Mickey-sonのホーム山の部屋登山の記録→九州→宮之浦岳

登山の記録  鹿児島県

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宮之浦岳(みやのうらだけ) 登山

地図でコースを見る 1日目の白谷白雲狭から白谷小屋までのログはGPSを捉えることができず無し。

【日  時】 2019年5月9日(木)~12日(日)
【山  名】 宮之浦岳 1936mH
【山  域】 鹿児島県屋久島町
【天  候】 9日、10日 小雨 11日 晴れ
【メンバー】 ふくちゃん、もりごん、にっしゃん、Mickey-son 4名
【コース 】 1日目(9日) 水平歩行距離 不明 累積標高 不明
神戸空港9:35→鹿児島空港10:45→鹿児島港13:20→宮之浦港15:10→白谷白雲狭(625mH)16:05~16:25→弥生杉コース分岐(625mH)16:28→憩いの大岩(680mH)16:30→弥生杉コース分岐(700mH)16:38→さつき吊橋(710mH)16:40→くぐり杉(820mH)17:15→シカの宿(830mH)17:20→白谷小屋(825mH)17:21
2日目(10日) 水平歩行距離 9.6Km 累積標高 +1484m -727m
白谷小屋(825mH)6:20→七本杉(840mH)6:25→苔むす森(870mH)6:35→武家杉、公家杉(940mH)6:50→かみなりおんじ(985mH)7:00→辻峠(979mH)7:05→辻の岩屋(960mH)7:10→楠川分れ(727mH)7:50→三代杉(745mH)8:00→仁王杉(865mH)9:00→大株道入口(910mH)9:25→翁杉跡地(975mH)9:55→ウィルソン株(990mH)10:00→大王杉(1205mH)11:00→夫婦杉(1210mH)11:10→縄文杉(1280mH)11:45~12:00→東屋(1290mH)12:00~12:35→高塚小屋(1400mH)12:45→新高塚小屋(1500mH)14:15
3日目(11日) 水平歩行距離 10.6Km 累積標高 +908m -1015m
新高塚小屋(1500mH)5:55→第一展望台(1575mH)6:15→第二展望台(1600mH)6:40→坊主岩(1620mH)6:55→平石展望台(1707mH)7:40~:50→焼野三叉路(1784mH)8:30→宮之浦岳頂上(1936mH)9:00~:20→栗生岳(1867mH)9:35→投石岩屋(1710mH)10:55→黒味分れ(1680mH)11:35→花之江河湿原(1635mH)11:50~12:35→小花之江河湿原(1635mH)12:40→淀川小屋(1385mH)13:50~14:05→淀川登山口(1370mH)14:50→紀元杉(1240mH)→ヤクスギランド(1000mH)→牧野バス停(50mH)→民宿「屋久島」(25mH)
4日目(12日)
レンタカーで屋久島一周観光→宮之浦港16:30→指宿港17:45→民宿「たかよし」18:10

1日目
 お誘いがあったので屋久島にある世界自然遺産かつ百名山で最南端にある宮之浦岳に登ることになった。就航20周年となるスカイマーク飛行機(4600円)を利用して神戸空港から鹿児島空港に降り立ち、レンタカーで鹿児島市内に立ち寄り、昼食と機内持ち込み禁止の燃料ガスボンベを購入して鹿児島港から高速船トッピー(8400円)で宮之浦港に向う。しかし屋久島に近づくと屋久島全体が雲で笠をかぶっているのが見えてくる。さすが年間雨量8000mmを超える島である。嫌な予感。

 やはり宮之浦港に到着すると恨めしの雨。手配していたタクシーで今夜からの食事3食分をスーパー店で購入して下山後に宿泊する民宿「屋久島」に立ち寄り予備の荷物を預けて宮之浦から白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)登山口を目指す。雨は本降りとなってきたため地元の天気に詳しいと思われるタクシー運転手に天気の様子を尋ねるが地元の人でも天気は予想できないという返事であった。屋久島は海上にある高い山のため雲ができ易く、急激に天気が変わり、島の北と南でも天気が全く異なるということであった。白谷雲水峡登山口の管理棟で登山届を提出、入山協力金(1000円)を支払う。ここで簡易トイレも売られている。この頃には雨も小降りとなり一安心。

