Mickey-sonのホーム山の部屋登山の記録新潟県→火打山、妙高山

登山の記録  新潟県

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火打山登山、妙高山登山(ひうちやま、みょうこうさん)

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【日  時】 2001年8月2日(木)〜5日(日)
【山  名】 火打山 2462m、妙高山 2446m 
【山  域】 新潟県頸城山群
【天  候】 初日 晴れ、 2日目 曇りのち雨、 3日目 晴れ
【メンバー】 白馬夫婦、池田夫婦、知加良、相良、山崎、ISO208、堀下、Mickey-son 10名
【コース 】 一日目(3日 金)
妙高高原駅06:58→笹ヶ峰(1320m)07:30〜:45→黒沢10:00〜:15→十二曲がり10:35〜:50→富士見平11:55→湿原入口12:10→黒沢池ヒュッテ(2000m)12:50
二日目(4日 土)
黒沢池ヒュッテ6:40→大倉乗越7:00→長助池分岐(900m)7:55→妙高山山頂(2446m)9:00〜:30→黒沢池ヒュッテ11:30〜:45→茶臼山(2171m)12:20→高谷池ヒュッテ(2105m)12:50
三日目(5日 日)
高谷池ヒュッテ6:30→茶臼山6:55→黒沢池ヒュッテ7:25〜:35→大倉池分岐8:35→大倉池9:05→黄金清水9:20→大倉沢10:10→麻平10:35→吊り橋10:55→燕温泉11:00→妙高高原駅

 妙高高原駅からタクシー(5840円)二台に分乗して笹ヶ峰まで行く。ここで朝食をとる。近くに国民休暇村がありキャンプができ、水洗トイレもある。笹ヶ峰から車道を少し戻り、木道の緩やかな登山道に入る。本日の宿泊先の黒沢池ヒュッテまでは7.3Kmの道のりできれいに整備された登山道である。谷の音が聞こえてきて、開けた所へでたら黒沢である。ここで小憩。沢の水は冷たく1分も手を浸けて入られない。橋を渡り、対岸へ。やがてきつい登りの十二曲がりにはいるが今日の気温は高く、おまけに夜行明けの体にはかなり堪える。12回かどうかは解らないが何回か折り返すとやがて尾根。まわりはブナ、オオシラビソの木が多く自生している。

 尾根にたどり着くと平坦路になり、右下には人造湖の乙見湖が見える。また木道が現れ、しばらくする高谷池と黒沢池ヒュッテへの分岐点の富士見平である。ここからは富士山が見えるとガイドブックには書いてあったが樹林に視界を遮られ、全然見えない。右の道をとり、しばらく下ると正面に視界が開けてくる。山の中とは思えない広々とした湿原に出会う。大きな樹木はほとんど見られない。小さな沢を渡ると後は湿原沿いの木道を左右に色々な花を見ながら歩いていく。左手奥には黒沢岳が見える。この付近ではクルカユリ、コケモモ、ワタスゲ、ミズバショウ、イワカガミ、ユキザサ、キヌガサソウ、チングルマなどが咲いている。途中で花の写真を撮っていた山小屋の人の話では今年は雨が降らずに花の咲き具合も、もう一つらしい。見れば湿原は確かにヒエ上がっていたが左遠くには黒沢池が見えている。やがてブルー色の小屋が見えてきた。犬の吠え声で迎えられる。このシェパードは神戸大震災の時に駆けつけてくれた山岳救助犬のノモの子供であり、救助犬の訓練中である。ノモとこのジルと後1匹の合計3匹がいた。

 黒沢池ヒュッテは山小屋には珍しく8角形ドーム型の形状をしており内部も当然のごとくその形状のため放射状に人が寝ることになる。本日は比較的空いているため1辺に4人で寝られるゆったりスペースである。合計8辺x4人x2楷=64人が定員であるが混雑時には8辺x8人x2楷=128人が寝ることになり大変そうである。
 ここの食事は夕食には色々な副食が付いており、ご飯、みそしるもお変わり自由である。朝食はこれまた珍しくコーヒー、スープとクレープであり、クレープにシーチキン、バター、ジャム、野菜を載せて食べる献立である。ここの食事は今までの山小屋の中では上位の部類に入るデラックスな内容であった。(8500円/一泊二食)
 黒沢池ヒュッテ横にはまだ残雪が残っており、ここから生活用の水を取り入れていた。
夜行列車で来たこともあり。早々に就眠に入る。ちなみにビールは500円/350cc、700円/500cc。補給用の水は全て有料のため前もって持参するほうが良いであろう。金額はあまり容量に関係なく、湯は200円、お茶は300円である。

 明くる朝、曇り空の中、小屋の前にリュックを置き、サブザックで妙高山に登る。小屋の前の道から木道に入り、20分程度登りるとやがて外輪山である大倉乗越の峠に出る。ここからは前方に中央火口丘である妙高山が、下方には長助池の湿原が見える。ロープを設置してある急な下りを2カ所下り、雪渓がある沢で一休憩。沢を渡るとすぐに燕新道分岐に出会う。ここからは急登のつづら折りの道である。妙高山は珍しく頂上まで大きな樹木(ブナ、白樺)がある山である。妙高山山頂

