都まで行き、京都八条口観光バス乗り場23:00発に松本電鉄の直通バス(11000円)にて室堂に向かう。車内は20人ぐらいであり、自由に座れたため場所が十分に確保でき、ゆったりと寝られた。しかし2時間おきのトイレ休憩のたびに起こされてしまう。

 5:20に桂台に到着するも早すぎて立山有料道路のゲートは開いておらず、ゲート前でぶらぶらと時間を過ごす。(パンフレット、水洗トイレがある)少し肌寒いが寝起きには心地よい。6:00にゲートが開き、出発。室堂バスターミナル(2450m)に7:30に到着し、ここで朝食を取った後、水を確保し、いよいよ立山縦走に出発。風が少しきつい。

 歩きにくい石畳の遊歩道を雄山と竜王岳との鞍部である一ノ越を目指して上っていく。この行程は気圧の変化になれるため、室堂を眺めながらゆっくりと時間をとり、登った方がよい。一ノ越の山荘前で少し休憩を取る。ここからは下方にみくりが池、地獄谷が、また西側は天候が良かったため大日岳、遠くは日本海、富山湾、富山平野の雄大な眺望が得られた。しかし残念ながら黒部川(河川長さ86Km)側は雲のため視界が効かず、何も見えない。

 雄山までは急なガレ場道(浮き石が多し)をジグザグに登っていくが観光客が多く、時々立ち止まらなければならない。いよいよ日本三霊山(富士山、白山)の1つである雄山の立派な社務所に到着。社殿のある雄山山頂へは500円を払って、お札と鈴をいただいて鳥居をくぐり登頂する。神社では神主のお祓い、御神酒(ほんの少し)をいただく。 やはり黒部側は全然視界が効かず、風もあり、寒さも感じる。

 鳥居のすぐ右を少し下り、稜線の左を歩いて行くと20分ほどで大汝山に到着。高さ2m程の小さな岩場が山頂であり、みんながその上に登り、写真を撮っていた。

 少し下っていくと富士の折立に着き、ここで昼食にする。
昼食途中からのパラパラ雨のため、しばらくは傘をさして歩いていたが内蔵助カール標識付近からだんだん雨足も強くなり風も更に強くなってきたため、合羽を着ることにした。真砂岳を抜け、左に大走りコースを横に見た後、雨のため別山の登頂をあきらめ下を巻いて行くトラバース道を選択する。

 剣御前小屋の手前に剣沢小屋方面の案内が右手に現れる。うっかりすると見逃してしまう。このころから天気は回復してきて剣岳(2998m)の勇壮な姿が前方に現れる。合羽を脱ぎカールを右手に見てジグザグ道を一気に下り、剣沢(2500m)小屋前に着き、小休止する。予定より1時間も遅れているためここで泊まるかどうか判断に迷ったが、明日の行程もきついため予定通り真砂沢まで行くことにした。

 剣沢小屋からしばらく沢沿いに下る道沿いにはチングルマ、イワキキョウが咲いている。、やがて日本3大雪渓(針ノ木、白馬)の1つである剣沢雪渓に出る。剱沢雪渓 拡大写真へ 軽アイゼンをつけ、両岸と水が流れている上部を避けて慎重に下っていく。途中、左手側の長次郎谷からは若い何人かがクライミングの帰りでアイゼンもつけず、滑りながら足早にで我々を追い越していく。我々も浮き石の多い沢下りよりずっとペースが早くなる。真砂沢ロッジ手前まで雪渓を歩くことが出来る。

 真砂沢ロッジ(1780m)は谷の中にあり、眺望はあまり良くない。小さな小屋であるため一番奥の4畳半(実質的には備品などがおいてあり、3畳)のふとん部屋に7人が寝ることになる。この部屋に行くにも通路が無く小さな覗き窓が1つあるだけ、おまけに部屋の内側全面に金網を巡らせてあり(爬虫類対策?)、逃げ場のない全くもってすごい部屋であった。またトイレもバケツでの手動水洗である。朝食は小屋でとる。1泊2食8400円、缶ビール550円、ジュース300円。

 小屋で購入した昼食弁当(1000円)を持って今夜の目的地である阿曾原へ向かう。沢の左岸沿いに河原道を下っていくが途中、岸にへばりついて歩かなければならない所がある。やがて吊り橋に出る。二股 拡大写真へ ここでは左側に三ノ窓雪渓と裏剱が見え、記念撮影をする。

 橋を渡ると大岩のある二股である。ここで剱沢から離れ、左は池の平に行く道。我々は右の仙人新道のコースを取り、急な登りに入る(途中何カ所かに梯子がある)。最初はただ登るだけの樹間道であるが、このあたりからウグイスが盛んに鳴いており、ここでは今が春かと思われる。やがて尾根に出た頃から左手に剱岳が常に見える道となる。尾根伝いにドンドン登っていくと仙人峠、背後には鹿島槍、峠を抜けると10分で仙人池ヒュッテ(2100m)に到着。ここの池面には八ツ峰の勇姿仙人池 拡大写真へ 仙人池 が写ることで人気のある場所である。このヒュッテには風呂もあるらしい。

 仙人池ヒュッテ前を右に10分ほどして急な坂道を下ったところに仙人谷に出会い、ここに仙人池ヒュッテの水供給場所があり、水汲み上げ用エンジンが常時回っている。ここで冷えたおいしい水を補給する。沢沿いに下っていくと阿曾原温泉小屋の管理人が溶け始めている雪渓の渡る注意点を伝えるために来ていてくれていた。この時期は1日毎に雪渓の状態が変わっていくため非常に注意が必要である。わざわざ4時間ほどもをかけてきてくれたことに感謝。また鎌とトンガを持って登山道整備に精を出していた。縁の下の力持ちに再度、感謝。