 東屋で合羽を着こみ、気温15℃の中、本日の宿泊地である白谷小屋を目指して出発する。管理棟横にある整備された階段道を登って遊歩道を進んでいく。すぐに分岐標識が現れ、左に折れて「さつき吊り橋経由白谷小屋」方面に向かう。左は「弥生杉」への巡回コースである。白谷川を橋で渡り、右岸の「憩いの大岩」の上を遡行すると早速、切株更新の「2代杉」の屋久杉にお目にかかる。雨も上がってきたので合羽は脱ぐことにする。湿気がすごいので体中が蒸れている。周りはガスが立ち込めて薄暗い。この辺りは観光地のため色々な遊歩道の分岐があるので間違わないように注意しなければならない。「飛流吊橋」で左岸に移ってから左手に花崗岩の上を流れる細長い「飛流おとし」滝を眺めながら足を進めると先ほどの「弥生杉」巡回コースの反対側にあたる道が右手に現れる。「さつき吊橋」でもう一度右岸に渡る。白谷小屋まで1.1Kmと表示されている。舗装されていた道から「楠川歩道」と呼ばれる花崗岩を並べてつくられた古道を歩いて行く。周りは段々スタジオジブリの「もののけ姫」の舞台になった苔むした雰囲気となってくる。

 登山道の岩は花崗岩のため表面はざらざらしているのでグリップ力があり、雨で濡れていても滑る心配はない。むしろ木の根には注意が必要である。2度、白谷川の支流を渡渉し、「奉行杉」への分岐を右に見てから道の真ん中にぽっかりと穴の空いた杉の木が出てくる。その名も「くぐり杉」で人が十分通ることができる穴の大きさである。当然、潜り抜けていく。次に一般公募で名付けられた「シカの宿」を見る。あちこちにある屋久杉の巨木群に驚く。また朽ちた杉からはヤマグルマ、ナナカマド、サカキ、サクラツツジ、ヒカゲツツジ、アセビ、アクシバモドキ、ハイノキなどの着生植物が植生していると説明されている。直ぐに右側奥に白い建物の白谷小屋が見えてくる。本日はここまで。

 白谷小屋は40人ほど泊れる鉄筋コンクリート造りで2つの小部屋と広間、洗面所、トイレがあり、屋外の前庭には大きなテーブルも置かれている。コース上、中途半端な位置にあるためフランス女性のヨレーヌと若い日本人男性(白雲峡に下山予定)だけしか泊まって居なかったのでスペースは十分である。板張りの広間で薄暗い中、乾燥米の夕食を取り、場所を広くとって寝袋を準備して早々に就寝する。水は小屋の出入り口に蛇口があり常時流れ出ている。トイレは建物内にあり、男女に分かれていてLED照明も付いている。トイレットペーパーも準備されているため携帯トイレは不要である。少し古い建物だが大層使い勝手の良い小屋である。

 小雨だったため白谷川の渡渉は問題なく幸いであった。スマホでの登山ログをセットしたのだがGPSをなかなか捉えることができず結局、白谷小屋到着直前まで補足できずログ作成ならず。天候、場所のせい?原因不明

雲の中の屋久島が見えてくる→ 小雨の中、白谷登山口を出発→ 木階段を登って登山開始→
右岸の「憩いの大岩」を遡る→ 左に「飛流おとし」を見る→ 右側に弥生杉からの巡回路に出会う→
「さつき吊橋」で白谷川の右岸に渡る→ いよいよ杉の中の登山となる→ 苔むした道となってくる→
白谷川の支流を渡渉する→ 右は「奉行杉」への分岐 直進する→ くぐり杉→
シカの宿→ 本日の宿の白谷小屋に到着→ 板間でヘッドライトで食事→

2日目
 昨夜は雨が大分降っていたが幸いにも起きる頃には雨が上がっていた。しかし相変わらず周りにはガスが立ち込めてジメジメしている。朝食後、気温が16℃の中、6時20分に小屋を出発。ヨレーヌは後から出発するとのことであるがその後、時々出会うことになる。本日は早めにGPSを入れていたせいかスマホログ準備はOKである。道上の石は濡れているにもかかわらずグリップがあり歩くのに気遣いは不要である。、幹の先端から七本の枝が伸びる七本杉を通過してから標識で「苔むす森」に突入。言葉通り森が鬱蒼として苔が周りをびっしりと覆っている。ここでも次から次に現れる屋久杉の巨木に感動しながら木階段や石畳を歩いて登って行く。左が苔の鎧をまとった「武家杉」、右は白銀の樹皮が目立つ「公家杉」を通過すると「辻峠(」(白谷小屋から900m)となり、太鼓岩への分岐が左に現れる。太鼓岩へは上り10分、下り15分の周回コースとなっている。立ち寄る予定であったが今回はこの天候状況であれば展望もないだろうからとスキップすることに決定。

