Mickey-sonのホーム山の部屋登山の紀行→兵庫県→大倉山、屋敷台

登山の記録  兵庫県

大倉山(おおくらやま) 屋敷台(やしきだい)登山

地図でコースを見る  所要時間 5:40  水平歩行距離 12.8Km 累積標高 ±870m

【日  時】 2020年4月23日(木)
【山  名】 大倉山 519.9mH 屋敷台 457mH
【山  域】 兵庫県たつの市中垣内
【天  候】 晴れ
【メンバー】 Mickey-son 1名
【コース 】 西の峠駐車場(380mH)9:50→大倉山登山口(365mH)9:55→カリヨン(400mH)10:00→尾根分岐(515mH)10:20→大倉山頂上(519.9mH)10:25→展望台(515mH)10:40~:45→大成池(405mH)11:00→新池堰堤(340mH)11:35→十字路鞍部(290mH)11:50→水争い遺称地(300mH)11:55→亀の池(345mH)12:05~12:35→亀岩(360mH)12:40→井関神社の奥宮(310mH)12:55~13:00→十字路鞍部(290mH)13:05→新池堰堤(340mH)13:30→大成池堰堤(405mH)13:40→割れ岩登山口(405mH)13:50→ピーク(460mH)14:00→楓池下山口(325mH)14:10→楓池(320mH)14:15~:20→トンボ池登山口(310mH)14:25→菖蒲谷駐車場(375mH)14:45→西の峠駐車場(380mH)14:55~15:00→屋敷台登山口(380mH)15:00→屋敷台(457mH)15:15→アカマツ林山頂上(436mH)15:20→西の峠駐車場15:30

 今回もコロナウィルスで不要不急の外出が制限されている中、途中何処にも寄らずに自然を相手に山登りに出かける。ハイキング的な山のため大倉山(たつの市で一番高い山)だけでなく周辺の見所まで足を延ばす。

 今回の予定コースの出発地点である菖蒲谷森林公園の大倉山登山口まで長いドライブウェイを車で登ることになる。途中のヘアピンカーブの道路端にお地蔵さんの横に湧水場を見つけたので停車してペットボトルに水を補給する。
その後、「西の峠池」の先に在る駐車場があるのでここに止めて登山をスタートする。シャツ2枚では少し肌寒い。
 一旦来た道を戻り、「西の峠池」に向かう。「西の峠池」に下りて堰堤を進んでいくと遊歩道の登山口となる。すぐ右には井関神社登山口までへの山道が見える。多くのベンチや東屋を左見て緩やかに登っていくと正面に「カリヨン」が現れる。折角なので譜面に番号が振られているのでその番号の鐘を鳴らして赤とんぼの曲を奏でる。まあまあの演奏。その先からはドウダンツツジが数多く植えられ小さな白い花を咲かせている山道となる。

 直ぐに道は大きく右に曲がるようになっているがそのままショートカットして急な斜面をほんの少し登れば大倉山の尾根道に辿れそうである。と思ったが何分にも軟弱者のためその考えを破棄して予定のコース通りに進んでいく。今度は左にUターンすると大倉山への尾根道の鞍部に出る。
 右に折れ、幅広い尾根道を250m程緩やかに登っていくと直ぐに大岩がゴロゴロ転がっている二等三角点の大倉山頂上となる。その裏手には祠もある。その先には山道が2方向見え、その一つは「中垣内教育キャンプ場」に下っていく山道のようである。頂上は樹木に囲まれて展望は無し。ゆっくり歩いてきたにもかかわらず登りだしてから頂上まで30分位しかかかっていない。あっけない登頂制覇である。現場にあった温度計では6℃である。

 早々に来た道を戻り、先ほど登ってきた分岐を通り過ぎてから少し登るとサウンドスコープのある展望デッキとなる。折角のデッキではあるが南側だけの視野の狭い展望しか無い。大きなメガホン形のサウンドスコープに耳を傾けるが向きを変えてもヴォーと鳴っているだけで周りには小鳥のさえずりがしているのに何も聞こえてこない。
 「大成池」を目指して下っていくが途中、道は分かれており、どちらの道を進むべきか悩むが尾根道を選択して進んでいくと先ほどの道と合流している。その後も度々道は分かれており、中には違う方向に向かっているようで色々な道があるみたいだ。オートバイは禁止されているがどうもマウンティンバイクのコースになっているようである。