 ずいぶん時間がかかったが白い湯煙が見え始め、じきに赤い屋根の仙人温泉(1450m)に着く。温泉入り口のすぐ左側に岩がせり出して屋根となった露天風呂があり、400円で入浴できるが他のパーティが来たときには丸見えで、入浴するのには勇気がいる。ただし小屋の奥には女子用として風呂がありここでも入浴ができる。ここからは朝日、白馬、杓子岳が眺望できる。ここで昼食。缶ビール500円

 2,3分で天然記念物のひかり苔が生えている仙人岩屋が左側に現れる。仙人谷の雪渓を2カ所渡り、崩落したため、新たに作った迂回路を通ることになるが急な登り道、更に急な下り道となっている。この道はガイドブックにも載っていなかったため、かなりの時間ロスとなった。今は夏山シーズンで工事は中断しているが秋には上流までの道を造り、登りのコースがないようにしてくれるようである。
阿曾原小屋に近づくにつれ黄色いあぶがしきりとまとわりついてきてほうっておくと咬まれてしまう。今年は暑さのため異常に多いらしい。

 やっとのことで阿曾原温泉(900m)についたが女性の入浴時間ですぐには温泉には入れず、それまでの間洗濯などで時間を費やす。小屋より5分はかかる坂道を下りていき、更にテント設置場所を通り抜け、下った谷の中腹にある露天風呂に行く。原っぱの中にコンクリートでできた四角い湯船で脱衣所もなく適当にそのあたりで脱ぐ。風呂の横にはトンネルがあり、その中から温泉を取り入れている。この源泉は遠く黒三発電所用に地下水路を造ったときに出くわした160度の温水である。阿曾原温泉 拡大写真へ(今は水路で冷やされて40度程度のお湯らしい)広々とした大自然の中での入浴は全く持って気持ちがよい。

 この後、食堂で生中ビール(800円)で乾杯する。この小屋は真砂沢ロッジと違って、広々とした部屋でゆったりとした環境で寝られた。自販機、洗濯機、水洗便所があり、かなりの文化生活が送られる。また管理人の愛想も良く非常にすばらしい小屋である。

 夜は窓から見える無数の星を眺めながら眠りにつく。久しぶりに見る無数の星に感激。
1泊2食8400円、入湯料700円、缶ビール500円、ジュース250円

 帰りの電車に間に合うようにするため早出の出発となり、ライトで道を照らしながらの歩行となった。阿曾原谷を渡ってから山腹を登り、下った後、(ここでも道の崩落があり、回り道)水平歩道(日電歩道)になる。水平歩道は950m前後の標高を14Km程、山腹を縫っていく道であるが、次々に足下がおぼつかないほどの怖い道が現れる。
 常に右側に200mは落ち込んでいると思われる黒部川を見下ろしながら幅は1mも満たない絶壁道行く。水平歩道 拡大写真へ 水平歩行 高所恐怖症の人は到底歩けない道である。ただし要所要所には壁側に針金ガイドを設置してくれている。

 折尾谷(大きな3段滝がある)で朝食(弁当800円)を採る。滝に虹が架かって気分良く食事が進む。ここでも水は補給できる。次の志合谷では雪渓の下をくぐる150m程の長さのセメントで作られたトンネルを通る。真っ暗闇の中、上からは水滴が落ちてくるし、足下には水が流れ、ライトは必携である。ここでの湧き水は格別の味である。
やがて大障壁をコの字形に削って作られた道が各所に見られる。峡谷を隔てて対岸に先ほど通ってきた道が見られる。目と鼻の先であるが実際には5、10倍も歩いてきている。

 このあたりではあちこちで蝉が鳴いている。(油蝉?)この後,、右手に白馬岳、唐松岳、後方には鹿島槍ケ岳を見ながらやがて送電線の鉄塔の横を通りだすと水平歩行は終焉である。ここからは樹間の急坂、シジミ坂をを下っていけば欅平だ。

 欅平(600m)に着いて早速、駅から歩いて5分の猿飛山荘で露天風呂(700円)で汗を流し、鮎の塩焼きを肴に生中ビール(700円)で昼食にする。帰路の黒部峡谷鉄道のトロッコ列車(予約は可能)は日曜日ということもあり、トロッコ列車 拡大写真へ トロッコ列車 予定の列車は満席で、仕方なく12:07発の貨物列車(普段は従業員用)に乗ることになった。(乗車代1440円、リュック代340円)窓及び車内案内はないがビール片手に風に吹かれて爽快な気分に浸れる。すれ違う列車はだいたい満席である。

 宇奈月駅で14:27発のサンダーバード(乗車券6300、特急券3640円)に乗って一路、大阪へ。車内ではまたしてもビールで乾杯。富山駅で更に補給。
今回の縦走は全般にコースがきつく距離も長かったため大変であったが皆さん日頃の鍛錬のおかげで無事に完歩することが出来ました。
リュック重量 11Kg

連絡先

真砂沢ロッジ 電話 0764-82-1516
阿曾原小屋 電話 0765-65-2397
立山連峰登山情報 電話 0764-42-2020
立山有料道路管理事務所 電話 0764-82-1818
黒部峡谷鉄道 電話 0765-62-1011 torokko@kurotetu.co.jp

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