 辻峠からは下り道となる。すぐ前方には巨大な岩が道の上に被さっている。「辻の岩屋」である。落ちてきそうな感じなので皆さんが気休めに突っかい棒を置いてある。相変わらずガスがかかっているので黙々と歩くのみである。雨は何とか持ってくれている。切株が敷かれた整備されたしっかりした道である。また所々にはテープのマークが付けられている。

 楠川(くすかわ)分かれでトロッコ道に突き当たる。左に折れて、ここからはほぼ平坦なトロッコ線路上を所々鉄橋ならぬ木橋を渡り、延々と歩いて行くことになる(3.8Km)。この荒川登山口からの安房歩道コースは縄文杉までの人気コースでガイド付きの観光客が多く歩いている。大きなリュックを背負った我々の方に違和感がある。10分ほどで右側に新しそうなロッジ風のトイレ(小林製薬と阪急交通社のトイレ)がある。一代目の倒木の上に、二代目が育ち、二代目の切株の上に三代目が育っている「三代杉」、「仁王杉(阿形)」を眺めながら淡々と歩みを進める。遥か左下方には安房川の流れが一部、滝となって大きな音を立てている。トロッコ道歩きに飽きた頃にやっと終点となりその先には2階建ての立派なトイレが設置されている。近くの水場で水を補給して休憩していると大きなリュックを背負ったヨレーヌ到着、再会する。試しに彼女のリュックをもって見るとかなり重たい。多分12Kg位と思うが身長は160cm位と思うがその体力には感心する。

 終点から少し戻った所の支流横にある木階段で右に折れて「大株歩道」に入っていく。ここからは勾配は急激となり、階段や岩場を登っていかなければならない。トロッコ道で楽をしていたのでしんどく感じる。巨木の張り出す木の根に注意しながらが次から次と現れる古木を見ていくと更に感銘を受けるがそれも段々見慣れてくる。やがて世界自然遺産の地域に入り込んだのか道筋にはロープが張られている。

 ウィルソン株では登山者に交じって多くの若い女性が集まっていた。株の内部は空洞でかなり広く大人20人は十分に入れそうである。お目当てはSNS用に株の内部から見上げると見ることができるハートマークの撮影である。私もミーハー(古い~)になり写真撮影をするがハートを送る相手もいないし何の感動、値打も無い。ここまで白雲峡から8.3Km、縄文杉まで1.9Km、宮之浦岳まで8.3Kmと表示されている。付近には赤色のつるつる幹のヒメシャラの木が数多くなる。このコースも木階段があちこちに整備されている。途中の展望地では左側に見えるはずの山々をガスのため全く見ることはできなかった。「大王杉」や枝がつながっている「夫婦杉」を写真を収めた後、待望の樹齢数千年、幹周り16.4mの「縄文杉」に到着。ここも観光客の多さにびっくりする。貴重木だけに縄文杉には近づくことができず、周りに設置された南北2ヵ所の展望デッキからしか見ることはできない。

 縄文杉のすぐ先にある東屋が空いていたのでここで昼食をとる。気温は朝より下がってきて12℃まで低下する。食後、10分ほどで高塚小屋となる。ログ風の細長い建物で内部はちらり見では綺麗そうである。新高塚小屋まではここから1.7Kmと案内されている。ヤクシマヤクシマシャクナゲの木を多く見かけるようになると新高塚小屋は近い。小屋手前でヨレーヌが水を汲みに来ているのに出会う。どうも我々が東屋で昼食中に追い抜かれたようだ。

