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登山の記録  兵庫県

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 弘浪山(こうろうさん)登山

地図でコースを見る  所要時間 6:20  水平歩行距離 6.9Km

【日  時】 2017年6月14日(水)
【山  名】 弘浪山 519.9m 
【山  域】 兵庫県氷上市
【天  候】 晴れ
【メンバー】 白馬 和田 ISO208 Mickey-son 4名
【コース 】 瀧龍神社前(105mH)9:45→黒田登山口(100mH)9:55→5合目(255mH)10:15→展望所(340mH)10:30→盗人くずし(385mH)10:45→高山寺跡(395mH)10:55→弘浪山頂上(519.9mH)11:30~12:30→大岩(420mH)14:00→峠(360mH)14:45→ゴルフ場(175mH)15:20→豊村稲荷大明神(135mH)15:50→瀧龍神社前16:05

 車中でコースを検討した結果、黒田登山口(千日さん参道)から登ることにする。国道175号線を北上してから県道109号線に入り、井関農機の北側の道路沿いに黒田登山口があるが周りに駐車場が無いため少し戻り、道路から少し入った瀧龍神社前に置かしてもらうことにした。

 登山準備して一旦県道109号線に出て北上すると道路脇の茂みの中に登山口の看板がある。直ぐ目の前にある防獣扉を開け、植林地の中の道をジグザグに登って行く。植林地を出ると雑木林となり5合目を過ぎ、後を振り返ると東側に今日、初めて氷上町内の展望が開ける。またしばらく樹間を登って行く。大きな岩場が現れると展望所の立て札が立っており、2度目の展望所となる。先ほどより広範囲に南側にも氷上町全体が展望できる。ここから尾根道となる。

 左側に先ほどの展望所から見えた断崖絶壁の岩稜の上部に出る。ここが「盗人くずし」の崖上部である。しかし木々が成長してきており、他のウェブサイトで見るような絶壁感は無い。ここからは巻き道を進むことになる。柿柴登山口分岐に到着して左に折れると平らな場所に出るがヒノキが乱立した薄暗い「高山寺跡」となる。天平時代(761年)に法道仙人の開基と伝えられていて仁王門跡、鐘楼跡、本堂跡がある。近くには五輪塔がまとめられており、幹が5、6本ある天然記念物の老木の大イチョウもある。

 右には柿柴登山口に合流するコースもあるが左に折れて案内板に指示された弘浪山最短ルートを選択する。かなりの急勾配であり、滑りやすいので苦労しながら木々に摑まって登って行く。樹間のため見るべきものが無いので黙々と登るのみ。

 4等三角点のある弘浪山頂上は周りが伐採されて東から西まで眺望できるように整備されている。今日は晴天で日差しがきついため頂上を通り過ぎた日陰で昼食とする。ついこの前まではひなたを探していたのに人間は現金なものである。

瀧龍神社手前に駐車→ 黒田の登山口にある案内標識→ 5合目(昔の休場跡)の標識→
この岩の上に展望所がある→ 高山寺跡→ 立派な大イチョウ→
高山寺跡から最短ルートを選択→ 4等三角点のある弘浪山頂上→ 左端が白山 右端が篠ヶ峰→

 昼食後は東峰山経由、篠ヶ峰への縦走路を進み、途中で南に下りゴルフ場に出るコースで下山することにする。あまり深く考えずにそのまま直進的に尾根を下って次のピークまでいくが左下方に関西池田記念墓地が見えてくる。我々の行こうとしているルートでは右側に見えるはずなのでルートが間違っていることに気づく。このルートは柿柴コースに入っていたのである。早めに気づいてよかった。頂上手前まで引き返し、右手に折れ尾根道を下って予定ルートに入る。いきなりの失敗で嫌な予感がする。

 尾根筋の右側に1本の鎖が支柱につけられてずーと続いている。最初は鎖場かと思っていたがやがて鎖に「関西池田記念墓地公園の敷地のため立ち入らないでください」との注意書きがあったのでやっと敷地境界用と判る。しかし誰もここまで登って来て入ろうとはしないだろう。しかしさすが創価学会である。無駄なお金を使っている。右下に時々見える墓地はアメリカのアーリントン国立墓地を彷彿とさせるがごとく広大な敷地に整然と墓が並んでいる。再びさすが創価学会。

 不安が的中して岩稜が現れる頃になると道は不鮮明となり、幼松、馬酔木、いばらなどが生い茂り、行く手を阻んでいる。藪漕ぎ開始である。ルートを探りながら彷徨い歩いて行くが結局、境界用鎖に沿って下っていくのが正解のようだ。マーキングテープも全然無いし、歩く人が少ないようなので段々、道も不明瞭になってきたのだろう。。もっとしっかりした道と思っていたので当てが外れてしまった。左右の山肌には急峻な岩稜が見られる。。

 ピーク353の手前鞍部に左右に峠道があるが道は鮮明ではない。もっと先にある南に下るルートで下山するつもりもあったが藪漕ぎで疲れたため早めにここから「ひかみゴルフ場」に下ることにする。しばらくは獣道か作業道か判らない踏み跡を東方向に進んでいくがやがてその道も途絶えたため急な傾斜の谷筋を適当に下っていく。比較的幅広い谷間である。石ころがゴロゴロした所になると傾斜は緩くなる。

 「ひかみカントリークラブ」のネットが見えだすと付近には練習場からのゴルフボールがあちこちに沢山転がっている。練習場の裏に到着すると登山は終了で、ネット沿いに歩き、ゴルフ場の中の舗装路をクラブハウスの前を通り、ゴルフ場入り口の門を抜けて行く。途中、左に豊村稲荷大明神を見てから県道109号線に出て200m位歩き左側の生活路を進むと車に到着。

岩場の先から藪漕ぎ状態→ 尾根の右側からは関西池田記念墓地の私有地→ 松や馬酔木、いばらの連続→
左右の山肌には大きな岩稜が露出している→ 峠道で左に下る→ ルートか獣道かわからない→
下山口の植林地を振り返る→ ゴルフ場内の練習場横を進む→ 「ひかみカントリークラブ」の玄関口→
左に神社→ 更に左に豊村稲荷大明神

 周りの山にはあちこちに露出したクライミングができるほどの絶壁の岩稜が見られる。岩でできた山のようである。今回のルートでは見どころは歴史的な高山寺跡ぐらいであまりお勧めできる山ではなかった。
 帰りは水曜日のためほとんどの温泉は休館日のため風呂に入れず

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