 頂上では大きな岩が至る所にあるが少し空き地がある。この日はガスがかかって視界はほとんどきかない。当然火打山も見えない。しばらくガスがはれるのを待っていたがその内ポツリと雨が降り出してきたので急いで下山を開始したがその直後、雨が本格的になり、後は黒沢池ヒュッテまでかなりのドシャブリに見舞われ、道には水が滔々と流れ、防水スプレーをしてきたにもかかわらず靴の中はびしょびしょになり、レインコートの中も汗で蒸れてくる。またこの帰り道ではぶよが雨中にも関わらず飛び回っており、メンバーの何人かはブヨ(ブト)刺され、後の腫れで大変であった。要注意。
 黒沢ヒュッテにつく頃には雨も小降りになったがヒュッテでの昼食をあきらめ、休息のみとし、すぐに高谷池ヒュッテに向かう。右の道をとるとすぐに登りの道になる。やはり周りは何も見えずに黙々と歩くのみである。茶臼山山頂に到着すると後は下るのみである。

 ようやくのこと、赤い三角屋根の高谷池にたどり着き、濡れた衣類を脱ぎ捨て乾いた服に着替えた後、黒沢ヒュッテで準備してもらった昼食(レトルトの赤飯と釜飯で600円)を食べる。ここのヒュッテには乾燥設備がなく、ただ自然乾燥のみである。食事は簡単な料理であるが、ガスコンロと、鍋、水は自由に使わしてくれるため材料を持ち込めば調理も可能である。このヒュッテは町営のため宿泊費(4950円/一泊2食)は安いが食事の内容はもう一つである。ビールは350cc缶/500円のみ。
 夕方、雨が上がったため天狗の庭まで散歩に出かける。相変わらず視界は利かず、歩道の両側の花に興味は集中。ピンク色のハクサンコザクラ、黄色のミヤマキンバイ、イワイチョウ、ヒメシャジンが群生している。天狗の庭も大きな湿原である。昨日の雨で多くの水を貯めている。

 予定では明早朝に火打山にご来光(4:50)を見に行く予定であったが靴が塗れているため私はスキップし、希望者の4人が行くことになった。日本の百名山の1つを見逃すことになって残念。朝食はまたレトルトの赤飯である。

 3日目の朝、天気はすっかり回復して朝焼け、食堂からは裏から見る北アルプスの峰々がくっきりと見える。すばらしい景色である。左から常念、前穂高、奥穂高、槍、野口五郎、鹿島槍、蓮華、爺、針ノ木、五竜、立山、唐松が雪を抱いて白く、雄大に眺められる。またキャンプ場からは火打山、焼山が正面に雄大な姿を現している。焼山(立入禁止)はかすかに煙を出している。残念ながら高谷池には夏草が茂っており、逆さ火打は見られなかった。
高谷池のうまい水を補給し、帰路は黒沢池まで晴天の中、昨日は見ることができなかった風景を眺めながら戻る。茶臼山付近では左手に日本海の海岸線が、更に下った頃には右手遠くに槍が岳、常念岳が界間見られる。下には高谷池。やはり山登りは晴天に限る。火打からの眺め

 黒沢ヒュッテで小憩後、左に折れ、関温泉を目指す。しばらくはすがすがしい朝の中、樹林の平坦路を歩く。途中、左後方には雪渓を何カ所か抱いた火打山が、また大倉池分岐手前では妙高山が右後方に名残惜しそうに見える。
少し下り、大倉池分岐でコースを右にとるが急な崩れかけの道で下りるのに相当苦労する。3カ所ほどのこういった難所をクリアすれば後は山間の展望もない笹道を下りていくだけ。大倉池(池は見えない)で左に折れ燕新道に入る。しかしコース時間を1時間近くオーバーしている。結果的には大倉乗越の峠から下り、燕新道に入るコースが正解かもしれない。

 しばらく沢づたいに下り、黄金清水で冷たく、おいしい水を補給し、ホタルブクロ、ガクアジサイを眺めながらジグザク道を下ると大倉沢にでる。ここは大きな沢で大きな岩がごろごろしている。岩にかかれた矢印通りに沢を渡り、20mぐらい歩いた後、沢を離れ.再び山中に入る。

 麻平分岐(右に行くと天狗堂、妙高へ行く道である)に着く頃には硫黄のにおいがしてくる。温泉が近いことが解る。惣滝(日本の滝百選、紅葉時が良い)はここから少し行ったところにある。やがて吊り橋。この近くには露天風呂の河原の湯がある(入りたかった)。このあたりからは谷はかなり深い渓谷となり、更に、名もないが落差が大きい滝を左対岸に眺め、林道を燕温泉の旅館街へ至る。温泉は白い湯花の硫化水素泉、45℃入湯料600円。露天風呂の黄金の湯もあり。

 予約していた電車、信濃18号に間に合うよう30分ぐらいで入浴を済ませ、慌ただしく旅館で準備してくれたタクシー(3150円)に乗り、妙高高原駅に駆けつける。
 後は電車に揺られ、今回の山の出来事をつまみにビールを飲みながら帰宅の途に着く。
 今回のコースは庭園のような大きな湿原がそれぞれにあり、周りには花が咲き乱れ、すばらしいところである。雨天のためもあったがもう一度訪れたい場所である。

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