 新高塚小屋は収容人数60名とされているが湿気てて古ぼけた感じの小屋である。すでに何人かの人が滞在している。早速、上部棚に寝床を確保する。小屋内にはロープが張られておりハンガーも有ったので濡れた物を干すには便利である。しかしこう湿度が高ければ濡れ物も乾かず。
 水場は小屋手前にもあるが小屋から出てデッキを少し歩くと左下側にある。その反対側の右にはトイレが4つ。簡易トイレ用が一つある。今日の宿泊もゆっくりできると思っていたがそうこうする内に段々宿泊者が増えてくる。
 夕食後には薄暗くなり、もうやってくる人はいないだろうと思っていたが更に外人が別々に二人やってくる。どうも外人は時間に余裕を持って行動していないようだ。最終的には結構、室内は満員となる。
 この小屋ではネズミが良く出るとの事前情報から食べ物、ゴミ袋はロープに吊るして用心していたが幸いにも当日は全くその気配はなかった。雨のせいかそれとも関係部署でそれなりの処置をして頂いたのだろうか。
 明け方には誰かが星空が見えると囁いていたので外に出てみると周りの木々のため視野は狭いが満天の星であった。ようやく晴れの中の登山ができると本日の眺望を期待してもう一寝入り。

幹周り8.3m七本杉→ 巨木杉が次々に現れる→ 「苔むす森」に入っていく→
うっそうとした森中→ 左が武家杉、右が公家杉→ かみなりおんじ→
辻峠→ 辻の岩屋→ 岩の上に簾のように根が伸びている→
見上げるような巨木杉→ 木株で敷かれた登山道→ 楠川分れでトロッコ道(安房道)に出る→
緩やかなトロッコ道を歩く→ 道端には古株が点々と→ 森を縫って延々と続く→
三代杉→ 仁王杉(阿形) 吽形は倒木→ かなり左下を滝が流れている→
トロッコ道を離れ大株道へ→ 結構きつい登り→ 巨木の間を進む→
ウィルソン株→ 「ウィルソン株」の中から見あげたハートマーク→ ウィルソン株を横から見る→
厳しい道が続く→ 古株の間を抜ける→ 古株から色々な木が成長している→
切株更新→ 大王杉→ 夫婦杉→
古木を横目に→ 木の根のトンネル→ 縄文杉→
ロッジ風の高塚小屋→ 木々の中にある新高塚小屋に到着→ 新高塚小屋内部→
 
大きなヒメシャラと新高塚小屋の裏手→ 小屋前デッキの先の左に水場、右にトイレ→

 すでに多くの登山者は出発していて最終組で出発する。皆さんご来光を見るために早立ちをしたのだろうか。待ちに待った晴天で朝日を浴びながら、心も軽やかに歩き出す。直ぐに登りとなり、高度を上げていく。

 第一展望台に近づくにつれ道端にはヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花)が多く見かけるようになる。去年は生り年であったらしいのでが今年は裏年のため蕾さえ無い状況であり花を見ることができず残念である。第一展望台ではあまり視界は良くないので休憩のみにして両側にある巨岩の間を通り抜け、一旦下って登り返して第二展望台に到着。今まで杉しか撮ってこなかったが今回の登山で初めての眺望であり、感動もひとしお、翁岳(おきなだけ)と宮之浦岳をバックに風景写真を収める。新高塚小屋で一緒だったチェコ人も気持ちよさそうだ。その先では平たん路となり、ヤクシマシャクナゲも群生地となりトンネルにもなっている。右手に巨岩の坊主岩が現れる。言い得て妙 である。しばらくすると正面には永田岳が見え始めるなどやっと屋久島の雄大な景色を十分堪能できる。

 樹林帯を抜け、この先の山腹は一面のヤクザサ(屋久笹)に覆われ、なだらかな高原の中に巨大な花崗岩が点在している。開放的な山道を平石の展望台へ向って登っていく。所々にはしっかりした木階段が設置されている。途中で水場があるがやはり沢水である。焼野三叉路となり右は永田岳への永田歩道である。

 九州地方の最高峰、宮之浦岳頂上に到着。行く手には栗生岳(くりお)、その奥に翁岳と安房岳と投石岳(なげしだけ)が姿を現している。しかしガスのため遠望は利かず海は見ることはできない。ここから花之江河(はなのえごう)までは3.6Kmである。

 一旦下り、卵岩を左に見る。栗生岳の頂上には巨大な花崗岩からなり、山頂直下の岩屋には祠があり、中に入ってみると一品宝珠大権現を祀られている。しばらくは翁岳、安房岳、投石岳を左に眺めながら岩盤の沢筋を下っていく。左手にはローソク岩も見えてくる。次から次と巨大な奇岩が現れ、目を楽しませてくれる。本来であれば各頂上にもトライしたいのだがタクシーも予約しているので先を急がないといけない。登り返すと黒味分れで右に行くと黒味岳への道である。数は少なくなったが相変わらずヤクシマシャクナゲがあちこちに自生している。