 車道に下山、正面には帰りに歩く予定コースの道が続いているが先ずは右に折れ、「大成池(おおなるいけ)」へと向かう。池の左岸をを歩いて行く。「大成池」の奥側の堰堤に出てから更に「新池(しんいけ)」を目指す。地理院の地図では「新池」まで道は谷の右岸に記載されているので堰堤の奥(西側)まで進み、大げさな赤いマーキングテープもあるので安心して谷を左に見ながら歩いて行く。しかし、やがて藪状態となり道は判然としなくなる。まあ谷沿いに歩けば「新池」に到着するのだろうけどこの藪状態では時間がかかりそうなので堰堤の東側に橋が架かっていたのを見かけていたのでそこまで戻ることにする。約30程ロスした。

 やはりこの橋を渡るのが正解で近畿自然歩道となりしっかりした道が続いているので遅れを取り戻すため谷を右側に見ながら大成山国有林の中、どんどん進んでいく。途中で谷を渡渉して今度は谷を左側に見ながら鬱蒼とした森の中、時々湿地帯を歩いて行く。「新池」が左手に見え出すと「新池」堰堤に到着。ここで男性親子とすれ違う。朝から唯一見かけた人達である。

 亀の池(きのいけ)まで足を延ばすため「新池」の堰堤突き当りまで行くがそこからの道も二手に分かれている。左の道を選択して小ピークまで急坂を登り、下っていくとやがてT字路となり標識には左は市野保(いちのほ)へは80分、右は亀の池まで30分と書かれている。右に折れてから鞍部になると今度は十字路となり、左は市野保60分、右は中垣内45分と書かれている。次にも右手に「新池」の案内がある。これだけ色々なルートがあれば初めて来た者にとってはどの道を行けばいいのか判断に迷ってしまう。

 「水争い遺称地」の案内板が立っている。その謂れを見ると「亀の池」から流れ出る水の分量をめぐって中垣内村と越部村とが争いになり、石垣を築いて人為的に水の流れを変えたと記されている。水については死活問題であったのだろう。「亀の池」からちょろちょろと流れ出している平らな岩床を登っていくと「新池」の堰堤に到着。右手には更に「亀山」(きのやま)?への道が続いている。ここで昼食とする。

途中で湧水を給水→ 車で登っていき峠の広い駐車場に車を止める→ 駐車場から大倉山登山口へ向かう→
西の峠池の堰堤を歩いて行く→ 遊歩道の大倉山登山口→ 先にカリヨンが見えてくる→
ドウダンツツジの咲く山道となる→ 大倉山の稜線に出る→ 二等三角点のある大倉山頂上→
サウンドスコープのある展望台に出る→ 幅人い道が並行して存在→ 下山後、大成池へ向かう→
大成池に出て左岸を進んでいく→ 大成山国有林の中をを歩いて行く→ 新池の堰堤に出る→
新池の堰堤より亀山と的場山を望む→ 左手に凸凹の岩が→ 鞍部で十字路→
水争い遺称地の石垣→ 亀の池からの水が岩床を流れ出る→ 亀の池に到着→

 昼食後は「新池」の堰堤を歩き、亀石を再び見学に行く。ここには以前に的場山からの新龍アルプスを縦走した時に訪れた場所である。「城山城」までは1Kmと記されている。撮影した後、Uターンして大成池まで戻る。
 「水争い遺称地」を過ぎてから左側に50mで「井関神社の奥宮」の案内があったので覗きに行ってみる。巨岩が現れ、これを御祭神としたとてもお宮と思えないようなトタン葺きの建物の下には小さな灯篭と狛犬が鎮座した祠がある。すぐ下の参道には鳥居もある。

 この後は往った道をどんどん下って行くが新池が見える頃に小さなピーク(往きの時は全く問題なく通り過ぎた場所)で全く気が付かず道を間違えてしまった。間違った道もしっかりした道であるため雰囲気が違うと感じるまで200mぐらいは進んでいく。スマホのGPS確認してこのまま行くと在らぬ方向に行ってしまうと判り、分岐となるピークまで戻り改めて右手の道を採る。本日二度目のコースミスである。