 多くの岩場や鎖場に手間取りながら激坂を下っていくと花之江河(はなのえごう)に到着。ここで昼食とする。この辺りは湿原地で広々とした平原となっている。ここには時々ヤクシカ(屋久鹿)も出没するようであるがその気配は全く無し。遊歩道の奥には栗生(くろ)歩道、湯泊(ゆどまり)歩道があるが柵で遮られ道が荒れているので注意と表示されていた。ここからは標高1831mの黒味岳を仰ぎ見ることができる。タクシーの時間確認のため連絡をしなければならないがドコモ、ソフトバンク共にこの辺りは通じない。

 ヤクスギの枯存木等に囲まれた泥炭層の小花之江(こはなのえごう)も湿原で木道で横断していく。高盤岳展望所では右上になだらかな三角形の高盤岳(こうばんだけ1711m)の頂上に、「トーフ岩」と名付けられた奇岩が乗っている。大きく5つに綺麗に切断されている。みんなが納得する名前である。行ってみたいな!

 淀川の木橋を渡ると淀川小屋。水がゆったり流れている平坦な河原の横にあり、静寂で雰囲気のあるログ風の小屋である。ここで淀川の澄んだ沢水を補給して山を巻いてアップダウンを繰り返して薄暗い山道を抜けていくがここでも結構、巨木を見かける。最後の厳しい道を下っていくと淀川登山口となる。車が10台ほど駐車しているがほとんどはレンタカーである。頼んでいたタクシーに乗車して「紀元杉」を見学のため、ちょっと立ち寄り、ヤクスギランドを通過して安房林道の入口にある牧野のバス停で下車。宮之浦行きバス(890円)が来るまで目の前にある店で久しぶりのビールを購入、美味しく頂いてバスを待つ。次の安房バス停では他の登山者と一緒にヨレーヌが乗ってきた。よく会うものだ。同じ行程なので当然か。

 屋久島町にある屋久島高校前の民宿「屋久島」(2食付き9500円)に到着。早速2日間の汗を流して一息ついて夕食。まずはビールで完歩を祝して乾杯。出されたトビウオの刺身と姿揚げを頂く。姿揚げは骨以外はすべて食べることができると説明があったのでその通りおいしく頂く。

新高塚小屋を出発 宮之浦岳まで3.5Km→ 待望の朝日に照らされる。→ ごろごろ岩場を歩く→
第一展望台の後、巨岩の間を通り抜ける→ ヤクシマシャクナゲの群生を通り抜ける→ 第二展望台に到着 やっと展望が開ける→
正面に永田岳→ 右側に巨大な岩「坊主岩」→ 宮之浦岳まで2.1Km→
平石展望台手前のピークへ→ 開放的な登山道→ 平石展望台へ→
花崗岩の中に長方形の白い結晶(正長石と言うらしい)→ 振り返っての熊笹原の展望→
平石展望台から宮之浦岳が見えてきた→ 焼野三叉路 右手に折れると永田岳へ→ イルカの口?→
宮之浦岳頂上→ 振り返って永田岳→
卵岩→ 手前に栗生岳 奥に左から翁岳と安房岳と投石岳(なげしだけ)→
ヤクザサ高原を栗生岳へ→ ローソク岩→ この上に水場→
翁岳、安房岳、投石岳を左に沢筋を登っていく→ 正面に投石岳→ 右側はヤクシマシャクナゲの後に黒味岳→
鎖場を慎重に下る→ 花之江河湿原で昼食→ 小花之江河湿原→
高盤岳の頂上にあるトーフ岩→ 淀川小屋→ 淀川登山口→

 朝起きるとすでに裏手の海岸に探検に出かけていたにっしゃんからの呼び出しで民宿の裏手にある海岸に散歩に出る。道端にはサトウキビ、バナナの木、ブーゲンビリアも植生している。さすが南国である。海岸には山中の花崗岩と違って黒い岩(熊毛層群?)が波に洗われている。この辺りは東シナ海と太平洋の境であろう足元には珊瑚礁の欠片があちこちに打ち上げられている。

 朝食後、午後の連絡船まで時間があるため島内を一周(100Km)することに意見が一致したので民宿までレンタカー屋に迎えに来てもらい、2時間の予定でカローラをを借りる。反時計回りに走行して目に付いた観光地を適当に観光することにする。

 まずは北に位置する「志戸子(しとこ)ガジュマル園」(200円)では樹齢500年以上といわれる巨大なガジュマルをはじめ、クワズイモや亜熱帯の植物が多く見られる。次に北西部で道路から600m程細い道を進むと永田岬にある真っ白な「屋久島灯台」に突き当たる。青空によく映えている。灯台裏手から口永良部島が眺めることができる。竹島、硫黄島は霞で見ることはできない。
 島の西側(西部林道)では短い脚が特徴のヤクシカ(屋久鹿)や毛繕いをしているヤクシマザル(屋久島猿)が道路まで出てきてのんびりとしている。赤ちゃん猿もいる。襲ってこないのを知っているのか少々近づいても逃げもしない。おかげで撮影は十分にできた。
 更に南下して永田岳から流れてきた落差88mと迫力ある「大川(おおこ)の滝」を見物、そこの出店で屋久杉の匂いが半端でないストラップ(500円)を購入する。布でこすると匂いは復活すると説明を受ける。
 しばらく走行していると何やらロケをしているグループを見かける。近づいてみると出川哲郎が居るではないか。聞いてみると「充電させてもらえますか」の番組の収録中であった。意外な所で出会ったものだ。
 南部にある平内海中温泉は干潮時でないと入浴できないのでスキップする。尾之間(おのあいだ)では花崗岩が一気にそそり立つ独特の姿の「モッチョム岳」を眺める。南東部の平野で急遽、入店した茶屋「ひらの」ではお任せ昼食(2160円)を頼んだところトビウオの姿揚げ、亀の手の味噌汁を含む豪華な食事が出てきた。満足して食した後、目の前に三岳酒造工場があり屋久島の軟水で作られている「三岳」焼酎をお土産に購入する。その後、安房港近くの「武田館」で土産物で時間を潰す。

 私以外の皆さんは安房港から高速船トッピーで鹿児島港に向かうためここでお別れ。私のみ開聞岳に登るために宮之浦港まで行き、レンタカーを返却してから指宿に向かうためネットで予約していた高速船トッピー&ロケット(7400円)に乗船。

民宿の裏手の海岸→ 「志戸子ガジュマル園」の立派なガジュマル→
永田岬にある屋久島灯台 灯台の中には入れない→ 屋久鹿と屋久猿が一緒に道路でのんびりと→
落差88mの大川(おうこ)の滝→ 出川哲郎と堀田茜ちゃんの番組収録風景→
花崗岩の急峻なモッチョム岳→ 茶屋「ひらの」での20皿の豪華な昼食→
「ふれあいパーク屋久島」から見た椨川(たぶがわ)海岸→ 宮之浦港での高速船トッピー&ロケット

 雨量で日本の1、2位を争う場所であるので今回の山旅では3日の内2日が小雨交じりの天気であり、ガスで薄暗いため写真も手振れ、光量不足で十分な撮影ができなかった。当然、眺望も利かず自分の周りしか見ることができなかった。幸いにも唯一3日目だけ何とか晴れとなり、視界は広がる。しかし遠望は利かず海を見ることはできなかった。同じ日程で反対側から登ってきた人の話では全く雨が降らなかったとのこと。

 本土では沢水は飲むなと言われていたがここでの水場は全て流れる沢水であった。多量の雨量のため問題ないのだろうか?登山中には残念ながら動物は全く見かけなかった。他人のブログでは沢山写っていたのに)
 今回のコースでは通常トイレが有ったため簡易トイレキットを使用せずに済んだが道中には所々に簡易トイレブースが設置されている。

 屋久島は独特の生態系をしているのでどこに行っても興味ある自然が沢山ある。雨さえなければ何度でも来たい所である。
 私達の一週間後(18日(日))に屋久島に半日で291ミリの降水量を観測(50年に一度)。「縄文杉」に向かう県道が陥没するなどし、登山者ら少なくとも計300人を超える人々が孤立したとの報道があった。ラッキーであった。

参考WEB
 屋久島ポータルサイト

反省点
 クレジットカードとスマホPAYが使えると思い、持っていく現金を少なくしていたのだが屋久島内には現金払いの所が多く、現金が底をついてしまったがATMを使えるコンビニ、郵便局もほとんど無かったので心細かった。鹿児島市内でやっとATMが利用できた。

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