 「大成池」に到着して今朝、「大倉山」から下ってきた所から反対側(右に曲がる)にある幅広いハイキング道に入り、「割れ岩」を見物に行くことにする。早速、岩の割れ目から木が生えている岩に出会うのでこれからもっと立派な割れ岩が見られると思い先を進んでいく。小ピークを過ぎた所で左に下っていく丸太階段を見かけるが無視してそのままハイキング道を下っていく。。少し歩いてから左下方に大石が見かけるが割れ岩はもっと先だと思い込んでいたので足を進める。予想していた所に来ても「割れ岩」は見かけることは無かった。先ほどの岩が多分目的の岩だったのだろう。見逃した。残念。

 アップダウンを繰り返し、ピークを越えてからんどん下っていく。道はザレ場となり自転車の轍が残っているのを多く見かけ始めるとあちこちに道を見かけ、マウンティングバイクで色々なコースを走行できるようになっている。実際いろんな大会も実施されて人気のある場所らしい。

 楓池に通じる道に下山して右に折れ50m程進んでいくと楓池湖畔となる。引き返すと先にはトンボ池に流れ込む沢を渡るための渡し橋が見える。その手前には炭焼き窟もある。湿地帯を渡り、周回路の車道に出てから正面にあるトンボ池登山口から再び山の中に入り、菖蒲谷公園を目指す。

 登って直ぐに道はシダに覆われてくるので少し不安になるが通り抜けると再びしっかりとした道となる。尾根道を進んでいき、菖蒲園の北側を下っていくと菖蒲谷駐車場があり大成池へ向かう車道に出る。車道に出て右に進んでいくと駐車しているマイカーまで戻る。しばらくオフロードバイクで遊びに来ている人とオフロードの近況などで談笑する。

 駐車場すぐ横にある反対側の登山口から「屋敷台」を目指して再度登山を開始する。蛇行しながら登っていくと途中に牧場の案内標識がある。それによるとこの地はかつては牧場であり、この場所が牧草の有り無しの境であると説明されている。成程、牧場に適した緩い傾斜の広々とした場所である。更に登って尾根に取り付くと疎い幅広い尾根筋となり、疎林となっている。分岐が現れ、左は「アカマツ山」頂上へ、右は「屋敷台」となっている。まずは右に曲がって100m程行くとベンチが在る屋敷台に到着。南側に展望が開けていて霞んではいるがかろうじて瀬戸内海が見えている。奥の西側には紀功碑に下る道が続いている。
 一旦戻り、「アカマツ山」へ向かう。ここも疎林で平地である。やはり南側に視界が広がっている。西の峠まで下りて終了。本日はかなり歩いたがあまり疲れは無くやはりハイキングの山である。

2年ぶりに亀岩に対面→ Uターン このまま先に進めば城山城へ→ 井関神社の奥宮に立ち寄る
無事、新池に戻ってくる→ 大成池に到着→ 岩の割れ目から木が生えている→
楓池近くに出て右に折れる→ 右に折れるとすぐに楓池→ 楓池から湿地帯にある渡し橋→
渡し橋付近に炭焼き窟→ 車道反対側にあるトンボ池登山口→ 左に轍の残る道が下っている→
ツツジとヒョウタンボク?の花 大成池へ向かう車道に出る→ 屋敷台への登山口→
屋敷台頂上→ 展望台からの南側の眺め→ アカマツ林山頂上

 今回もひとけの無い静かな登山であった。森林公園と銘打っているだけにあちこちにルートがあり、行く手の判断に迷う。遊歩道では案内表示も設置されているが如何せんメンテされていないため文字が読み取れないのが多い。何処の管轄か判らないが整備をお願いしたいところである。そうなれば色々なコースを楽しめる山でもある。しかし展望個所はごく限られた所しか無く、ほとんどが樹林の中の歩きのため森林浴用である。
 トレール競技やまた道幅が広いためマウンティンバイクにも利用されている。

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